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セリエA第20節

note書くの負担じゃないですか?って言われることがあるのですが、現実(仕事)から目を背けられる良い息抜きになってます。どんだけ背伸びしても及第点に届かない日々がつらい。

さて今節、カップ戦を間に挟んだのは次の7チーム。リーグ戦まで中〇日と、出場選手の傾向を併記しておきます。スペツィアは昇格チームでありながら上手く乗り越えてきましたが今節は果たして。
【カップ戦出場チーム】
・中3日
インテル/主力出場
・中2日
ユベントス/主力温存、ミラン/主力出場、アタランタ/前線温存、ラツィオ/前線温存、ナポリ/主力出場
・中1日
スペツィア/主力出場

それと併せて、今節の累積欠場者です。影響大きめはアタランタとウディネーゼ、カリアリですかね。
【累積欠場者】
ユベントス:クルゼフスキ
アタランタ:ゴセンス
ヴェローナ:マンガーニ
ウディネーゼ:サミル
カリアリ:ナンデス

Torino vs Fiorentina

Torino Over1.0 1.83 (Marathon)

3-5-2のミラーマッチの一戦。(正確にはリベリー、ボナヴェントゥーラのタスク的に完全ミラーとは言い切れないのですが、まあいいでしょう)
3-5-2表記だけど中堅以下だと実質5-3-2のなんちゃって系も多い中、トリノはWBをそこまで下げずに中盤優位を握りにいくチームです。クオリティの問題で失点も多いですが、制圧出来た際にはベロッティら前線へのチャンス創出数も増え得点に繋がり、結果としてもリーグ順位17位に対して得点数は10位とそこそこの成績を残しています。
ちなみにトリノはホーム戦績ではリーグ最下位、フィオレンティーナはアウェイ戦績19位と未勝利。互いに今シーズン不得手とする状況となります。ですがトリノは直近ホーム3試合は負けなしでもあり、ザザやヴェルディの復帰の影響含めxGも良化傾向にあります。最近のフィオレンティーナに対する
個人的評価が低いこともあり、トリノのホーム初勝利を期待したい一戦です。

ぶっちゃけ互いの守備の緩さを考えると、ミラーといえどBTTS(1.90程度)いきたいところでもあります。今回は色々検討した中でトリノの得点は少なくとも期待できるという観点からTorino over1.0にベットします。

Bologna vs Milan

BTTS & Milan DC 2.04(Marathon)

最初はボローニャ寄りにいきたかったのですが、ミランの補強がドンピシャかつカップ戦でのメイテ、トモリに早期フィットが期待できそうな出来だったことから、結局ミラン優位と見ることにしました。
この試合のポイントは真面目な話、冨安です。チャルハノール不在の中、イブラヒモビッチとレビッチを抑え込むことがミランの自由を奪う上で重要なのですが、ボローニャでそのタスクを信頼して任せられるのは間違いなく日本代表CB/SBの彼しかいません。ミランの左サイドはレビッチだけでなく超攻撃的SBテオエルナンデスもおり、生半可な対応では制圧されイブラヒモビッチへのチャンスメイクも易々とされてしまいます。個人的には冨安に右SBに入ってもらい、この試合でまた株を1つ上げる活躍を見せてもらいたいです。
ボローニャですが、ホームでは4勝3敗2分、悪くない成績を収めています。特に得点に関してはナポリ戦を除く8試合(88.8%)で得点、さらに6試合(66.6%)では2得点以上と素晴らしい得点力を発揮しています。ミランもアウェイで未だ無敗(8勝1分)で難敵ではありますが、以前のnoteで触れたように攻撃の核であるチャルハノール不在の今なら勝ち点1を持ち帰ること自体は決してありえない話ではありません。
ボローニャのホームでの得点力と、アウェイミランの優れた戦績をベースにBTTS&DCにベットします。

Sampdoria vs Juventus

BTTS&over2.5 2.18(Pinnacle)

