入院日記 | ICU
高度集中治療室。
通称『ICU』。
全身麻酔を受けたので、手術が終わってから一晩はICUで過ごしました。
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目が覚めた時間は、覚えていない。
管という管が体中に繋がれていました。
たぶん、ナースコールを押したんでしょう。看護師さんが来てくれて、これ取ってあれ取ってと自由になりたくて必死に要求。
とりあえず、ほぼ意味を成していない酸素マスク(口と鼻から管が出ているので、酸素マスクが口から10cmくらい浮いてた)を取ってもらった。
そのあと、足に血がたまらない様につけてた機械。血圧測るみたいにぐぐぐっと締め付けられるのですが、足に落ち着きがない私は、早々に取り外しを願い出た。
あと、尿のやつ。痛すぎて無理。
車椅子でトイレまで行けたので、取り外した。
血流良くするための靴下も勝手に脱いだけど、
『血の塊ができて、脳にまで行ったら血止まっちゃうよ』
って看護師さんに教えられ、急に怖くなり素直に履いた。
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夜になったら、先生たちが様子を見に来て下さった。10人くらいいた。多いな。
先生と話すためにベッドを少し起こして、背もたれから離れた瞬間、ひどいめまいが。
船の中にいるみたいにずっと揺れてる。
そのまま吐血。
手術の時に飲み込んだものらしいので、特に異常なとこではないらしいのだが、なんかもう死にそう。
どんな体勢になっても辛い。
喋る気力もない。
というか、喋られない。
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21:00になって消灯の時間が来た。
やっと眠れると思ったが、本当に辛いのはここからだった。
長い長い夜の始まりである。
おさ
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