【Shadowverse】第18弾カードパック『Storm Over Rivayle/レヴィールの旋風』事前評価【エルフ編】
こちらの記事は、Shadowverse第18弾カードパック『Storm Over Rivayle/レヴィールの旋風』の個人的な事前評価になります。実装前の評価ですので、あくまで参考程度にお考え下さい。
こちらの記事はエルフカードの評価になります。他のクラスのカードの評価は、上の記事からご確認下さい。
優美な猫姉妹・シャム&シャマ
評価:★★★★★★★★★☆(9)
エルフの新規レジェンドフォロワー。
プレイ回数が2回以上なら疾走を持ち、4回以上なら自動進化。6回以上ならシャムのいたずらとシャマのまなざしを1コストにして手札に加えます。
エルフらしいプレイ回数を重視したコンボカード。
1回の打点こそ2回プレイの段階では1点疾走、4回プレイでも進化3点疾走と控えめですが、乗り物系アミュレットを組み合わせることで打点を伸ばし、バウンスを絡めることで複数回打点を刻めます。一撃は軽くても、積み重なればフィニッシャーになるポテンシャルがあります。
単純に1コストとして使い勝手も良く、4プレイで自動進化するため進化回数稼ぎにも貢献してくれますし、開拓のロデオガイ・ロキサス等で場に並んだ乗り物系アミュレットを効果的に消費してくれます。2プレイ以上で疾走を持ちますが、別に盤面処理に使っても良く、そういう意味では汎用性の高い一枚でしょう。
豪風のリノセウスのような、条件を満たせば1ターンで20点削り切るというインパクトはありませんが、デッキタイプを問わず使い勝手の良い1コストとして、様々なエルフのデッキで見かけることになりそうな一枚です。
開拓のロデオガイ・ロキサス
評価:★★★★★★★★☆☆(8)
エルフの新規レジェンドフォロワー。
5コスト5/4の守護。自分の場にアミュレットが出るたびPPを1回復し、自分のアミュレットが場を離れるたび、従順な駿馬、機動二輪車、魔導装甲車の内、このターンにこの効果で出してないどれかを場に出します。
コンボ前提のカードですが、効果が強力。
アミュレットを場に出すたびPP回復できるのですが、自分の手札からアミュレットをプレイした時はもちろん、自分のアミュレットが場を離れた時の効果で出てくる乗り物系アミュレットでもPPが回復できます。
5コストと書いてありますが、乗り物系アミュレットが置いてあればプレイした時に場からアミュレットが離れ、効果で乗り物が出てきてPP回復。その後ナテラの大樹を回したりすれば、追加で乗り物を出してPP回復できる。アミュレットを活用したエルフの鍵となる一枚ですね。
要注意なのは、盤面が開拓のロデオガイ・ロキサス、ナテラの大樹、そして乗り物系アミュレットと凄い勢いで埋まってしまうため、勝手にロックされないように適度に1コストのフォロワー、例えば優美な猫姉妹・シャム&シャマやレヴィールの無法者、サボテンカウボーイといったカードで消費する必要があります。
使いこなすのは難しそうですが、活躍する場と手札さえ整えれば、優美な猫姉妹・シャム&シャマの6プレイ時効果はもちろん、生命の宴の8プレイ時効果さえも狙える、プレイ回数稼ぎの鬼。活躍するかは未知数ですが、面白いことができそうな一枚です。
小槌の勇士・スクナ
評価:★★★★★★★★☆☆(8)
エルフの新規フォロワー。
2コスト2/2でEPによる進化ができませんが、エンハンス4で自動進化。進化後は攻撃力こそ上がりませんが疾走がつき、さらに攻撃時に「自分の場を離れたアミュレットの種類」と同じだけ、自分の攻撃力を上昇させます。
2コストと書かれているものの、実際はエンハンス4の方が本体。
攻撃時のバフは自分の場を離れたアミュレットの「種類」なので、凄まじい火力にはなりません。……ならないといっても、ナテラの大樹、従順な駿馬、機動二輪車、魔導装甲車の4種で+4/+0くらいは現実的で、4コスト6点疾走くらいにはなりそうです。8コストで小槌の勇士・スクナ2体疾走で12点。さらにこのカード自身を乗り物に乗せれることまで考えると、火力としては中々の数値。十分フィニッシャーになるでしょう。
またエンハンス4で自動進化するため、進化回数も稼げるのもポイント。
フルパワーにこだわらなければ、乗り物にタッチした程度のデッキでも、2コストでも投げられる4コストの疾走として、活躍の場があるかもしれません。
ギガントパスチャー
評価:★★★★★★★★☆☆(8)
エルフの新規フォロワー。
