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No.130 債券を含むポートフォリオーGPIFの場合

YoutubeNo.130 文字起こし

分散投資はリスクヘッジの基本です。世の中には様々な運用手段がありますが、なかでも伝統的な手法である“債券運用”と“株式運用”。
「どの程度の資金をどのような運用とするのか。」
今回はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のデータを例に、ポートフォリオを組み立てるプロセスや実際の運用について、解説します。

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お客様から、運用資産のポートフォリオはどのように組み合わせたらよいのかとご質問をいただくことがあります。
結論から申し上げますと、すべての人に共通した最適なポートフォリオというものはございません。ポートフォリオはお客様のニーズや状況によってそれぞれ違ってくるからです。本日はひとつの参考として日本の公的年金を運用している「GPIF」(ジーピーアイエフ/年金積立金管理運用独立行政法人)が発表しているポートフォリオから、運用手法も含め簡単にご紹介したいと思います。

【GPIFの基本ポートフォリオに関する資料】

資料1はGPIFから発表されている基本ポートフォリオです。各資産を債券、株式に分類し、さらにそれぞれを国内・外国に分類し運用をしています。各資産の基本ポートフォリオは2020年4月1日から変更されています。以前は国内債券の割合が35%、外国債券の割合が15%、国内、外国の株式の割合がそれぞれ25%となっていましたが、現在は国内債券の割合を10%減らし、その分外国債券の割合を増やしたことで、4つの資産すべての構成割合が25%と同じ割合になっています。国内の低金利の影響で、国内債券の割合が低下したものと思われます。

【2022年度・2023年度 GPIFの運用資産・構成割合】

今年3月末の実際のポートフォリオは表1のようになっており、ほぼ基本ポートフォリオの構成割合で運用されています。2023年度は国内外の株式の値上がりが寄与し、運用成績はプラス22.67%にのぼったとのことですが、表2にある2022年3月末と比較しても株式の資産構成割合は、殆ど変化していないことがわかります。これは、“リバランス”と言われる資産の再配分、つまり株式の値上がりにより割合が増えた場合には、売却などで割合を減らし、その売却した資金で割合が少なくなった資産を買い増しすることで、基本ポートフォリオの構成割合に近づける修正を行った結果と考えられます。FPL証券としては保有している債券や株式に預貯金を加えた金融資産トータルから、まずは銀行預金以外の運用に回す金額を決め、さらに、投資の目的や、ご自身のリスク選好度合いで債券、株式の割合を決めていくのが適切ではないかと考えています。
株式市場が活況な昨今、株式の割合が高くなっている方も多いかもしれませんが、“リバランス”という考え方で株式の割合が増えすぎないようにすることも重要なポートフォリオ戦略と言えます。


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