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【FPと考える】豊かになりたいFPが正月休みに挑戦したこと
みなさま。あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
おかげさまで、昨年は資産運用で100万円の利益を得ることができましたが、2025年は、もっと豊かになりたい!
そこで時間に余裕がある正月休みを利用して「2025年に豊かになるための「種まき」」をしてみました。
自分の現時点の資産状況を見直す
私は確定申告と同時進行で「家計の決算」をしています。
1年(1月1日〜12月31日)単位でトータルに自分の家計を見て、新年度の4月から予算を立てる方式。
不意の出費にもあわてることがありません。
2024年12月31日時点の銀行・証券会社の口座残高を確認
「今、あなたの金融資産はいくらくらいある?」と聞かれて、すぐに答えられますか?
給料振込口座と決済用ネットバンクの残高は?
証券口座で投資信託や株を運用している方は、現時点での評価額も把握していますか?
スマホ決済のポイント残高や財布の現金など、手持ちのお金はどのくらいですか?
大抵の方は「よくわからない」と答えるのでは。
毎日残高が変わる現金やポイント残高は、正確な金額がわかりにくいので、
ここでは「口座のお金」のみの話をします。
金融資産のバランスを変える
定期預金残高を確認して、より金利の高い銀行に預け替えたり、余裕資金を投資にまわしたりすることもできます。
口座残高の推移をみる
2024年12月31日時点の口座残高よりも大切なのは月々の残高の「推移」。
これを俯瞰的にみるためにすべての明細をプリントアウトしています。
考えるべきポイントは3つ。
1.光熱費の「推移」
銀行口座では引き落とされている光熱費の推移を書き出してみましょう。
クレジットカードで決済されている方は、クレジットカードの明細をチェック。
去年は暑い日が続いて、我が家の2光熱費は前年に比べて高くなりました。
今年は電気料金そのものが上がるので、さらに光熱費がかかる可能性があります。
体温より気温が高い地域に住んでいるので、夏場の光熱費は健康を守るための必要経費。
電気毛布と省エネ型エアコンで冬場の光熱費を節約して、夏(5月〜10月)の光熱費に備えることにしました。
2.大きな出費に備える
固定資産税や旅行など、特定の月に多額の出費がありませんでしたか?
特定月の出費に加えて、車検や子どもの進学などのライフイベントに備えた資金を用意しておくと安心です。
3.積み立て預金や資産形成を見直す
給料から天引きで積み立て預金をしている方、あとどのくらいで目標の金額を達成しそうですか?
もし「物価が上がって生活が苦しくなった」と感じていたら、積み立て額の減額を考えてみましょう。
NISAやiDeCoを運用している方も残高の推移の確認を。
増額や減額も考えてみましょう。
収入が増えれば、再び積み立て額を増やせばいいし、つみたて投資枠のNISAは、ボーナス時のみの積み立ても可能。
こまめに積み立て額を調整すれば、ストレスなく老後資金を貯められます。
自分の負債を見直す
ローン残高の確認
住宅ローンや車のローン、奨学金の残高など、長期ローンがいくら残ってるかチェックしてみましょう。
今年は日銀が金利を上げます。
住宅ローンの金利も上がるので、変動金利型住宅ローンを利用している方は、月々の住宅ローン負担が増えるので要注意。
繰り上げ返済を検討してみましょう。
我が家も繰り上げ返済を検討しています。
車のローンも余裕があればできるだけ早く返済しましょう。
奨学金を払っている方も、できるだけ早く返済することを考えてみてください。
今年のお金の計画を立てて豊かに暮らす
「一年の計は元旦にあり」ということわざがありますが、本当にそのとおりだと思います。
今年は4月までに6,000件を超える食品の値上げが予定されていますし、電気料金や水道などといったインフラの価格も上がる可能性があります。
「値上がりを見越した柔軟な家計」を一緒に考えてみませんか。