【デッカー】第20話・らごんさま【ウルトラマン】
ウルトラマンデッカー第20話「らごんさま」を見て、思った事があるので感想を言っていこうと思います。
ネタバレ満載なので、ご注意ください!
ストーリーをザックリ言ってしまうと…
今はおばあさんの浦澤ナギさんが子供の頃、遊んでくれた「らごんさま」。
「らごんさま」の正体は、海底原人ラゴンでした。
悪さもせず、種族を超えてナギさんと仲良くなる「らごんさま」でしたが…
人ならざる「らごんさま」は、幼いナギさんから大人たちによって引き離され、「海女の岩戸」とよばれる岩の下に封印されてしまいました。
封印から何十年もあと、ナギさんがおばあさんになった頃。
住民はらごんさま伝説を忘れ、「海女の岩戸」の撤去を決めてしまいます。
そのことに怒り落胆した「らごんさま」は、復活し巨大化。
現れたデッカーとの戦いの中で、いまでも自分を忘れずにいてくれたナギさんを見つけます。
再び人サイズに戻った「らごんさま」は、ナギさんの手を引き「海女の岩戸の向こう」つまり「この世ではない世界」に誘います。
しかし、調査でやって来たイチカ隊員が「この世から逃げてはいけない」と止めに入ります。
ナギさんは「知り合いも皆死んだ、らごんさまと一緒に居たい」と『向こうの世界』目指します。
ゲートの向こうから現れたデッカーミラクルタイプに掴み出され、イチカ隊員とナギさんは、岩戸の外に。
その直後に岩戸が崩落。
最後に見えたのは、安心したように嬉しそうに、手を振るらごんさまの姿でした。
こんなストーリーでした。
結果として「地底人に連れていかれそうになった人間を助け出した」ということになるでしょう。
でも、これで本当に良かったのか、コンには疑問です。
家族も知り合いもいなくなってしまったお年寄りが、何十年も前の友達に再会できた。一緒に暮らそうと誘われた。
向かう先がこの世ではない場所でも、手を引く友が人間でなくても、幸せになれたんじゃないのかな?そう思えてなりません。
見る限り「らごんさま」が、ナギさんに悪事を働くとは思えません。
もちろん、話のラストには調査にかこつけてイチカ隊員が頻繁にナギさんのもとを訪れ、ナギさんの友人となっている事。
ちゃんと現世のままでも、ナギさんが今までのような孤独ではない事が描かれていましたが…
でも、らごんさまがくれるはずだった日々よりも幸せなのでしょうか?
この先ずっと、イチカ隊員は、らごんさまの代わりをし続ける事が出来るのでしょうか?
その覚悟があって、らごんさまから引き離したのでしょうか?
まっすぐな性格が魅力のイチカ隊員ですが、自分の価値観を直球でぶつけすぎな気もしました。
色々考えさせられる話でした。
皆さんは、どんな感想を抱いたのでしょうね?
単純に、困った時のミラクルタイプ。
スマートなフォルムがカッコいい!
それだけでも感想としては、十分なんですけどね。
では、今回はここまで。
おしまい。
ばいばい、またね。