老後資金について、いろいろ考えてみた
先日、貯蓄率について書きましたが、そのあと、いろいろ考えてみました。
計算するには、将来、どのくらい物価が上昇するかわからないので、なんとも言えないのが実際です。前回より、考え方を少し煮詰めて、以下に計算方法をまとめました。
使う計算サイトは、生活や実務に役立つ高精度計算サイト
設定:女性 40才 65才から資産を取り崩す。
①将来の生活費を出す。ちなみに、女性一人、基本的な生活で月15万円でだそうです。
②もらえる年金額を出す。女性だと、65才から平均月10万円程度になるそうです。
③ ①②を終価係数を計算する。「終価係数」とは、「現在価値を、上昇率から、将来の価値を求める」ときに使用します。世界経済は平均して3%くらいずつ成長しているらしく、ちなみに、2024年はIMFによると3.2%でした。①の年利率には、3%で計算すると、年約377万円になります。②は、2024年、物価上昇率に対して、年金は2.7%の上昇でした。計算すると、年約234万円になります。
④ ③で出だした、差額を出す。例では、年143万円になります。
⑤ 年143万円取り崩すには、いくら用意すればいいか。「年金現価係数」を使って、必要な元本を出します。「年金現価係数」とは、「一定期間必要な年金額を得るための元金を計算する」係数です。期間は、100才までとして、35年とし、年率は、世界株式インデックスで運用するとして、上昇率を抑えめに見て、5%ととします。そうすると、約2,341万円の元本が必要と計算できます。
⑥では、毎月どのくらい積み立てればいいのでしょうか?「減債基金係数」を使います。「減債基金係数」とは、目標額を達成するために毎年の積立額を計算する」係数です。そうすると、約年49万円、約月4万1千円になります。
こうして計算してみると、インフレ率と運用成績次第ですが、老後、基本的な生活をするには、ちょっと頑張れば貯蓄できそうな額です。定食に例えるなら、ごはんと汁物とお漬物は、このくらいの金額で賄えそうです。他に、おかずやデザートまで考えると、もう少し積立額はかかりそうです。そこは、みなさんがどんなオプションをつけるかになりますので、上記の計算方法で計算してみてください。
老後資金を増やす方法については、生活費のコストを下げる、老後も生活の足しに短時間働く、年金の支給を遅らせるなど、いろいろ方法はあるので、柔軟に考えていきましょう。
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