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レッドルチルクォーツ
また石の話かよと嘆息される勿れ。ついこないだ新しいパワーストーンがラインナップに加わったので、今夜はそのお披露目を。
以前書いた、前へ前へとヤル気を起こさせてくれる「ピーターサイト」に、ピッタリの相棒となり得そうな石を見つけました。レッドルチルクォーツです。
ルチルクォーツというのは、石英(水晶)の中に針状の鉱物が含有されたものを指し、その針みたいな物質が金色ならゴールドルチル、白金色のブルッカイトが輝いていたらプラチナルチル、鉄分が多く黒ずんだものはブラックルチルと呼ばれ、総じて金運アップの石として知られています。とりわけ針が太いものはタイチン(太針)ルチルという名で珍重され、香港や台湾なんかにいくと、お金持ちのオジサマたちが身に付けていらっしゃるのを見かけますね。中華圏では昔っから人気が高いパワーストーン。よく気を喰らいよく働きます。
わたしは棚ぼた的な金財運にあんまり興味がありません。もちろんあって困るものではないのでお金は欲しいっちゃあ欲しいんですが、あんまりそこに拘泥しちゃうと別の何かを失う気がしていましてね。お金に関しては運まかせにせず、いっぱい働いて、いっぱい遊んで、その過程でいい循環ができればいいかなくらいに思っています。よって、ルチルの名称がつく石は無意識のうちに避けてきたようなところがありました。煩悩丸出しだと、幸運の女神も微笑んでくれんでしょうと。
このレッドルチルクォーツは、他のルチル同様、金運にパワーを発揮するとされていますが、夫婦和合、家族運のお守りという側面もあります。さらに、一歩踏み出す勇気や情熱を高めたい時に力を貸してくれるんだとか。まぁ、むしろそっちの方に魅力を感じます。
で、パワーストーンというのは、組み合わせによってエネルギーが増幅したり、コンフリクトしあって減退したりする性質がありまして。これもまた以前に書きましたが、例えば、魔除けの効果が強いとされる黒系の石にも、邪気を取り込んでなかったことにするものや、自分自身の徳を高めて邪を寄せ付けないようにするもの、バリアを張って跳ね除けちゃうものなんかがあって。組み合わせると喧嘩しちゃって、どっちかのパワーが損なわれたり、半減したり、酷い場合は持ち主に悪影響を与えることもあるそうです。
ところが、とある専門サイトのデータベースで、石と石との相性を調べていましたら、ピーターくんとレッドルチルさんのコンビネーションが際立ってまして。それぞれの力が相乗効果によって昂まるのか、魔除け、仕事運、金運、癒し、対人運などなどが総合的に限界突破しそうな勢い。他にもこうした組み合わせの妙はいくつかあったんですが、どれもこれもあまりピンとこなくて(こういうインスピレーションは大事)。結果わたしが惹かれたのは、このレッドルチルさんでした。
まぁ、ネットの情報ばかりを鵜呑みにしてはいけませんし、そもそもスピリチュアルな領域でのお話です。ご興味のない方は話半分で聞いといてくださいませ。
それにレッドルチルは、実は針みたいな繊維を混入させただけのただのガラス玉だったり、鉱物分類的に違う種類のものをレッドルチルと誤認していたり、単純に定義が大雑把なまま販売していたりもあるそうです。人気のC国では贋物の流通も横行しているとか。お気をつけあれ。
でも、この石を身に付けるようになった日の午前中、「こないだお話していたプレゼンが通りました〜」とお取引先から吉報が舞い込んできました。デザイン業務を含め、編集やテキストワークが絡む、そこそこのビジネスが来月あたりからキックオフ決定。ひと月ほど音沙汰がなかった案件だったので、半ば諦めていたんですけどね。しかも今日は別のオファーが。いきなり御利益が続いています。度を超えて忙しくなるのは、仕事のクオリティを保つ意味でも歓迎し難いのですが。母が入所している介護施設の利用料もあるんで、頑張って稼がないと。
むろん科学的根拠は一切ないので、すべては気のせい、もしくは偶然の域をでません。信じるものは救われるの精神で、我々庶民はこうしたラッキーに縋ってでも幸せを掴みたいんです。その点どうぞご斟酌を。
ちなみにラピスや黒翡翠を着けている時より、心持ちが穏やかになった気がします。カミさんに厳しいことをいわれても言い返す気さえ起こりません。この組み合わせ、ヤバいかも!