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【AMD Amuse】モデルのライセンス

前回、グラボなしでも画像生成AIの環境を構築できるAMD Amuseについて紹介しました。

今回は、AMD Amuseを使う上で気を付けたい、ライセンスについて紹介します。

ライセンス一覧

簡単に、私がインストールしているモデルに限り、そのライセンスで許可されている内容についてまとめます。
これにより、生成した画像を公開する際にクレジット表記が必要かどうか、画像を販売できるかどうかの確認が行えます。

なお、ライセンスは調査時のものですが、変更される可能性もあります。また、調査した内容の転記ミスなど、下記表が正確ではない可能性もあります。この表も用いて不都合が生じたとしても責任はとれませんのでご了承ください。また、この記事へのリンクは可能ですが、この表の転載はご遠慮ください。

【転載禁止】小さくて申し訳ないモデルごとのライセンス状況

1~7はモデルごとの追加の許可状況で、ここに❌が入っているものは、対応する事項が許可されていません。つまり、やってはいけないことです。

  1. Use the model without crediting the creator
    作者のクレジットなしでモデルを使用すること

  2. Sell images they generate
    生成した画像を販売すること

  3. Run on services that generate images for money
    画像生成サービスで動作させてお金を得ること

  4. Run on Civitai
    Civitaiで動作させること

  5. Share merges using this model
    マージしたモデルを公開すること

  6. Sell this model or merges using this model
    モデルまたはマージしたモデルを販売すること

  7. Have different permissions when sharing merges
    マージしたモデルの制限を変更すること

注目すべきは1と2で、1が❌のものは公開する際にクレジット表記が必要です。また、2が❌のものは生成した画像を販売してはいけません。
「-」になっているものは追加の許可状況が特にないものですのでおそらく問題なく公開・販売できます。

ライセンスまとめ

上記表に記載してるモデルに限定ですが、制限のあるモデルは次の通りです。

  • クレジット表記なしで公開できないモデル

    • EpicRealism v5

    • Juggernaut XL v11

    • Juggernaut XL v11 Lightning

    • Momentary - LCM

    • PixelWave XL

    • Quick LCM

    • Realistic LCM

    • Realistic Vision v6

    • Realistic Vision XL

    • RealisticVision Lightning

  • 生成した画像を販売できないモデル

    • Jib Mix Turbo XL

    • Momentary - LCM

  • クレジットなし公開も販売もできないモデル

    • AngrA RealFlex


ということは使えるモデルは…

noteさんで公開する場合は、無料記事であればクレジット表記にだけ気を付ければ、どのモデルも使用できそうです。有料記事で公開したり、将来的に書籍化する可能性がわずかでもあったりする場合は、2が❌のモデルは使用しないほうが無難でしょう。
クレジット表記も忘れることもあり危険なので、1が❌のモデルもできれば使いたくないところです。

ということで、気兼ねなく使えるモデルは次の通りです。

  • AIrtist Photo Realistic

  • Copax TimeLess XL / XL Lightning

  • CyberRealistic LCM

  • DreamDiffusion XL

  • Dreamshaper Lightning / v7 LCM / v8

  • Fluently v4 / v4 LCM / XL Final

  • iNiverse Mix XL

  • Photographer Alpha

  • RealModelBase LCM

  • Stable Diffusion 1.5

  • TurboVision XL

  • Photographer Alpha

  • unStable Illusion

  • Zavy Chroma XL

インストールしているものに限っていますが、まだまだ選択肢が多いようです。どのモデルが優れているとか、向き不向きとかも当然ありますが、その辺りはまた別の機会にまとめたいと思います。

次回予告

モデルの分類と、軽量級モデルについて画像とともにまとめようと思います。

おまけ

ライセンスで許可されていること(YES)と許可されていないこと(NO)をまとめてみましたので、「YES」な女神と「NO」な女神を生成してみました。
テキストが入っているとなかなかうまく生成されないので、とっても時間が掛かってしまいました。

YESな女神、本当は腕で大きな丸を作りたかった
NOな女神、この「NO」を生成するのにどれだけ苦労したか…

今回は試験的に、プロンプト(呪文)と使用モデル、シード値を有料部分で公開してみます。また、シード値違いの画像もいくつか追加で公開しています。もちろんそちらもシード値を公開しています。
「どんなプロンプトを使っているのか」気になる方は、ぜひどうぞ。


#Amuse #AI #生成 #生成AI #画像生成 #画像生成AI #StableDiffusion


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