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「さぁ!資産形成をはじめよう」 4-④住宅ローン(前編)

みなさん、こんにちは。FPあきあお です。

前回は、ライフイベントをライフプラン表へ入力していきました。
たくさんのライフイベントを入れることで、より具体的に将来をイメージしていけることにつながります。

今回から前編・後編の2回に渡り「4.現状を把握してみよう」から、住宅ローンについてもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

住宅に関する考え方は、購入派・賃貸派、固定金利派・変動金利派などさまざまです。正解はこれ一択!というものではありません。これを踏まえた上で、以下の私の個人的な考え方を記事にさせていただきます。
尚、今回の入力作業はありません。

既に住宅ローンを終えた方や、私のように賃貸で過ごしても構わないという方は、ざっと目を通してもらう程度で構いません。

FPあきあお 作成


住宅ローンについて

前回、住宅ローンは、金利や返済方法、種類、諸経費など複雑だとお伝えしました。しかも何から手をつけていけばよいのかわかりにくいですよね。
そこで「住宅探し」と「住宅ローン」の2つに分けて進めていきましょう。

住宅探しと住宅ローンを同時に情報収集

住宅探しと住宅ローンはどちらも時間を要するものなので同時進行が必須です。また、情報収集は他人に任せたり、面倒くさがらず、必ず自分で調べるようにしましょう。

自分で調べることが大切

頭金の準備
住宅購入費全額をローンで組めますよという金融機関もありますが、やはり頭金の準備はしておきたいところです。マイホームのために頭金を準備するという姿勢が大切です。購入価格の2割は準備しておきましょう。

生活予備費の確保
当然ですが、ローンの支払いで日々の生活ができなくなっては意味がありません。最低でも6ヵ月~1年程度の生活資金は残しておく必要があります。将来の教育資金や車の買替え費用、万一の時の資金も確保しておきましょう。

年収に対する借入額目安
自分の年収でいくらまで借りられるのかって気になりますよね。でも、私は資産形成(収入・支出・資産状況・ライフプラン表)の把握からローン支払負担に無理のない額を算出する方が大切だと思っています。頭ではわかっているものの、いざ目前になると見えなくなるんですよね。。
借りられる金額ではなく、実際に返済できる金額を借りることがポイントです。借入可能額を知る方法として、返済負担率・融資率・借入限度額があります。ネットで調べられますので、気になる方は検索してみてください。

金利の種類選択は慎重に
市場金利が上昇してきているため、ローン支払を固定金利で考えている方も増えてきました。ただ、変動金利よりも固定金利の水準は高いですよね。悩ましい。。私の個人的な見解ですが、日本の市場金利の上昇は長期的に継続するとは予想していないので、変動金利で良いと思っています。ただし固定金利分の支払準備をしておき、固定金利ー変動金利の差額は貯蓄しておくという方法です。これであれば、固定金利<変動金利となった場合に蓄えから充当できます。そもそも、金利の高い固定金利支払いでは生活が苦しくなるから、金利の低い変動金利にしようと考えているのであれば、住宅ローン自体を見直さなければいけないと思っています。

ローン契約諸費用の準備も
ローン契約時には、土地・建物以外にもさまざまな費用があります。登記費用、印紙代、不動産取得税、仲介手数料、金融機関手数料、保険料・・などがあり、この諸費用が重なるとかなりの金額になります。基本的には自己資金で賄えるようにしておくことをお勧めします。また、引越し費用や家具・家電などの買替え費用も考えておく必要がありますよね。

今回はここまでとなります。
残りの4つについては、後編で書いていきます。

繰り返しになりますが、住宅に関する考え・価値観は人それぞれです。将来をイメージしたライフプラン表を立てた後に取り組みたいですね。
一歩一歩確実に進めていきましょう!


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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