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つながりがあれば、都会を離れた山麓での暮らしは寂しくない!?


今、読み終えた本があります。


イラストレーター&エッセイストの平野恵理子さんが書いたエッセイ、
『五十八歳、山の家で猫と暮らす』

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実は私も同年代。

今は家族4人で暮らしているけれど、子どもはいつかは独立するし、おそらく1歳上の夫よりは長生きするつもりなので、いつかは一人暮らしをするときがやってくると思っています。


そんなことから、

「一人暮らしをして寂しくないの?」という想いがあって、この本を読んでみることにしたのです。

一人暮らしって寂しくない?

作者の平野さんは、信州八ヶ岳の麓にある、ご両親が建てた山荘で今、一人暮らしをされています。


「孤独な暮らしってどんな感じなんだろうか?」
「孤独に耐えられているのだろうか?」


そんなことを思いながら読み進めていきました。

でも、一人暮らしって、孤独じゃないんですね。

人が少ないからこそ、つながりができやすい!?


まず、飼い猫を連れてきているので、完全な孤独ではない様子。

それに、近所に住む人や近所の別荘の持ち主の人たちと、ちょうどいい感じで近所付き合いができているんですよね。

今の私は東京のマンション暮らし。


6年前に越してきたのですが、東京という場所柄、近所付き合いがありません。
会えば挨拶をする程度。希薄なものです。

それに比べて、山荘での暮らしは、自然の中で厳しいからか、それとも人が少ないからなのか、今の私よりも近所とのつながりができていていいなと思いました。

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テレワーク時代、仕事はどこにいてもできる


平野さんは、八ヶ岳の山荘に暮らしながら、ちゃんと仕事は続いています。

打合せはリモートでもできるし、必要なときは相手が来てくれるそう。

今、コロナでテレワークをする人が増えていますよね。

会社に出社しなくてもできる仕事なら、東京にいなくても、インターネットさえ使えれば、地方の山麓にいたって普通に仕事ができるのです。

でもこれは、東京で仕事の実績を積み上げてきたことと、常にクオリティーの高い仕事をしてきた信頼があるからこそだと思うのです。

仕事上での信頼関係が結べているから、地方に移っても仕事が続けられるんですね。


平野さんは、ステキな仕事をされているから、信頼関係がしっかりと結べているのです。


仕事の信頼。
私も大事にしたいポイントです。

暮らしの自由度が高いってステキ


素敵だなと思ったのが、庭や家の中を自分の好きなように形作っていけること。

自分らしい空間を自由に作っていけるのはうらやましい限りです。

家族がいると、寂しいことはありません。


けれども、インテリアや家の空間づくりには制約ができてしまいます。

その理由は、好みの違い。

私も、本当は自分の好きな空間を作ってみたいなと思っています。

けれども、家族との好みの違いから、相当歩み寄って、好みを抑え気味に生活しているのです。

別に、それが窮屈というわけではないけれど、自由じゃない。
だから、平野さんが山荘を自分らしく整えていくところはうらやましいと思いました。

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誰にでも訪れる悲しい問題


自由な一人暮らしを満喫していても、誰もが通らざるを得ないことがあります。

それは、両親の死と実家の片付け。

平野さんは、お父様を、そしてお母様を失くされ、横浜にある実家を片付けようとしたそうです。

けれども、物1つ1つに思い出があって、片付けをしていても思い出して涙が出てしまう。


そのせいで、実家の片付けができないとのことでした。

私は8年前に母を亡くし、遺品整理をしました。

そのとき、もちろん思い出はありますが、あっさり物を処分することができたんです。

何というか、結婚して実家から遠く離れて17年。
帰省も年に2回だけ。


母とのつながりが薄くなっていたんですね。

もちろん、後から涙することはありましたが、片付けは思いのほかスムーズでした。

片付けないと、残された父の生活が困るということもあったし…。

思ったのは、実家の片付けは、親が生きているうちに少しずつしていったほうが、後からスムーズに進められるのかもしれません。

だから、私も将来、息子たちに迷惑がかからないように、今のうちに物を減らしておこうと思いました。

最後に思うこと・・・

平野さんの本を読んで思ったのは、

一人暮らしは、決して引きこもらず、できる範囲で周りの人たちとつながりを作っていけたら、決して孤独ではないということ。

人は完全に一人では生きていけないものです。

だから、家族でも、友人でも、近所の人でも、仕事関係の人でも、
何かあったときにつながれる人を作っておくことが大事なんだと思いました。

それと、いつまでも元気で暮らせるように、
健康には気を付けていきたいものです。

私も来たるべき一人暮らしに備えておこう。

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