見出し画像

「不」こそが創造性を刺激する。

このnoteの要旨
人間はどこまでも貪欲な生き物。しかしそれにはいい面もあり、満たされない「不」があるから「創」できるんだよ、むしろそれが人間の本分だよ、というふんわり思索メモ📝

不安、不満、不調、不可能、不完全、不規則…
みんな大嫌いですね。

思えば僕ら人類は、常にこれらと戦っているのではないだろうか。。

「不」があるとする。
誰かが「不」を解決する。
個人が、集団が、社会が、種が前進する。
だが、フェーズに応じた不は尽きないし、また更に生まれる事もある。

「不便」という概念はいつから存在したのだろう。

月を見上げて唄を詠み、太陽を崇めた神話を作った時代がある。

そこに、夜も活動したいのに。夜は暗くて物が見えん、という不満はあっただろうか。

きっとなかったと思う。陽が登れば活動し、暗くなったら寝る。それはそうういうものとして受け入れ、どうすればもっと獲物を明るくても獲れるか、というベクトルで考えたのではないか。

ただあるものに感謝して、配られたカードで全力生存競争。
生きるか死ぬか。

思うに不便とは、当たり前の水準が上がり、本来なら望ましい状況に届いてない事によるのだろう。

カードをつくり始めた僕ら。

時は飛んで。
さて、ありがたい事に、社会は前進した。
生存に大きく影響する「不」はほぼ解決され、
社会にはもう「不満」だけしか残ってない。

それでも、つきまとう蚊のように「不」の存在が大きくなり始める。
けど、既存のカードでは帯に短し襷に長し。

そうだ、カードを作ってしまえ。
そうして、本当に沢山のカードが作られた。
AかBかしかなかった所に、CもDもEもFも選びうる時代になった。

カードを組み合わせる僕ら。最もクリエイティブな瞬間。

カードゲームならば、望んだ手札が来るだろうか。否、ない。
自分にとって切り札みたいなカードが、
環境次第で、全く使い物にならない事もある。

そんな時、僕らは組み合わせる事で戦況を打破する術を見つける。
あれとコレの組み合わせで、代用したり。
弱い、役立たずみたいなカードでも3枚あればめっちゃ強い、みたいな…

さっきの原始人たちも、「このしなやかな木でワナを作れば、近づいて逃げられたり、危険を冒さずとも獲物を取れる」というイノベーションを起こしたのでしょう。

結論、ちょっと不便なぐらいが一番人間らしいよ。「不」を愉しもう。

やたらメタファーが続いて抽象的ですが、前の節で言いたかった事は、「不」が一番創造性を刺激してくれるということなんです。

満腹になったライオンが目の前を通るシマウマを襲わない、というのは有名な話ですね。
人間に置き換えてみましょう。
「不」が無くなった日、人間は考えることをやめるのです。

全ての事象が全ての人間に最適化された選択肢を選べる時代が来た時、それは人間が「人間である事」を辞めた事を意味します。

伊藤四郎とかがやってた「伊藤家の食卓」とか生活の知恵、ライフハック系の知恵は、その創造性のその際たる例ではないでしょうか。
(ジェネレーションギャップ笑)

つまるところ、ちょっとニュアンス違うかもだけどStay hungly,stay foolishであれ、という事です。

頂いたサポートはありがたく有意義と無駄の中間らへんの事に使います🐣