冒頭触れたように、ユベントスはカップ戦を戦ってはいますがそこまで負担はないでしょう。
サンプドリアといえばリーグトップのBTTS率 74%(得点率84% 失点率89%)、同じくトップのOver2.5率79%のThe 大味のチームです。対ユベントスにおいても、ホーム戦過去5試合では2勝3敗で7得点と、決して手も足も出ない対戦ではないでしょう。リーグ屈指の非保持で保持キラー(インテル、アタランタに勝利)である彼らがユベントス相手にアップセットを起こしても不思議はありません。
デリフトのコンディションが万全でなくスタメンは難しそうなのもユベントスにとっては懸念ですね。
サンプドリアの順位表の位置としては降格圏は遠くCL/ELも遠い中で、あえてガチガチに固めてくる理由は特にないです。シーズンダブル、しかも共に無得点という醜態を避けるために下剋上しかけてくることを期待して、勝敗予想を避けてBTTS&over2.5にベットします。(データから考えると2倍超えも魅力的です)

Inter vs Benevento

Total corner under10.5 1.757(Pinnacle)
Inter 2nd half over1.0/1.5 1.78(Marathon)

たまにはコーナーベットして当てたい病。インテルは対4バックの際はそこまでコーナー伸びないし、被コーナーも少ない。ベネヴェントのGKもセーブ率は下から数えて2番目、セービングからのCKも考えにくい。ハキミも外からクロスというより中に切れ込んで自らシュートor Key pass出すタイプ。うん!コーナーアンダーにしよう!
あとは、以前ローマvsインテルのnoteでも触れた通り、インテルは後半での得点が非常に多いです。over2.5&win等も検討していたのですが、そもそもそれらをクリアしているのであれば後半複数得点している可能性が高いということで、後半overにもベットします。
カップ戦があったとはいえ、インテル優位は揺るがないと考える試合です。個人的な考えでは、ルカクよりはラウタロが、そしてブロゾビッチが目立つ試合になると考えています。


Spezia vs Udinese

Udinese AH-0.25 1.71(Marathon)
Most yellow cards: Spezia 1.72(Marathon)

スペツィアは中1日、対するウディネーゼは1週間空けての一戦。スペツィアはここまでホームでは1勝3分5敗で暫定とは言えどホーム戦績最下位、ウディネーゼは難敵アタランタ、インテルと引き分けることに成功。ウディネーゼは対保持に対するカウンターアタックが得意な中でスペツィアは保持志向。あらゆる面でウディネーゼ優位と見ざるを得ません。ウディネーゼの特徴上underを絡めることも検討したのですが、彼らはここまで4勝した試合の両チーム合わせた平均ゴール数が約4点と考えるとover/underを予測するのは難しそう。後述の移籍影響も踏まえて、引分も少しケアできるAH-0.25が無難に思えます。

また、ウディネーゼ有利と考えるなら検討したいのが警告数。スペツィアはリーグ2位の57回、対するウディネーゼは18位の36回。傾向的にも差がある上にスペツィアにとってシビアな展開が続くのであればスペツィア警告数勝利にベットしたいところです。ちなみに主審は普段セリエBを担当していてトップリーグでの経験は少ないですが、Bでは昨年平均6.0回の警告数だったので、馴染みのある昇格組スペツィアの試合であれば彼も普段通りのジャッジをしてくれるでしょう。

移籍関連では、ウディネーゼはラザーニャをヴェローナにレンタルし、代わりにナポリからジョレンテが加入。ここまでカップ戦含めても出場時間計57分の彼は、まずフィットネスを高めることからのスタートでしょう。この試合ではスタメン予想とする新聞も多いですが、果たして。まだ上手く機能しなくても仕方ない気もしますが...
あと、試合見られる酔狂な方はスペツィアのアゴウメ(アグメ)は注目です。チームのルールもあるかと思いますがかなりクレバーにボールに絡める選手ですよ。

Atalanta vs Lazio

Lazio over1.0 1.746(Pinnacle)
Lazio DC 2.19(Marathon)

