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再婚の決め手を「子どもが勧めてくれた」にしてはいけない3つの理由
子連れ再婚をする決め手を聞かれたら何と答えますか? シンママの芸能人が再婚するときのインタビューでも、「子どもが再婚を勧めてくれたんです」と答えている方も多いですよね。私も当事者だからわかるのですが、子どもが背中を押してくれました!は、周囲の方にも話しやすい理由です。
しかし、子どもの本心は別のところにある可能性を忘れてはいけません。実際にお子さんが母親にそう言ったとしても、その言葉のとおり受け取らず、いったん冷静になることが大切です。
1)子どもは母親に本心を言えない
子連れ再婚前は、母と子だけの生活です。子どもは母親がいないとある意味生きていけません。母親が望むことを敏感に感じ取る感性もあります。
母親が再婚したいと態度や言葉で表したとき、子どもは母親の喜ぶ顔がみたいがために、実際には再婚してほしいと思っていなくても賛成してしまうことがあります。また、再婚してほしいと実際に思っていたとしても、その後、その気持ちが続くとは限りません。
2)継父に先入観を与えない
新しいパートナーとの再婚を子どもが受け入れて、さらに勧めてくれることは母親にとって嬉しいものです。それは継父となるパートナーも同様です。自分たちの結婚を、継子は受け入れてくれている、自分のことを父親と思ってくれるというように受け取るでしょう。
しかし、1)でも書きましたが、子どもが本当に親の再婚後の生活を見通して発言しているわけではありません。また、再婚を勧めたからといって、継父を父親として受け入れる準備ができているわけではありません。親の再婚について子どもが発した言葉を鵜呑みにしてはいけないのです。
3)離婚・再婚はあくまで親の都合
離婚も再婚も、あくまで親の都合です。未成年の子どもたちには、その選択権はありません。「子どもが勧めてくれた」という事実は事実としてありがたく母親の心の中にしまっておくのがいいと私は思います。
子どもが勧めてくれてもくれなくても、母親が自分と子どもとパートナーにとって最善の選択だと思うのであれば、堂々と再婚しましょうよ。子どもを再婚の免罪符にしない。自分とパートナーの責任で、大切な人生の選択を決めましょう。
というわけで、今回はステップファミリー仲間でよく話題に出てくる「子どもが再婚を勧めてくれた?? えーほんと?」について、自省をこめて私の考えを書きました。
「子どもが勧めてくれた」という魔法の言葉は心の中に大事にしまって、自分たちの愛情を決め手に、正々堂々と再婚しましょう!