アクセラレート1で従順な駿馬を場に出します。
本体は6コスト5/6のフォロワーで、機動二輪車と魔導装甲車を場に出し、その後相手のフォロワーすべてに、自分の場のアミュレットの数と同じダメージを与えます。
特にアクセラレートが強力で、従順な駿馬を場に出せるためアミュレットの種類稼ぎやバフを受けた時の効果の起動はもちろん、各種アクセラレートのプレイを条件に効果を発揮するカードとも相性が良い。
場に出す従順な駿馬も、場に出て困るようなカードではなく、アクセラレートとしては他の邪魔をせず発動条件もない、扱いやすい効果が詰まった一枚。
本体の方はどちらかといえばおまけ程度ですが、6コスト5/6と十分なサイズから最低でも2点AoEが飛んできます。ナテラの大樹と合わせれば3点。点数的には物足りなさも感じますが、乗り物を出した上で進化も切らずにこの効果なので、十分といった感じでしょう。
また機動二輪車と魔導装甲車をセットで出せるので、アミュレットの種類稼ぎはもちろん、次のフォロワーを大きくバフすることができます。小槌の勇士・スクナであれば、一気に痛手を負わせることができるでしょう。
単体で効果が完結しており、何よりアクセラレートが使いやすい一枚。
アミュレットと小槌の勇士・スクナを主軸としたデッキはもちろん、それ以外でも喝采の獣使いやマドロスエルフといったカードと合わせてアクセラレート出張組として、様々なデッキで検討されそうです。
笑顔の破壊者・カーマイン
評価:★★★★★★☆☆☆☆(6)
エルフの新規フォロワー。
アクセラレート1でランダムな場のフォロワー1体に3ダメージ。本体は5コスト5/5で、アクセラレートするたびランダムな他のフォロワー1体を破壊します。
アクセラレートを起動するたび、自分以外に突然の落石を降らせる効果。自分のフォロワーに当たるのは要注意ですが、このカード自身が5コストなので、横展開していない状態で使用することが大半。マドロスエルフのアクセラレートで場に出てきたファイターに当たる可能性もあるので、そこだけは要注意でしょう。
マドロスエルフと違って進化回数は稼げませんが、ランダム確定除去なので、リジェネレーター・ラインハルトや虚無の堕天使・ルシフェルといった取ることが難しいフォロワーも対処できるのがこちらの強み。
アクセラレート1は自分の場を含むランダムな対象に3点なので、アクセラレートするたび効果を使いたいために撃つには、やや不安が残ります。例えばマドロスエルフの効果を起動しようと使った場合、マドロスエルフ自身に3点を飛ばしてしまい、倒れてしまうなんてこともありそうです。
単純に、条件なしの1コスト3点除去として考えた場合は優秀なので、突然の落石同様使い方に気をつけることで、十分な活躍が見込めるでしょう。
同様にアクセラレートするたび効果を起動できるカードには、マドロスエルフや喝采の獣使いといった優秀なカードが既にありますが、このカードはそれらのカードでは対処が難しい相手も取れるのが強み。状況に応じて使い分けると良さそうです。
ヴァーミンハンター
評価:★★★★★★★★☆☆(8)
エルフの新規フォロワー。
自分のアミュレットが場を離れた時、ランダムな相手フォロワーに3点、相手リーダーに1点飛ばす常在効果を持ち、ファンファーレでは従順な駿馬を場に出し、さらに進化時には自分のPPを2回復します。
エルフのアミュレット版原初の竜使いのようなカード。
効果は強力ですが、あちらと違って耐性は持ちませんが、覚醒といった発動条件もないため序盤から起動していけるのが強力。アミュレットを使い回すのは難しいものの、乗り物を用意した状態で場に出すだけで、除去を複数回飛ばして盤面制圧してくれそうです。
さらに進化時にはPP回復できるため、横に2コストのフォロワーをセットで置き、盤面を強固なものにしながら追加で3点を飛ばすことができます。放浪する料理人といったバフを受けた時に効果を発動するカードと組み合わせれば凄まじい制圧力を発揮し、序盤の主導権を奪い取ってくれる一枚になりそうです。
基本的に残ったままターンが返ってくることはなさそうですが、万が一返ってきた場合、追加の乗り物系アミュレットの起動や、ナテラの大樹を回すことで、完全に盤面を制圧してくれそうです。
準備さえ整えれば、序盤の1ターンで完全に盤面を制圧してくれる一枚。単純に進化ターンのバリューが非常に高いため、アミュレット軸のエルフでは、序盤を支える鍵になりそうです。またナテラの大樹を回すことでも起動していけるため、自然エルフでも十分検討できる一枚になるでしょう。