カップ戦に続いてリーグ戦でも相まみえる今節の好カード。リーグ戦では10戦無敗のアタランタと4連勝中のラツィオ。CL圏争いでも非常に重要な試合となります。
この試合では陣容においてKey newsがそれぞれ。まずラツィオはルイスアルベルトが復帰予定。チーム内Key pass、xAトップの彼の有無は得点に大きく影響します。ラツィオの朗報の裏で、アタランタは累積欠場のゴセンスに加えてロメロ、ハテブルの欠場が決まりました。両WBとCBの要不在ということも踏まえると、ラツィオ有利とも見たくなります。連戦負荷はアタランタの方が戦術的にも退場者の面でも大きいですしね。
ということで、非常に心苦しいですがラツィオ寄りに今回はベットします。DCはちょっと余計かもしれないので、乗られる方はoverをまず検討ください。

Cagliari vs Sassuolo

Total corner over10.0 1.862(Pinnacle)

コーナーチャレンジその2。カリアリは12試合勝ちなし、かつ7連敗中と泥沼まっしぐらです。サッスオーロも前半の快進撃の勢いはとまり、不安定な戦いが続いています。もちろん多少はサッスオーロ有利だとは思うのですが、MLやサッスオーロover1.5までいけるかというと考えどころ。
それよりはコーナーoverの方が面白そう。カリアリもチーム状態を反映してかセットプレーに正気を見出して意図的にコーナー数を増やしてるきらいがあります。サッスオーロもベラルディの代わりであるトラオレが順足であることもあり深く入ってのクロスのパターンが増えました。両チームのGKのセーブ率が優れてることもコーナー数増加につながると考えこちらにベットします。

Crotone vs Genoa

BTTS&over2.5 2.55(Pinnacle)

クロトーネは7試合連続でBTTS&over2.5を達成していて、ジェノアのFW陣もデストロ筆頭に好調というだけでも素直にBTTS&over2.5に張ってみたい。クロトーネは常に良くも悪くも勇敢に攻め込む(そしてあっさりカウンターを食らう)チーム。変に理屈をこねくらず、2.55もつくならベットします。

Napoli vs Parma

under4.5 & Napoli win 1.74(Marathon)

実はパルマって昨シーズンナポリにシーズンダブル食らわせてるんですよね。とはいってもその時のキーマンの一人クルゼフスキはユベントスに移籍して、今シーズンはナポリが雪辱の先勝を決めています。ガットゥーゾ監督からすれば、何も失ったわけでもないのに(課題はある)なぜか騒がしい外野を黙らせるために負けは許されない一戦ですね。
結構悩みました。まず思いついたのはイエローunderなのですが、最近ナポリも厳しいシーンが増えて警告数が増えがちなこと、審判が平均で5枚以上出すアグレッシブ系なことを踏まえると難しい。BTTSも、ナポリの得点はともかくパルマが問題で数字上の得点力も低いのですが加えて劣勢時のエネルギーというか、負けてる時のカウンターで前線に走り込む選手えらい少ないんですよね。得点の匂いがしないのも頷けるシーンが散見されます。ちなみにパルマのunder1.0は1.34、0.5/1.0でも1.76です。後者でもナポリの不安定さを加味するともう一声欲しい。
となると、精々3-1には収まるであろう展開においては、under×winしか選択肢は見い出せませんでした。言い訳をつらつら書いたように苦肉のベットですがこちらでいきます。

Roma vs Verona

BTTS&over2.5 2.08(Pinnacle)

これは逆にあまり迷わず、オッズ確認してすぐ決まりました。まず勝敗予想は無理です。ローマがハイプレス苦手なのは変わらないでしょうし、収まりどころのジェコ不在を考えると間違いなく決定機は何回も作られます。ヴェローナが前節、Awayナポリ戦で1-3の勝利を収めたようなシーンは避けられないと思います。一部報道のようにヴィジャールがスタメンでなかったら尚更ですね。彼の中盤でプレスを躱して配給するスキルはセリエAトップクラスですが、その彼がいなかった場合はカウンターリスクがより高まりそうです。

ぱっと見は3-4-3(3-4-2-1)のミラーっぽく見えますが、前線の流動性はサイド使用割合を考えるとギャップはそこそこできると思います。願わくば勝利してCL圏キープして欲しいですが、現実を見てこちらにベットします。(ローマの得点はそこまで不安視してません。ジェコ不在の方が何なら攻撃自体は機能してる気配すらありますし。)

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