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No.158 予算1,000万円 利息はいくらか。ー劣後債編ー

YoutubeNo.158 文字起こし

「シンプルに、ドル建て債券で1,000万円運用したらいくら利息をもらえるのか知りたい!」

ドル建て、額面、利率、利回り。
債券を構成する様々な条件を、複雑に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「ざっくりと、〇千万円運用したら、いったいいくら利息がもらえるの?」
このような質問をいただくこと、多いです。
今回は「クーポン6%以上の期限付き劣後債」を例に、1,000万円運用した際の受取利息額(ドル円を150円換算にて算出)を公開します!

債券運用が生み出すクーポン収入を、より身近にイメージしていただけますと幸いです。

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米国債を毎月1万円から積み立てられるのはFPL証券だけ
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FPL証券でも大変人気のあるクーポン付きの債券。

予算1,000万円前後で米ドル建て債券を購入し保有した場合、毎年どれくらいのクーポンを受け取ることが出来るのか、日本円に換算するといくら位が手元に残るのかを具体的に計算してみたいと思います。
前回に引き続き、今回は劣後債で検証します。

債券の中でも、利付債は、毎年定期的にクーポン、いわゆる利息が支払われます。

【1】
1銘柄目は、「外資系生命保険会社6.00%劣後債2032年6月ファーストコール」です。

11月1日の単価106.65、為替1米ドル152.04円で額面1万ドル購入した際の購入代金を計算します。
ドルベースでは、経過利息込みで10775ドル(10,000ドル×106.65%+経過利息110ドル)となります。
円ベースで1,000万円を超える場合、FPL証券では基準0.5円の為替スプレッドが段階的に割り引かれる優遇があります。

為替スプレッド
円貨精算代金1,000万円未満:0.5円(50銭)
円貨精算代金1,000万円以上5,000万円未満:0.25円(25銭)
円貨精算代金5,000万円以上:0.05円(5銭)

今回の場合、スプレッドは0.25円となるため、基準為替レートに0.25円を加え、1米ドル=152.29円となります。
額面1万ドルあたりの円ベースでの購入代金は1,640,924円(10775ドル×152.29円)ですので、額面7万ドル購入すると11,486,468円(10775ドル×7×152.29円)となります。

額面7万ドルで受け取れる利息は年間4200ドル(7万ドル×6.00%)となります。
為替が1米ドル150円と仮定した場合、税引後約50万2千円(4200ドル×150円×79.685%)となります。

【2】
次に、同じく米国利付国債で、先ほどと格付けが同等でよりクーポンが高い「外資系生命保険会社6.40%劣後債2031年12月ファーストコール」で計算してみます。

11月1日単価108.90、為替1米ドル152.04円、額面1万ドル購入した際の購入代金を計算すると、ドルベースでは、経過利息込みで11142.44ドル(10,000ドル×108.90%+経過利息252.44ドル)となります。
額面6万ドル購入時の円精算代金は10,181,293円(11142.44ドル×6×152.29円)となります。

額面6万ドルで受け取れる利息は年間3840ドル(6万ドル×6.40%)となります。為替が1米ドル150円と仮定した場合、税引後約45万9千円(3840ドル×150円×79.685%)となります。

両銘柄とも少なくとも初回コールまで、【1】は2032年6月までの約7年半、【2】は2031年12月までの約7年間、債券を売却しない限り、このクーポン収入を受け取り続けることができます。
毎年受け取れるクーポンは【1】が4万3千円程多くなりますが、予算を重視すると、【1】は【2】の購入代金よりも130万円ほど高くなります。

どちらが有利という事は一概には言えませんが、
① ご自身の予算でどのくらいの額面買付可能か
② 額面×利率でドルベースでの実質受取利息を算出する
③ 候補の銘柄の受取利息、精算代金の差額を比較する
このような流れでご検討いただくと整理しやすいかもしれません。


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米国債を毎月1万円から積み立てられるのはFPL証券だけ

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