茨の侵食
評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
エルフの新規スペル。
フェアリーを場に出した後、自分の場のフェアリーすべてに「交戦時 交戦する相手のフォロワーに1ダメージ」を付与します。2プレイ後ならフェアリーを1体ではなく2体場に出します。
茨の森を彷彿とさせるカードですが、永続となった代わりにこちらはフェアリー限定になりました。単体では2コスト1/1の交戦時効果持ちと微妙で、2プレイ後では2体場に出せるものの、狙う意味も薄いでしょう。
このカードを活用するのであれば、フェアリーを中心に横展開し、ビートダウンするデッキで検討したいところ。自然エルフといったフェアリーを並べるタイプのデッキであれば、盤面展開と圧力の強化を兼ねてくれます。
またフェアリーを活かすデッキといえばフェアリーブレイダー・アマツが最初に思い浮かびますが、こちらはフェアリーを手札に加えるカードではないのと、盤面展開した後に初めて効果を発揮するカードなので、残念ながらこのカードに割く枠はなさそうです。
現状ではあまり採用したいデッキタイプがなく、活躍は難しいと言わざるを得ないでしょう。
物見のエルフ
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
エルフの新規フォロワー。
3コスト3/3でフェアリーを手札に加えるカード。エンハンス6では手札に加えるフェアリーが2枚になり、+2/+2されて2PP回復します。
3コストフォロワーとして十分なサイズで、テンポロスをせずにフェアリーを手札に加えられるカード。3コスト払ってフェアリー1枚と効率は悪いので、フェアリーブレイダー・アマツに入れるには気になるものの、回帰する抱擁・ラティカの効果起動用には十分でしょう。
カードの強さとしては最低限のラインで、積極的に採用したいカードではありませんが、強みを活かせるデッキでは検討もできそうです。
フォレストパトロール
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
エルフの新規フォロワー。
2コスト3/1のフォロワーで、自分のアミュレットが場を離れるたび、カードを1枚ドローする効果を持っています。
エルフのアミュレット版機械生命体ですが、あちらと違ってアミュレットを回すのは簡単ではありません。開拓のロデオガイ・ロキサスと合わせて回せば大量ドローも夢じゃありませんが、そもそもエルフはドローソースが豊富なため、わざわざこのカードに頼る必要性は薄いでしょう。
既に乗り物系アミュレットが場にあればバフを受けながらドローでき、盤面に残れば追加のドローにも期待できる存在、と、決して効果自体は悪くないのですが、他の競合相手と比較して枠があるのか、ということが一番の課題になりそうです。
サボテンカウボーイ
評価:★★★★★★★☆☆☆(7)
エルフの新規フォロワー。
1コスト1/1の突進。そしてラストワードで、従順な駿馬を場に出します。
1コストのフォロワーとして無駄がない性能で、突進を持っているため即座に盤面に干渉でき、従順な駿馬も場に出せる隙のない性能。
フォロワーであるため乗り物を消費してしまう欠点もありますが、逆に言えばバフを受けて攻撃力を上げることができる、開拓のロデオガイ・ロキサスで場に並んでしまった乗り物を消費できる、といった利点にもなります。
エンハンスもないためプレイ回数稼ぎでも邪魔をせず、扱いやすい性能に仕上がっている一枚。乗り物系アミュレットを軸としたエルフを始めとして、様々なデッキで使用できそうです。
蜂の襲来
評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
エルフの新規スペル。
2コスト1/1突進必殺のホーネットウォーリアー1体を場に出します。エンハンス5では2体。エンハンス8では3体場に出し、ホーネットウォーリアーすべてを+1/+3します。
実質3コスト確定除去。エンハンスでは複数体対処できますが、それでも採用する理由は少なめ。8コストで発動した場合、2/4必殺が3体場に並ぶため牽制にもなりますが、強力とまでは行かなさそうです。
普通の構築であれば他に優れたカードがあるため、あまり見かけることはなさそうです。どちらかといえば、2PickやOpen6の確定除去として活躍することになりそうですね。