No.155 債券購入。何にいくらかかるのか検証
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債券を買ってみたい。でも、何にいくらかかるのかわからなくて心配、という方・・・ご安心ください!代金の算出方法は難しくありません。
「債券を買うときの手数料はいくらかかりますか?」 「10万ドル分欲しいから、1,500万円くらい振り込めばいいですか?」 お客さまからこのようなお問い合わせをいただきます。 実際に債券を購入する際、何にいくらかかるのでしょうか。 銘柄によって違うのはもちろんですが、ご資金がドルなのか円なのか、また利付債なのか、ゼロクーポン国債なのかによっても代金の算出方法が変わります。 利付債の場合精算代金に含まれる「経過利息」など、用語解説も含めてわかりやすく解説いたします!
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本日の動画では、債券の購入代金についてお話をいたします。
お客様より、債券購入時の手数料はいくらですか?
経過利息とは何ですか?
とのご質問をいただくことがあります。
それでは、債券の購入代金の内訳や、計算方法について考えてみたいと思います。
最初に、利息の受け取りがない分、債券価格が割り引かれている米国ゼロクーポン国債を例に見ていきましょう。
10/9のFPL証券の為替レートはTTM=148.26円でした。
では、米国債額面1万ドルの購入代金は1万ドル×148.26円=1,482,600円かというと、そうではありません!
額面とは、その債券の償還時に戻ってくる金額をいいます。たとえば額面1万ドルの米国債であれば1万米ドルで償還されます。販売単価は、その額面をいくらで買い付けるかを割合で示したものとなります。
10/9(受渡日10/15)に米国ゼロクーポン国債2050年償還を額面1万ドル、購入したとします。販売単価は35.33でしたので、買付代金は、購入額面に販売単価を%でかけることになります。
額面1万ドル×35.33%=3533ドルがこの債券の額面1万ドル買付代金となり、米ドルのご資金でお買付けされる場合はこちらが買付代金になります。
円から買い付ける場合は円を米ドルに両替が必要となります。この日の為替TTM148.26円に為替スプレッド0.5円を足して148.76円が両替時の為替となります。よって外貨買付代金×為替=3533ドル×148.76円=525,569円が円での買付代金となります。
この時、手数料をいただくことはなく、買付代金525,569円の他に頂戴するものはございません。提示されている販売単価のみで計算された金額で購入することになります。
ただし、先ほどお話しさせていたたように、円でのお買付けには為替スプレッドが加算され、このスプレッドは金額によってかわります。
【為替スプレッド】
円貨精算代金1,000万円未満 : 0.5円(50銭)
円貨精算代金1,000万円以上5,000万円未満 :0.25円(25銭)
円貨精算代金5,000万円以上 :0.05円(5銭)
この日の条件で米国ゼロクーポン国債2050年償還を額面1万ドル買い付ける場合は、当社の場合、1米ドル148.26円でお買付け代金1,000万円未満ですので、為替スプレッド0.5円を加算した148.76円がお買付けレートとなります。
続いて、毎年利息を受け取る利付債について、米国4.125%利付国債2053年償還を例に見ていきましょう。
10/9(受渡日10/15)の販売単価は101.27です。
債券本体の購入代金はゼロクーポン債と同様に額面1万ドル×101.27%=10127ドルとなりますが、ここに経過利息がプラスされた金額が購入代金となります。
【経過利息】
購入した「買い手」が「売り手」に支払う利息をさします。前回の利払い日の翌日から購入の受渡日までは買い手は債券を保有していないため、この間の利息を「売り手」に支払うことで、次回の利払い日には満額の利息を受け取れることになります。
この米国債の場合は、4.125%のクーポンが毎年2/15と8/15の2回に分けて半分ずつ、額面1万ドルの場合は税引前で206.25ドルがそれぞれ支払われます。受渡日は10/15となりますので、購入した「買い手」は前回の利払い日8月15日の翌日から受渡日10月15日までの61日間の利息を「売り手」に支払い、次回の利払い日である来年の2月15日に満額の利息を受け取ることになります。
この61日間の利息は68.38ドルと計算されますので、10127ドル+68.38ドル=10195.38ドルが米ドルベースの精算代金となります。
円から買い付ける場合は、先ほどと同様に為替レートにスプレッドを加算して、10195.38ドル×148.76円=1,516,664円が精算代金となります。
以上、基本的な債券の購入代金についてお話しをさせていただきました。
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