リボ払いのささやきに負けないで
クレジットカードの『リボ払い』という支払い方法を宣伝する広告を目にしたことはありませんか?
よく「大きな買い物をしても大丈夫、支払いは毎月一定で安心!」というキャッチフレーズが使われています。リボ払いとは、買い物をした場合に、毎月一定額(30,000円など)を支払うプランのことです。
利用総額に応じて返済額が決まるプランや、あらかじめ返済額を決めておくプランがありますが、注意が必要です。
まずリボ払いの怖いところは金利です。金利は10%〜18%に設定されています。リボ払いは買い物額が膨らむと返済期間が延びてしまいます。返済期間が延びるほど金利負担が大きくなってしまいます。
別の払い方として分割払いがありますが、分割払いは返済額を設定することができないため、1ヶ月あたりの返済額が大きくなる可能性があります。なお、分割払いよりもリボ払いの方が金利が高めに設定されています。
分割払いとリボ払いの違いは?
整理してみますと、
分割払いは買い物ごとに払い方を決めます。 例えば、❶15万円を5回払いで買い物すると、3万円+利息分になります。
その翌月に❷10万円(5回払い)の買い物をすると、3万円+利息+2万円+利息になります。このように1ヶ月あたりの返済額が大きくなっていきます。
残りの返済額は約17万円になります(❶3万円分×3回+❷2万円×4回分)
同じように❶15万円をリボ払い(定額方式:3万円払い)で買い物をすると、最初は同じように3万円+利息分になります。
翌月にリボ払いで❷10万円の買い物をした場合、それでも次月からも3万円+利息分の返済になりますので、家計を調整しやすいかと思います。
計算は簡略化しますがイメージとしては、
残りの返済額は約19万円になります(❶3万円分×3回+❷2万円×5回分)
ゆっくり返す分、残高が減りにくいんです。当たり前ですが、残高がある方が利息は大きくなりますし、ゆっくり返すことによって、利息が発生するっことになります。
調整しやすい点はメリットですが、リボ払いには大きなデメリットもあることを忘れずに考えましょう。
なぜかリボ払いだとポイントが付くんです
リボ払いだとポイントが3倍!になるなどの魅力的な仕組みがあるかもしれませんが、それはカード会社にとって高収益な仕組みであるため可能なことなのです。みなさんも注意してくださいね。
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