No.149 為替と米国債単価はトレードオフ!
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為替と米国債単価はトレードオフの関係です。アメリカの金利上昇局面では利回りが上昇し、米国債単価が下落、為替は円安に。 金利の下落局面では利回りも下落し、米国債の単価は上昇、為替は円高に。
2020年4月から現在まで、市況が大きく動く中で、様々な数値は実際どのような動きをしたのでしょうか。 米国債を円貨で買い付ける場合の精算代金に、より影響を与えたのは単価と為替のどちらだったのかも検証します。
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昨今、為替の変動やアメリカの政策金利引き下げなど、米国債購入のタイミングに悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以前の動画でも、何度か「米国債購入のタイミングは為替よりもむしろ単価を重視すべき」とお話しをさせていただきました。
本日は、改めて米国債購入の単価と為替の考え方についてお話をさせていただきます。
こちらのチャートは2050年2月15日償還の米国ゼロクーポン国債の単価、額面1万ドルあたりの円ベースでの購入時約定代金、1ドルあたりの為替レートをそれぞれ指数化し、米国の政策金利を重ねたものとなります。円安が進む中、単価は下落していますが、これは今回の円安は日米金利差が拡大したことが主な要因であったことを示しています。
【図1】をご覧ください。
米国債の単価と為替の関係はトレードオフの関係で、アメリカの金利が上がり米国債の単価が下がった場合、日米金利差拡大、為替は円安ドル高になります。逆に米国の金利が下がり、米国債の単価が上がった場合は、日米金利差が縮小し、為替は円高になるということになります。
購入代金を見てみると円安よりも米国債の単価下落の影響が大きく、円安が進んでも購入代金は安くなっていったことがわかります。これは円安、つまりドルの上昇の影響よりも債券単価の下落の影響の方がが大きかったことを示しています。
【図2】をご覧ください。
2050年償還のゼロクーポン国債は金利変動による単価の変動率が大きいため、為替の変動と比べ金利の変動の影響をより大きく受けたことになります。もし、この関係が続いた場合、FRBが政策金利を下げ、日米金利差が縮まると円高に振れることが予想されますが、その場合債券の単価は上昇することに繋がります。この時2050年償還の米国ゼロクーポン国債は円高、つまりドルの下落の影響よりも債券単価の上昇の影響を大きく受け、購入代金は高くなる可能性があります。
2050年米国ゼロクーポン国債の購入は為替よりも単価に注目し、単価が安い時に購入すると、より有利になる可能性が高いと考えられます。また、今後の日米金利差は、米国の利下げ、あるいは日本の利上げによって、縮まる可能性が高いと見られています。
そのため為替の円高を予想される方も多いのも事実ですが、為替は金利差のみで変動するものではないことにも注意が必要です。先日、アメリカは政策金利を引き下げましたが、実際あまり円高にはなりませんでした。
新聞報道等ではアメリカの政策金利の動向に不透明感があることが原因との指摘もありますが、アメリカの大統領選の行方や、日本の政治動向なども影響しているとの考えもあり、年末の為替水準は1ドル139円から155円とかなり見方が割れているようです。もちろん、為替はいついくらになると言い切れるものではありません。
しかし米国債に限らず、債券は発行体が破綻しない限り額面で償還される約束があります。現状、アメリカの政策金利の引き下げに債券の単価があまり反応していない状況にあります。
利下げ前とほぼ変わらない条件で米国債を購入出来る好機が続いています。米国債も含め、米ドル建て債券投資を検討してみてはいかがでしょうか。
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