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セリエA 第36節

気づけばセリエAも残り3節。セリエBは一足先に終了しエンポリとサレルニターナが自動昇格、残り1枠をモンツァ、レッチェ以下6チームで争います。
ちなみにサレルニターナはラツィオの会長ロティーナが同じく会長を兼務しており、セリエAの規定上同時に2チーム以上のオーナーにはなれないので今は売却先を探しているはずです。(もちろんサレルニターナの方、たぶん)

セリエAは降格争いはベネヴェントが一歩後退した一方で、CL権争いはミランの快勝で本当に分からなくなりました。残りの相手的には気持ちアタランタとナポリ有利かな?という印象です。ミランは取りこぼしを防げるでしょうか。

私は予想の取りこぼしが続きフォーム最悪ですが、光明に向かって残り3節走り抜けたいと思います。残り僅かですので最後までお付き合いください。

Napoli vs Udinese

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Time of 1st card: before 34:00@1.83(bet365)
✅Napoli 1st half win@1.833(Pinacle)

まず1つ目の警告数について。ナポリの試合では現在10試合連続で1枚は前半のうちに警告が提示され、ウディネーゼは4試合連続でそれが発生しています。ナポリに関しては前半から試合を優位に進めるべく割と積極的にアタックを仕掛けるチームで特にホームの試合で顕著です。結果としてホーム前半45分の戦績は勝ち点39(12勝3分2敗)の21得点に3失点、3項目いずれもリーグトップです。前半のテンションの高さが要因の1つとして、対戦チーム含めて警告を受ける機会が多いのかなという印象です。
また、今節の担当主審であるCalvareseさんは、ここまで担当した14試合において100%前半にカードを提示しています。特に提示時間が平均26.9分にも関わらず自身の平均イエロー数はリーグの中で下位にあたる3.50ということから分かるように、前半のうちに笛の基準を示しつつゲームをコントロールするタイプの主審です。中3日で早めにスコア上でも優位に立って楽になりたいナポリは前述の積極的な前半の色をより強める可能性もありますし、それに対するウディネーゼの守備から、またはリーグ被ファウル2位のデパウルを起点とするカウンターを止めるナポリが早めに警告を受ける可能性は十分にあると見てこちらにベットします。
2つ目はシンプルに、勝利の必要性がより高いナポリがこれまで通り圧倒的な前半の強さを見せることを予想して前半勝利にもベットします。

Cagliari vs Fiorentina

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BTTS&Cagliari DC@2.17(Marathon)

このカードを語る上で、現在降格圏の18位のベネヴェント(勝ち点31)に触れなければなりません。ベネヴェントの残り3試合はアタランタ、クロトーネ、トリノ。まあアタランタには正直勝てないでしょうし、良くて2勝1敗、勝ち点37が限界でしょう。フィオレンティーナは前節ラツィオに勝利して勝ち点38カリアリは35でしかも次節はミラン。この試合に対してより重きを置くのはカリアリでしょう。願わくば勝利で勝ち点38に乗せるのがベストですね。
直近のフォームに関しては、カリアリが本当に素晴らしいです。直近5試合では4勝1分でリーグトップタイ(もう1チームはサッスオーロ)。フィオレンティーナもFWヴラホヴィッチの好調が続いており、ついにリーグ2位タイの21得点。完全に一皮剥けましたね。ただ、彼にチャンスを提供するリベリーがほぼフル出場後の中3日という状況でどこまでリカバリーできているか。前述の勝ち点状況から試合におけるコミットメントも併せて考慮すると、カリアリの引き分け以上は期待したいところです。
一方で、カリアリは被枠内シュート数がリーグ2位、xGA(失点期待値)もリーグ17位とチームとしての守備は課題を抱えています。直近10試合でウディネーゼ戦以外全て失点を喫していますし、1-1以上のスコアにはなると見てこちらにベットします。

Atalanta vs Benevento

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Atalanta over3.0@2.07(Pinnacle)

