誰とでも仲良くなる友人を観察して分かった「誰とでも仲良くなる方法」
さて、身の回りの友人や職場の同僚に「誰とでも仲良くなれる人」ってたまにいます。
それこそ、同級生だけでなく年上や年下、お爺ちゃんお婆ちゃんからも好かれるなんて人も。
ではなぜ彼らはいろんな人から好かれるのでしょうか。
初対面のアプローチから仲良くなる過程まで、ちょっとした変態となり観察してきましたのでこちらに報告いたします。
人たらしの友人A
友人Aというとなんだか味気ないので、彼の特徴にちなんで、あだ名は友人Bとしましょうか(血液型がB型だから)。
友人Bは人に好かれます。それこそ、何かの集まりには必ず呼ばれ、営業先のお客さんにも好かれて仕事をぶん取って来ます。
側から見て好かれる理由も分かります。
愛嬌があって話好き。聞き上手な方が人間関係上は良いと言われてますが、自分勝手に話すことで会話のハードルが下がり、話しやすくなるということもあるかと思います(話し上手は聞き上手)。
彼は話してコミュニケーションを取ります。まあ確かに、勝手に話してくれる人は相手にしてて楽です。気まずくなる瞬間が無いというか、他人から見ても楽しそうだなって思われる雰囲気だというか。
このように友人Bは人と仲良くなるのが比較的得意です。
ではその中でも誰とでも仲良くなれる方法について、観察したものを列挙してみます。
①しょうもない質問が多い
「ビジネスマンたる者、質問力を磨け」なんて口酸っぱく言われます。
そのせいで質問へのハードルが上がり、誰も質問できなくなるなんて状況を見たことがあります。
さて、本当に良い質問って大事なのでしょうか。
もちろん話を聞いてなかったり、「いや説明したやん」って言われるような質問は御法度です。
しかしプライベートでも仕事でも、デートでも遊びでも「良い質問をしなければいけない」というのは違うと思います。
素朴な疑問や、知らない単語についてでも「しょうもない質問」することで、質問のハードルがグッと下がり、ますます議論が加速するなんてことは往々にしてあります。
これを根っから実行しているのが友人Bです。彼は「しょうもない質問」を連発します。
例えば、「休日はゼルダのティアーズオブザキングダムをしていた」と聞いたとします。
どこが面白いのか?
いくらしたのか?
どこで買ったのか?
前のやつやった?
どのくらいの時間やってた?
などなど、「それ聞いてどうするんだ?」っていう質問をバンバンぶつけます。
たぶん質問してる本人からしたら、聞く意図とかその後の展開なんて全く考えてないと思います。ただ聞きたいから聞いてるだけ。答える側も別に聞かれて悪い気はしないので答えます。
そのおかげか楽しい雰囲気になり、話しやすくなるという理屈です。
「いい質問をしなければならない」というプレッシャーは本当に良くないと思います。
②喋るときはめっちゃ喋る
上記で「しょうもない質問を連発する」と述べましたが、同時に喋る時はめっちゃ喋ります。
私はそこまで長く話すタイプでは無いというか、ただの口下手というか、コミュニケーションが下手くそというか。そこまで「誰とでも仲良し」というタイプではありません。
反対にこの友人Bを含め、人たらしはまるで全てが自分のターンかのように怒涛に喋り倒します(褒めてます)。
文章にするとA4用紙3枚分くらいの分量を喋ります(褒めてます)。
話してる途中に「すんごい喋るなぁ」なんて考える余裕があるくらいですから相当なもんです(小バカにしてます)。
でも、めっちゃ喋る人って好かれますよね。もちろん意味わからない工学系の話とか、物理の話とかされると「ムムム」としか思いませんが。
でも分かりやすい話というか、馴染みある話というのは聞いてて分かるので、そこまで苦にならないんですね。
だから「喋り倒すべし」なんてことは言いませんが、人たらしにはよく喋る人が多い気がする、そんな話です。
③見てて分かりやすい
これは上記のめっちゃ喋るにも関係しますが、自分のことを話すので非常に分かりやすい。
性格や趣味、どんな仕事をしてるかまで全部知っています。
それもそのはずで、喋り倒すから自分のことも含めて全部話してくれるんですね。隠し事がないというか、表裏が無いというか。
分かりやすくて、話しかけやすいし話しやすい。その正の循環が多くの人と仲良くなれる秘訣なんだと思います(昔なんかの本でも書いてました)。
話しかけやすい雰囲気というのが、案外、人たらしになるうえで重要なのかもしれません。
おわり