No.163 トランプトレード後 米国債のいま
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トランプトレード後、安全資産の代名詞「米国債」は利回り上昇＝単価の下落となりました。ＦＰＬ証券では魅力的な局面と捉えています！
4回シリーズで、第二次トランプ政権と米国債の関係について考察します。 第2回目は「トランプトレード後、米国債のいま」です。 11月5日の米国大統領選挙でトランプ候補が勝利。 これを受け、マーケットは米国株の上昇、ドル高円安の進行、米国債の利回り上昇（単価下落）となり、トランプトレードという言葉も生まれました。 トランプトレード後の米国債の現況を、ＦＰＬ証券では好機と捉えています。その理由をしっかりと解説いたしますので、ぜひご覧ください！
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本日は、前回に引き続き第二次トランプ政権と米国債の関係の2回目、第二次トランプ政権の誕生により米国債の単価、利回りは今後どのように推移するのかについて考えてみたいと思います。
11月5日の米国大統領選挙でトランプ候補が勝利し、1月20日に次期大統領に就任することになりました。これを受け、マーケットは米国株の上昇、ドル高円安の進行、米国債の利回り上昇（単価下落）となり、トランプトレードという言葉も生まれました。
トランプトレードによって利回りが上昇した長期、超長期の米国債は好利回りを長期間固定できる大変魅力的な水準に達していると、私たちＦＰＬ証券は考えています。
米国はここ数年インフレが進んでいましたが、FRBの高金利政策で沈静化し、今年9月に政策金利の引き下げに転じています。トランプ氏が次期大統領選勝利を確実にした後の日本時間11月8日にもFRBは追加利下げを実施しましたが、米国の長期金利はあまり反応せず、高止まりしています。
これは、景気のソフトランディングの可能性が高いとの見方や、トランプ氏が打ち出している政策の多くがインフレを再発させるのでは？との懸念が強いためと見られています。さらに、政策の実現度合いによっては、FRBは政策を転換し、利上げせざるを得なくなる可能性もあると指摘されています。しかし、もし利上げが必要になるほどインフレが再燃するのであればそれは所謂、悪い金利上昇となる可能性が高く、その場合、深刻な景気後退につながる可能性も出てきます。
また、過去のトランプ氏は金利上昇を望まない発言も多かったことから、インフレ抑制につながる政策が実施される可能性もあり、今回の市場の反応はやや一方的な見方が強すぎるという感覚もあります。
以上のようなことから、現在の長期、超長期の米国債の利回りは大変魅力的な水準に達しているとＦＰＬ証券では考えています。
2050年満期のゼロクーポン国債は単価が約34.38で償還時には約3倍となる水準です。また、毎年4.125％の利息や4.75％の利息を約28年間受け取れる利付債もそれぞれ、98台、109台の単価で購入できます。（2024/11/29現在）
米国がデフォルトしない限り、約束された利息が定期的に支払われ、満期時には額面金額を受け取れる米国債。
ＦＰＬ証券は、長期間好利回りを享受できる今、米国債投資は大変魅力的な水準だと考えています。
今、このタイミングで米国債の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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