アタランタは高い攻撃力を持つチームという印象通り、枠内シュート数がリーグ1位となっています。となると対アタランタにおいては他のチーム以上にGKのセービング能力が重要となることが考えられますが、実際GK指標のワースト3のチームとは6試合で18得点。ホーム3試合では11得点と凄まじい戦績を残しています。実はGK指標が次に悪いのはアタランタなのですが、その次がベネヴェントとなっています。ベネヴェントは元々の被枠内シュート数も多く、残留に向けて先制されようものならリスク承知で引分まで目指すことを考えれば、ここ数試合のように複数失点を喫する可能性は高いでしょう。今回のゴールのラインは一見高いようにも思えますが、アタランタもCL権獲得に向けて手を緩める理由は一切ありませんし、ベネヴェント→ジェノア→ユベントス(カップ戦決勝)→ミランという日程を考えれば、次節ジェノア戦は少しテンションは落としたいところです。このベネヴェント戦は試合全体を通して容赦はないでしょう。アタランタの大量得点を予想してこちらにベットします。

Sampdoria vs Spezia

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BTTS&over2.5@2.10(Pinnacle)
❌Total yellow cards Spezia over2.5@1.98(Marathon)

17位スペツィアと18位ベネヴェントとの勝ち点差は34 vs 31 → 3なのですが、直接対決の戦績でスペツィアが上回るので実質4差の勝ち点35と考える形になります。ここ5試合と勝ちのないスペツィアですが、1勝でボーダーの勝ち点38(実質)に届く状況下、相手は前半戦で2-1の勝利を収めたサンプドリアということを考えればアグレッシブな入りをしてくるでしょう。
とは言ってもすんなり勝てるとは中々に思えないのが今のスペツィアの守備崩壊ぶり。この5試合での平均xGA(失点期待値)は2.4。多くの好機を作られ続けています。サンプドリアはクアリアレッラを筆頭に、チームとしてxG(ゴール期待値)以上に得点を決めている、言わば決定力の高いチームです。どうしても前掛かりにならざるを得ないスペツィアが、この試合を無失点で切り抜けられるとは到底思えません。
一方で、スペツィアはエースのヌゾラが累積欠場明けで復帰。中3日で互いに消耗している中で彼のスピードと決定力は攻撃において非常にポジティブなニュースです。サンプドリアは攻めっけの強い相手を刺すスタイルなので基本は彼ら有利の感覚がありますが、主にスペツィアの事情で打ち合いになりそうだと考えBTTS&over2.5にベットします。
また、主審マレスカ×警告数2位のスペツィアという組み合わせ、という理由だけでもイエローオーバーはベットしておきます。マレスカ担当が十分根拠になります←

Torino vs Milan

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Milan over1.5@1.80(Pinnacle)

ミランはイブラヒモヴィッチが負傷で欠場ですが、彼の離脱は必ずしも戦績に悪影響を及ぼさないのは以前触れた通りですし、今のキーマンはチャルハノールなのでそこまで悲観しなくてよいでしょう。アウェイ巧者のミランはここまでアウェイで14勝1分2敗、勝った試合は全て複数得点を挙げています。トリノは残り4試合で勝ち点3を積み上げられれば、というところですが格上相手にはxGAが2.0を超える試合が多く、打ち合いに持ち込んで引分はありえるとしても、累積でエンクルを欠く中でミラン相手に失点を防ぐことは難しい用に思えます。前節、ベロッティとサナブリアをやや早めに下げたところ(単純にこの日はイマイチだったこともありますが)からも、トリノもこの試合を捨て試合にするつもりはない気がするので勝敗関連の項目は避けて、ミランの複数得点にベットします。

Inter vs Roma

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BTTS&over2.5@1.925(Pinnacle)

ELから4バックに戻して攻撃面で明確に良化が見られるローマがインテルのホーム、ジュゼッペ・メアッツァに乗り込みます。インテルは前節ルカクをスターターから外しましたので今節はスタメンでくるでしょう。前半戦で両者がぶつかった際には彼を抑えるのはスモーリングの役目でしたが負傷のためマンチーニ、もしくはイバニェスがその役割を担うでしょうが正直荷が重いと思います。両者流すつもりはないでしょうが勝ち点に対する大きな拘りはなく、厳しくチャンスを摘むよりはお互いの強みをぶつけ合って結果大味なゲームになるとみて、BTTS&over2.5にベットします。いちローマファンとしては2-2くらいまでは行けそうな気がします。

Bologna vs Genoa

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Total corner over9.5@1.943(Pinnacle)

