⑥勉強になった書籍
この回では私が参考にした書籍を紹介します。
いままでたくさんの本を読んできましたが、著者により目線が楽観、悲観、短期、長期などなど、人はそれぞれ視点はちがうので、有名な書籍でも自分には参考にならなかったりということが多々あります。
私は日本個別株・長期保有の楽観主義者という立ち位置で株式投資をしています。この10年で特に私に影響を及ぼした書籍について紹介させていただきます。
1 投資マインドに関する書籍
(1)金持ち父さん貧乏父さん
金持ち投資家マインドを教えてくれる、DIYで金儲けを志す人は必読の名書。具体的な手法というよりマインドを学べ、投資をする上での基礎となります。
(2)エンダウメント投資戦略
投資信託「GCIエンダウメントファンド」の運用会社CEOのファンド紹介書籍ですが、私自身この戦略で勉強しポートフォリオを構築していきました。ファンド自体がヘッジ運用を取り入れたファンドであり、いかにコストを控えてヘッジを利かすかということをこの書籍から学びました。ファンド自体の成績は現状イマイチと言わざるを得ませんが、、、ファンドを通じて私自身勉強させていただいております。
(3)投資の鉄則
日本人が株式運用するにあたっての大原則を勉強でき、円建て投資をする私達の立ち位置を示してくれます。何度も読み返し鉄則を叩き込みました。私たちはボラティリティーの高まりのたびにTVや雑誌にでてくるバイアスかかりまくりの謎の「専門家」の話に振り回されますが、この書で基本的な日本円の立ち位置と、その鉄則を学ぶことで私自身の考え方の芯を持つことができ、「専門家」に振り回されなくなりました。コロナ渦のチューニングのことが書かれていたりとやや内容が古くなりつつありますが、マストバイ書籍です。
(4)DIE WITH ZERO
FIRE関連の書籍は数あれど、具体的にどうすべきかがわかった本です。FIRE関連書籍はこれ一冊で十分です。他のFIREはとにかく増やして4%で回すが目的地ですが、その先の死ぬまでに資産管理をどうすればいいかまで述べられおり、私が死ぬまでのマネープランを明確にできました。現在はそのマネープランに基づいて必要な利回りを計算しながら、運用に励んでいるところです。
2 投資手法に関する書籍
(1)ファイナンシャルアカデミー
株式投資の学校です。学校自体は結構高価で体験入学のみして授業でつかわれるテキストブックを卒業生からメルカリで買って勉強しました。株式投資をする上で基本的なこと、実経済のことや各種数字や四季報の読み方まで、全て網羅できます。下手な入門書を買うより徹底的に学べます。授業を受けると30万くらい?かかるそうですが、何も知らないままトレードして損を出すくらいなら、十分価値ある内容だと思いました。しらんけど。
(2)世界一楽しい株の授業
こちらはサテライト運用で行っているスイングトレードの手法です。私自身勉強中ですが、短期トレードは一人の先生について一つの手法を極めるのが一番いいと思っています。損をするのが嫌いな私はこの手法が損切りのラインが浅く気に入っています。
(3)投資のメソッド
アイドルに投資を教えるというかなりマイナー書籍かもしれませんが、FXをする上での売買手法や、保証金・レバレッジの関係がとてもわかり易く学べます。相場の動向は「投資の鉄則」で予測し、その方向感をもってこの書籍の手法でトレードしている感じです。著者は前マネーパートナーズCEOでFX手法を述べたものですが、手法はとても勉強になりETFやGOLDのヘッジ運用の際にも活用しています。
3 個別株発掘のための参考書
(1)会社四季報
日本の全上場企業を分析した書籍で年に4回発刊されます。ガチ勢には怒られますが、毎年一冊夏号のみ購入し、全企業の確認を行っています。デジタルのスクリーニングもいいですが、やはり紙書籍はインスピレーションを得るのには最適の媒体であると思っています。証券会社などでデジタルの最新版は確認できますが、過去号も保管しておくことで新規で見つけた会社も過去に遡って調べることができます。
(2)業界地図
それぞれ業種の会社同士の位置関係をまとめた書籍です。業界NO1企業は圧倒的に価格決定力があるので、絶対に参考にしています。NO2以降であればニッチ分野に特化しているか、独創性があるかの確認が必須です。
(3)1300万件の超優良企業
こちらは最近読んだ書籍ですが、企業の数字は簡単に手に入りますが、社員からの言葉は中々届きにくいものです。私は、知人を通して社員の声をひらったり、社長の生の声を「週刊ダイヤモンド年末年始の特別号」を見たりという方法で集めています。この書籍はopenworksという転職サイトの口コミをまとめた書籍でとても参考になると思いました。
以上私の投資手法に影響を与えている書籍を紹介させていただきましたが、何度も書いている通り個々人によってそれぞれ投資の好みがあります。そして、根本的な手法を学ぶのはやはりしっかりまとまった書籍がベストです。テレビや雑誌の「専門家」の二次情報に操られることなく、自身のスタイルを貫けるよう日々努力です!