見出し画像

保険屋に誘われて

僕が保険屋に誘われたのは7年ほど前のことです。

その時は学生時代の同級生から「同窓会のお知らせ」でした。

このパターンは良くあるほうで、ほかにもパターンがあります。

  • 道端で急に話し掛けて名刺交換してくるタイプ。

  • 会社に突然電話してくるタイプ。

  • 知り合いからの紹介でくるタイプ。

オーソドックスパターンは、この3パータンです。

パターンは豊富ですが結局内容は「入社勧誘スカウト・リクルート」してきます。

普通の人は「スカウト」と聞くとすごく「良さげ」に聞こえますが、実は誰でも良いのです。

後から詳しく記載しますが、保険会社側から見れば
とりあえず社員として採用し、そいつの親、親族、友達、仕事仲間など連絡債がある全員に保険提案したら良いからです。
そしてそいつがもう「行き先が無くなれば」他の人間をスカウト(採用)して保険契約を行う。
保険会社はこの「採用と退職」の繰り返しでも楽勝で黒字になります。

ちなみにスカウトされる人はだいたい決まっています。
下っ端銀行員、外回り信用金庫職員、自動車ディーラーなどが主流です。

スカウト対象者として選ばれる理由は簡単で
知り合いというか顧客が多いからです。

簡単に言えば入社してすぐ保険の話を持っていける先が見込めるからです。

これを潜在的に「見込み客が多い」人達と呼ばれています。

見込み客が多い=「即保険売りこみに行けるから、採用側は売り上げ数値読みやすい」ということです。

はい、簡単に言うとスカウトされる人は「カモ」です(笑)

それで入社した人は保険会社からしたら鴨がネギを背負うだけでなく、鍋まで用意して歩いてくる様なものです。

では、その鴨鍋さん達は「どのようにして作られるのか?」をもう少し詳しくご説明しますね。

まず電話タイプからです。

急に自分の会社に外資系金融機関を名乗る人から電話が来ます。

ヘッドハンティングのお知らせですね!

でもドラマであるヘッドハンティングとは違い、能力は全く見ていません。

名前と勤務先だけで電話してきます。

その割に「優秀とお伺いしているので・・」と熱く語ってきます。

冷静に考えると怖いですね・・・、この令和の世の中で個人情報が駄々洩れです(笑)

そして畳みかけるように「将来の幹部候補」「組織長」「所長候補」などなど耳障りの良い事を電話越しに言ってきます。

この時点で全く中身がありません。

幹部候補を電話で探すレベルなのか?そんなに生え抜きがいないの?と勘繰るのが普通ですが、普段なれないスカウトなどされると信じてしまうのが人間の弱さですね・・・・。

一体、私の何が良くて電話してきているのか?じっくり聞いてみたいですね(笑)

はい、上に記載しましたが ここで断る方法としては
「何が良くて電話してきているのですか?」とか
「誰からの紹介ですか?」とか
「私のどこが良いと思って電話していますか?」と
具体的なことを聞いてみましょう。

そうするとスカウトマンやリクルーターは回答してきます
(マニュアルがあります)

「はい、それはとても大切なことなので是非お会いしてお伝えしたいと思っています」

この回答が来たら「あ、この人、私の事なにも知らないんだ・・」と思って正解です。

でもスカウトマンやリクルーターは嘘は言ってません!

電話した先の人のことは会社名と名前しか知りませんし、優秀かどうかもわかりません。

ただ「採用をしたい」という話はとても彼らにとって大事なので、ぜひお会いしたいのです。じゃないと細かく話を聞き出せないので採用者側は困るのです(笑)

ではこの後、そのまま出会ってしまったらどんな話があるのか?

ここも詳しくご説明していきますね。

会社に電話あり、その場で携帯番号を聞かれます。

そして後日待ち合わせで喫茶店や飲食店では無く高級ホテルのラウンジなどを指定してきます。これは見栄えをよくするためで「演出」です。

飲食店なら高級なとこから選んできます、2回目以降は保険会社オフィスになります。理由はお金がかかるのを避けたいからです。

そして登場してくるのは派手なスーツや高いスーツに身を包み、高そうな時計やカバンを持って外車に乗ってくる「The・保険屋さん」です。

軽くご挨拶をして名刺を交換すると、じろじろと名刺を見ます。

これは何か「褒めるポイントが無いか?」と探しているのです。

これも冷静に考えると仕方ないですね。。彼らからしたら初めて会った人だから何か話すきっかけを作りたいのです。いわゆるアイスブレイクですね。

でもこれも矛盾なんですよ、だって電話で「優秀だと聞いて」とか「ある人の強い紹介で」とか言った割に何も知らんのかい!と突っ込みたくなりますよね('Д')

そのあとの会話も簡単で興味もないのに採用したいターゲットの仕事内容を聞き出します。

そして不満や不平を口にしたら「もったいない」などあたかも親身になっていてもっと才能や能力を出せる場所があるかのように言います。

もちろん、そんな才能など見抜く力はありません。

才能があるから、能力があるからと言えば現在の会社を退職して転職してくれると思うからです。

そして最も大事な収入の話を伝えますが、はっきり言ってテキトーです。

  • 年収1500万も夢じゃない!

  • 毎年年収1000万超えてる人が続出している!

  • いまの生活から抜け出たくないですか?

  • 家族に苦労させたくないですよね?

などと保険屋になると年収があがり生活が楽になるみたいに言いますが、
そんな事はありません。9割の保険屋さんのご家族は苦労されているとこが多いです。

その理由は・・・次回記事にしますね。

ただあまりにも内容が酷いので真相のところは有料記事にします。。。。