秀長
凄く気になる戦国の武将がいます。それは豊臣秀長。あの秀吉の弟です。
秀吉について調べれば調べるほど、この秀長の存在の大きさを感じざるを得ません。天才秀吉の活躍も、この秀長無くしてはなかったのではないかと思われるほどです。
そして何より秀長がもう少し長生きしていれば、あの悲しい秀次事件は起こらなかったのではないかと考えるのです。加えて、豊臣政権は盤石となり徳川の世は来なかったのではないかとも思える、凄い人物です。
もしそうなら、日本の歴史は大きく異なっていたかもしれません。今の日本ではなく、違う歴史の道をたどった「日本」であるわけで、豊臣政権下で黒船を経験したかもしれないですね。どんな幕末だったでしょう。
これは、完全な「if」による妄想です。秀長が秀吉よりも長生きしたとしても、やっぱり家康にはかなわなかった、で、結局徳川の世になった、かもしれませんし、ここは妄想歴史でもまだ分からないゾーンです。
でも、妄想歴史においては、秀次事件は起こらなかったと、そうであって欲しいという気持ちも含めて、秀長が長生きしていれば、秀次事件はなかった、そう結論づけたいのです。
秀次事件は、あまりにも悲しすぎる。事件のきっかけともなってしまった秀頼が、その事件のことを知っていたのか。知っていたとして、どう感じていたのか。非常に重い宿命を背負って秀頼は生き抜かねばなりませんでした。
秀頼のためにも、やはり秀長に長生きしてほしかったと妄想歴史は切に思うのでした。