セリエA第11節①
冬は紅茶もコーヒーも楽しめていい季節です。
紅茶はHarrodsのアールグレイが学生の頃からすごい好きで、他の高級茶葉も試しましたが結局これに落ち着きました。もし英国に行く機会があれば試してみてください。
(Amazonでも買えるんですが、割高なんですよね。。私はイギリスに知人が行くor帰る度にお願いしています)
今日は1試合だけですね。それではお願いします。
Sassuolo vs Benevento
→Sassuolo to win & over 2.5 2.24
名将デゼルビ監督のもと、現在5位と躍進を見せるサッスオーロと、ここ3試合は1勝2分と持ち直してきた感もある13位ベネヴェントの一戦。デゼルビからすると古巣対決ですね。(2017.10-2018.6にベネヴェントの監督)
サッスオーロはチーム得点王のカプートの離脱の影響が大きく、サイドのベラルディ、ボガからの崩しの割合が増えています。これに対してインテルはシンプルに「個」で負けないことを前提とした対策をとり、(この時のビダルは白眉でした)。ローマの場合は中央を堅く閉じることを優先することで決定機までは作らせないようにしていました。
では、今回のベネヴェントはどうでしょう。正直かなりサッスオーロにとって与しやすい相手だと考えています。個でボガ、ベラルディらを抑えられる選手がいるわけでもなく、非保持のチームでもありサッスオーロ側が好きなように回せる時間も多い。
「崩し切れずに持たされて終わるんじゃ?」と思いがちですが、サッスオーロの面白い点は遠めから積極的に狙うことが非常に多いチームである、という点です(PA外44%はリーグ2位)。ここで鍵を握るのがミドルシュートでの決定力も高いベラルディになるわけですが、彼はシュートだけでなくその視野の広さ、キック力を活かしたサイドチェンジも可能です。ベネヴェントの失点パターンとしてボールとその保持者への意識が強い余り、ファーサイドへの展開への対応が遅れてピンチor失点するケースが多く見られます(対スペツィア戦はそれが顕著でした)。この試合でも失点は免れないように思えます。
一方、得点/失点においてはサッスオーロはHomeでの失点が多く(Awayの2倍)、ベネヴェントはAwayでの得点が多い傾向にあります。また、ベネヴェントはそこまで相手をリスペクトしたサッカーをしないので、上位陣との対戦ほど大味になる傾向があります。(vsインテル 2-5 Lose, vsローマ 2-5 Lose, vsナポリ1-2 Lose, vsユベントス 1-1 Draw)
今節も打ち合い上等のオープンゲームになる可能性は十分あるでしょう。
あと気になっていたのは試合時の天候です。前節ローマ戦は(手前味噌ながら)ローマが退場後も含め高い集中力を持ってゲームを支配しました。この背景として、戦術や個のクオリティだけでなくピッチコンディションも大きく影響したと考えています。セリエAで最もショートパス回数の多いチームであるサッスオーロにとって、球足の悪い状態での試合は非常にやりづらそうでした。この試合当日は午前中は雨予報ですがその後は止んでナイトゲーム時は晴れみたいなので、そういった面でも今回は自分達のやりたいサッカーがしやすい環境となるはずです。
(近しい環境でクロトーネvsラツィオも同様、いやそれ以上のピッチコンディションですが、ラツィオは戦術インモービレに当てて何やかんやで決めてもらうがあるので問題なかったです)
上記を踏まえて、この試合はOver傾向でサッスオーロ有利とみて前述の項目にベットします。
最後に、これは戦術/データとは違う文脈ですが、カプートの代役としてスターターが増えているFWラスパドーリ(サッスオーロユース上がりの20歳)も、既にブレイクしているスカマッカ同様にイタリアの次世代を担う選手の一人です。個人的に彼のようなユースからの生え抜き選手がトップチームで芽を出そうとしている状況は応援したいものがあります。難しい相手との試合が続いていましたが、比較的プレッシャーの少ない相手ではあると思うので今節は自信に繋がる活躍を見せてほしいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?