セリエA第13節
はじめに
もうすぐクリスマス。色々な制約がつく状況ではありますが、皆さん家族や大事な人と素晴らしいひと時を過ごせますよう。
さて、我が家の「クリスマスの音楽といえば?」は表紙画像の「A Charlie Brown Christmas」です。スヌーピーのアニメの劇中歌のアルバムですが、クリスマスキャロルの1つ「もみの木」から始まる有名曲のジャズアレンジがメインです。ちょっと大人なクリスマスのBGMとしていかがでしょうか。
また、Twitterでのアンケートにご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
頂いたご意見をベースに、今節に関してはベットにおける注目試合を5試合ピックアップしてお届けします。
試合予想
Fiorentina vs Verona
→under3.5&Verona DC 2.45
監督がプランデッリに変わってからここまで2敗3分と勝利が遠いフィオレンティーナ。さらに平均得点は0.4点とイアキーニ監督時代からの攻撃面での課題は継続中と見てよいでしょう。守備も決して良くはないのですが、ドラゴウスキが流石のセービングを見せて踏みとどまっている状況です。カセレスはそろそろ限界かな...
対するはここまで失点数11とユベントスに次ぐ2番目に良い成績できているヴェローナ。実は被シュートはこれまたリーグで2番目に多く打たれている中、GKのシルベストリが正に「守護神」の活躍をしています。セットプレーからの失点が未だ0なのも特徴で、守備に関しては信頼を寄せられるチームです。主力CBが大体復帰してきたのも朗報でしょう。
一方、今節の彼らはFWの駒不足に悩まされています。チーム得点の半数を占めるファビッリとバラクの欠場に加えて、カリニッチとそしてディカーミネも離脱と、純粋なFWは未だノーゴールの20歳サルセドのみ。チーム特徴と相まってロースコアでゲームは推移する可能性は高いでしょう。フィオレンティーナはPAの中をしっかり固めてバイタルエリアはそこまで厳しく当たらない傾向がありますが、今節そこから狙える選手がいないのでヴェローナは得点に苦労するかと思います。
両チーム、ここまでunder3.5の試合が75%と83%である以上、状況を加味してもunderを絡めるのが筋でしょう。
ではどちらが優勢か。ヴェローナが勝ち点を持ち帰る可能性が高いと見ます。未だ攻撃の形が定まらないフィオレンティーナに対して、今節状況的に勝ち点1で合格とするであろうヴェローナは割り切った試合をしてくるでしょう。フィオレンティーナの攻撃はリベリが鍵を握りますが、前節は今シーズン初のフル出場からの中2日。怪我がちの彼のコンディションに不安が残るのもポイントです。
オッズ上はアンダードッグですが、ここはヴェローナの善戦を予想してこちらにベットします。
Torino vs Bologna
→BTTS&over2.5 2.00(Pinnacle)
→over2.5&BolognaDC 3.00(Sportsbet.io)
トリノの試合は当分BTTS&over2.5安定でしょう。それが2倍もつくなら尚更です。これに関しては多く語ることはなく、前節のnoteのトリノ部分をご確認ください。ローマ戦を終えてまたover傾向が確固たるものとなりました。
ボローニャも殴り合ってなんぼのチームで、まだ正GKは復帰できません。オープンな展開と見るのが妥当でしょう。
もう一点、オッズ上は両チームイーブンですがやはり中1日(!)かつ前半15分退場により10人での戦いを強いられたトリノはコンディションにおいて圧倒的につらい。over予想はこのまま、ボローニャ有利とみて2つ目もベットです。塩ったらまあ仕方ない。
Cagliari vs Udinese
→Cagliari DNB 2.29(Pinnacle) ←キャンセル
12/20 7:34 デパウルが間に合いベット根拠がなくなったため、こちらキャンセルします。
戦術とか細かい話ではなく、単純にここまで全試合フル出場、チームの得点王かつキーパス数1位(2位とはダブルスコア)のデパウルという核を失ったウディネーゼの苦戦は避けられない中でカリアリのオッズが魅力的だから、というだけです。ただ、前線のオカカチュカ、最後尾のニュリンチュクもいない中で影響は余りに大きくDNBでこれだけつくなら行かない手はないです。over/underは両チーム特徴が対極で読みづらいので今回は含めません。
Sassuolo vs Milan
→Sassuolo ML 3.64(Marathon)
ついにCFが復帰し前半戦快進撃の再現準備が整ったサッスオーロ。崩しの局面は問題ないもののフィニッシャーがおらず得点を重ねられなかった彼らのリスタートが楽しみな一戦です。ポゼッションサッカーのキーマンであるロカテッリの累積欠場は痛手ですが、そこはマキシム・ロペスが上手く代役を務めてくれるでしょう。
イブラヒモビッチ、べナセル、テオエルナンデスと違いを生み出せる選手不在のミランに土をつけられる絶好のタイミングです。正直レビッチが前線で収られていない中、無敗を継続しているのは驚きですしチーム力向上の証左だとは思います。ただ、ここ最近は下位チームとばかり対戦した中であの苦戦ぶりを考えるとサッスオーロを推したい試合となります。
(無難案としてはサッスオーロDCでも1.90ありますのでお好みで選択ください)
Atalanta vs Roma
→over1.5&Roma DC 2.07
ローマファンとしては、アタランタから獲得した選手が3名(クリスタンテ、マンチーニ、イバニェス)いずれも主力となっており、勝手に恩義を感じています。
日程上はローマ不利ではあるものの、前節は前半で勝負をつけて主力や負傷明け選手を早々に交代することでコンディションへの負担を最小限に抑える事ができました。
パプ・ゴメスと監督との確執は不確定な内容も多く保留としますが、現状のアタランタの得点力の鍵はドゥバン・サパタです。ただ、彼を活かす選手が不在となると彼個人をデュエルで抑え込めればアタランタの得点力は激減します。前節ユベントス戦のデリフトとのマッチアップが良い例ですね。
さて、ローマにもスモーリングというデリフトとタイプは違えど対人守備に優れたDFがいます。彼とサパタとの対決、また逆ではジェコ対ロメロが中央のポイントになるでしょう。ただ、ローマにはスピナッツォーラ、ムヒタリアンのプレーする左サイドが強烈なストロングポイントとなっています。中央を固められても全く問題のないローマがこの試合優勢と見ています。
ユベントス戦のように、パプ・ゴメスは先制された後に投入され流れを一気に変えてくる可能性もあります。となると引き分けもケアしたいところなので、over1.5&Roma DCがオッズとの兼ね合いで最適かと思います。
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