ジェノアはベネヴェントと直接対決の戦績で負けているので、必要勝ち点としてはあと2積んでおきたいところ。次節がアタランタなので、このボローニャ戦では相手がここ4試合勝利できてない中、勝利を狙いたいところでしょう。両チーム、ザッパコスタやバローなど、サイドを積極的に侵入していくシーンが多く見られること、そして互いに被コーナーがリーグ上位であること、特にジェノアは試合が膠着した際にはスカマッカはじめ長身選手に対する放り込みも敢行するであろうことからコーナー数は伸びてくるのではないかと思います。

Lazio vs Parma

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Lazio win 2nd half & over1.5@2.06(Marathon)

前節フィオレンティーナ相手に敗戦を喫し、CL争いから一歩交代してしまったラツィオ。今節はルーカス・レイヴァやペレイラを欠きますが、得意のホーム(なんと11連勝中)での降格決定パルマ相手は落とせない一戦です。ちなみにパルマはアウェイ12試合勝利無し(7敗5分)。明暗くっきり分かれている形です。
ハンデやゴール数に関しては中々魅力的なものは見つからず、後半のOver1.5率に目をつけました。パルマもただでさえ降格が決まり守備強度はおざなりになっていますし後半は顕著です。ラツィオの後半Over1.5も直近ホーム4試合連続で複数得点を決めています。パルマのなりふり構わないアタックが懸念ですが、2倍前後で魅力あるのはこれかTime of last goalくらいしか思いつかず、天秤にかけた結果こちらを選択しました。正直自信はイマイチです。

Sassuolo vs Juventus

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BTTS&Over2.5@1.925(Pinnacle)
❌Sassuolo DC@2.40(Marathon)

形は違えどボール保持志向の両チームの対戦は、特にサッスオーロがデゼルビ体制になってからの4試合は下記の通り全て多くの得点が入っています。

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正直サッスオーロがカンファレンスリーグにどれだけ行きたがってるかは分かりませんが、デゼルビはスーパーリーグ構想に最も苛立ちを覚えた監督の1人です。ゴシップ的ですがミラン戦同様、「CL出たくないならどうぞ!」の勢いで叩き潰しにくるかもしれません。なんてったてユベントスですし。
サッスオーロのホームBTTS率は72%、ユベントスのアウェイBTTS率は71%。実際はOver2.5率は50%前後ではあるのですが、互いにヨーロッパのコンペティションを見据えると勝利が必要となる中で過去の戦績同様に打ち合いとなる可能性が高いと見てBTTS&over2.5にベットします。

また、両チーム共に直近でミランとアタランタと試合をしていますが、サッスオーロは1勝1分、ユベントスは2敗といったように、直近5勝1分と好調なサッスオーロがまたアップセットを起こす可能性は十分にありそうです。サッスオーロは前節はボガがお休み、前線の主力もフル出場は回避できた中で引分含めで2.4倍は魅力的なのでこちらも併せてベットします。

Crotone vs Verona

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✅2nd half over1.5@1.81(Marathon)
❌Most Yellow cards with handicap: Verona 0@1.87(Marathon)

ヴェローナのユリッチ監督とクロトーネは深い縁があります。彼が選手だった頃に最もプレーしたのはこのクロトーネですし、監督として2016年にクロトーネをクラブ史上初のセリエAに導いたのも彼でした。(ちなみにこの年の2位はトリノ。ビッグクラブは軒並み3位以下という凄まじいシーズンでした)
また、試合日はヴェローナが1984-85シーズンにスクデットを獲得した記念の日となっており、ここ最近低迷をしてるヴェローナですが勝って気持ち良く祝いたいところでしょう。ほぼフルスカッドになってきたのも追い風です。カリニッチらFWのフォームも少しずつ戻ってきたので、不振だった攻撃陣の改善も終盤期待したいところです。
ホームのクロトーネの失点率は驚異の100%。やはりゴールOverには注目したいところ。両チーム後半での得点/失点がここ最近多く、直近5試合では後半だけで平均2.6ゴールが生まれています。この傾向に素直に乗ってみたいと思います。
また、言っても互いにバトルをする必要性はない試合ですし、そこまで多くのカードは出ない可能性は高いと思います。特にクロトーネは守備の際に全然寄せてこないのが降格以降拍車がかかっているので警告にあたるようなチャレンジも限られるでしょう。Bookingのラインも4.5なのでトータルのunderも検討したのですが、ヴェローナサイドがどうしても積極的に人に当たっていく以上、大盤振る舞いの可能性もあるのでヴェローナのカードハンデにも併せてベットします。

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