子どもが何歳のときに再婚する?子どもの年齢別・ママの関わりポイント
シングルマザーが再婚を考えたときに、気になるのが子どものこと。どうやって説明しようか、彼を好きになってくれるだろうか、引っ越しや名字が変わることを嫌がるだろうかなど悩みがでてきます。今回の記事では、未成年のお子さんの年齢をざっくり4つに分けて、再婚時のお子さんの年齢別にどのように関わっていくのがいいか、私自身の経験とご相談を受けてきた多くの子連れ再婚家族の事例をもとに考えます。
1)0歳~3歳ごろ
離別でも死別でも父親の記憶がまだはっきりとしない頃。別居父との面会交流があったとしても、実父と継父の違いがわかりませんので、再婚後に生活していく継父を実父だと思ってしまう年齢です。まずは、お子さんにとってその選択がいいのかどうか、じっくりと考えてください。
面会交流があるなら、再婚後も継続していただきたいですが、もし母親が再婚相手を子どもの父親として育てていきたいのなら、そうなってしまう年齢でもあります。その場合、お子さんは実父の存在を知らずに生きていきます。本当のことをいつ伝えるのか、これは母親にとっても、そして継父にも将来的に葛藤が生まれる課題となります。
2)4歳~小学校中学年くらい
再婚相手のことを「今までの家族ではない人」と認識できる年齢です。それまで母親や祖父母とともに暮らしてきたなかでの生活のルールもできあがってきます。そこに途中から入ってくる存在が継父となります。
お付き合いしている頃は、よく遊んでくれる優しいおじさんと懐くかもしれませんが、再婚してこれまでの生活が一変すると継父に反抗的になるお子さんもでてきます。母親としては、子どものしつけは再婚相手に頼らず自身で担うこと。時間をかけて彼と子どもたちの距離を縮めること。最初から父親だと押し付けるのではなくまずは友達からという姿勢で臨むとうまくいく可能性が高いです。
別居父との面会交流を継続できるなら、ぜひ継続してください。その場合、再婚後も実父に会えること、再婚相手は母親のパートナーであることを、事前にお子さんにわかりやすく説明してあげてください。
3)小学校高学年~中学生くらい
子連れ再婚をするのに一番難しい年齢と言われています。学校や部活など自分のコミュニティもあるので、名字が変わることや転校など環境が変わることへの抵抗も強いです。また、別居父との面会交流がある場合、もし再婚後に会えなくなった場合は母親への抵抗も強いです。(母親に直接言わなくても不信感をもつことが多いです)
また、再婚相手との関係としては、幼い時と違って一緒に遊んだり、出かけたりする機会が少ないため、仲良くなるのには時間がかかります。再婚相手にすぐ懐く方が珍しいと思い、ゆっくりと関係を築けるように彼と子どもの間に入って調整しましょう。
とにかくこの年齢は、思春期であり反抗期であり、実親子でも関係が難しくなるときです。できるだけ子どもの希望を聞いて、再婚時期や生活の方法(場合によっては別居婚)など、選択肢を広げて考えてみてください。
4)高校生以上
この年齢になると親の再婚について、客観的に見られるようになります。自分の父親になるというよりは、母親のパートナーとして見ることができるからです。同時に「絶対に同居は嫌だ」というように自分の意見も主張します。お子さんがどうしたいかの希望をしっかりと聞くようにしましょう。高校卒業と同時に一人暮らしを始めるお子さんもいるでしょう。お子さんの自立が見えているようであれば、再婚相手との同居の時期をずらす選択もありです。
それから、この年齢になるとお子さんもしっかりしてくるので、ついつい再婚についての相談をしがちですが、お子さんの立場からすると親の恋愛や結婚相談を受け入れたくない年頃なので、子どもに甘えすぎないようにお願いします。
以上、再婚の時のお子さんの年齢によって、再婚をどのように伝えるのか、再婚後のステップファミリー生活で気を付けること、別居父との関わり方についての説明などが変わってきます。私は1)のときに再婚しました。今の夫を息子の実父として育てたかったからです。でも子どもの成長にあわせて、実父のことを伝えることにしました。その時の葛藤はまた別の記事で書きたいと思います。
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