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アップデート出来ない保険募集人の末路



保険募集人資格に思う

生命保険募集人は一度資格を取ってしまえば、保険会社や保険代理店に所属していて登録されていれば、ずっと保有できます。
※損害保険募集人は5年ごとの継続試験を受検する必要があります。

一応、生命保険会社や生命保険代理店は継続教育をする事を推奨されており、保険募集人は受講することが必要です。
が…受講した体にすることもできますし、やった体にすることも…ぶっちゃけできてしまいます。ダメなんですよ。本当は。

と言いますか、生命保険募集人の自覚や矜持があれば受講するのは当然ですが、生命保険募集人に適当に座っている人は…

こんな業界ではお客様もたまったものではありません。
しっかりアップデートされている保険募集人にあたればラッキー… 
売ることばかり考えて、アップデートされていない保険募集人に当たったらアンラッキー…
そんな業界ってことですよね???

ましてや無資格の社員を雇って保険募集させていたりする企業に当たったら?怖くないですか?
いやブラックジャックのように(古い…)医師免許がなくても優秀な方がいたりするかもしれませんが…

あと、運転免許証のように提示が義務づけられていないのも気になります。
宅建士のように、業務中は常に提示していなければならないとか、顧客側に提示を求められたら、提示する必要がある何かを準備するべきではないかと思います。そのあたりもゆるい業界ですよね。

生命保険募集人資格も、損害保険募集人資格のように継続試験を導入すべきではないかと思ったりもしますし、もしくは継続教育をもっと厳格化するとか、数年前に外貨保険販売資格を協会資格にした時のように、そろそろ厳格にする必要があるのではないかと思ったりしています。

保険業界の最近のアップデートネタ

2014年(平成26年)保険業法の改正
5月に「保険業法等の一部を改正する法律」が成立し、保険募集の基本的ルールの創設や海外展開に係る規制緩和などが行われました。
この改正により、消費者保護の強化と市場の透明性向上が図られましたので、消費者側にとっては大きなアップデートが図られています。

  1. 保険募集のルール明確化

    • 保険募集人(代理店や営業職員)の説明責任を強化。

    • 消費者保護のため、適切な募集管理体制の整備を義務化。

  2. 乗合代理店の規制強化

    • 代理店が複数の保険会社の商品を扱う場合、特定の会社に偏らない公正な販売を求めるルールを導入。

  3. 少額短期保険業者の規制見直し

    • 事業規模の拡大を考慮し、規制緩和を実施。

  4. 海外保険会社の日本展開に関する規制緩和

    • 外資系保険会社が日本市場で事業展開しやすくなるよう、一部規制を緩和。

まとめ

アップデートが行われていない保険募集人…
そんなやつおらへんやろ~って思いますよね。

無免許のタクシー運転手なんておらへんやろ~って思うのと似てまして、いわゆる白タクみたいな… でも、いるから取り締まりがあるわけです。

大丈夫~白タクでも運転技術に問題なければ…っていう方もいるのかもしれませんが、生命保険は自分の大事な資産を預けるわけですから、そんな軽い感じでいいわけがありません。

特に2014年保険業法改正より以前から保険募集人やってます的な人に出会ったら、特定の会社に偏らない公正な販売を求めるルールをきちんと守っているかどうか?ここ大事な部分ですよ。
売りたいものを売るだけの粗悪な保険屋に引っかからないように、きちんと顧客の自己防衛も必要な業界です。
早くもっと透明な保険募集人管理が行われる業界になってほしいと思います。

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