いつかはやってくる貯金が無くなる日に向けて、今できることは何?【夫が早期退職希望】
夫が早期退職で、年金生活に入る前に無収入の期間がやって来る我が家ですが、このまま“Xデー”を待っていても、どうにもなりません。
問題を解決するには、現状を知る必要があります。
そこで、FPの私はライフプランをつくったのです。ライフプランをつくると、人生を考えるきっかけができ、キャッシュフロー表で貯金の増減や貯金がなくなるときがわかります。
ライフプランとは、これから先の人生をどのように生きていくかの計画です。それには、何にどれくらいのお金が必要かを考えることが大事になります。
まずは、現在の貯蓄状況と給与収入の移り変わり、年金収入を調べました。年金収入は、毎年日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」を見れば、65歳からもらえる見込額がわかります。ただし、50歳未満の方は、現時点での年金見込額しかわかりません。でも、仕事を続けることで年金額は増えていくのでご安心を。
収入がわかれば、次は支出です。我が家には大学生の息子がいて、卒業後は就職するのか、大学院へ行くのかは未定です。まだまだ教育費がかかるんですね。でも、とりあえずは大学卒業後は就職するとして、支出の見込額を考えました。
夫婦2人だけの生活になってからは、今の家族4人の生活費の70%として試算。収入と支出をキャッシュフロー表にしてみたところ、我が家の貯蓄残高がいつ“0円”になるのかがわかりました。どうやら90歳くらいがデッドラインのようです。
その他に見えてきたことは、夫が会社を退職してから、ずっと貯金の取り崩しが続くことです。老後の生活で貯金を取り崩していくことは普通なのですが、貯蓄残高がだんだん減っていくのを目の当たりにするのは、ちょっと辛そう…。だから、今のうちに貯蓄残高を増やす努力は必要みたいです。
ライフプランをつくってみると、この先の貯蓄残高と今の課題が見えてきます。もし何か問題があれば、仕事の収入があるうちに対策をすることができます。年金生活を意識するようになったら、ライフプランを立てておくことをおススメします。
我が家の課題は、生活費をどこまで圧縮できるかを考えて、できることをやっていくこと。そして、可能な限り貯蓄残高を増やしていくこと。これには夫婦の協力が必要です。また、人生の節目には、夫婦でこれからの生活のことや、ライフプランを考える機会をつくるのが一番だと思いました。そして、家計のことは夫婦で共有していきたいですね。