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情緒あふれるオデットに感動【東京シティ・バレエ団『白鳥の湖』を見て】

こんにちは。
ただのバレエ好きのあゆみです。
久しぶりの投稿になってしまいました💦

前回の投稿は、「NHKバレエの饗宴」を見た感想だったのですが、
今回は、同日のバレエの饗宴の終演後すぐ見た
東京シティ・バレエ団の『白鳥の湖』
の感想をメモがわりに残してみます。

すでに、見てから1週間半が経ってしまってるので
覚えている範囲内で書いていきます。


それでは、スタート!!


全体的な感想

・オデット/オディール:佐々晴香(ノルウェー国立バレエ団プリンシパル)
・ジークフリート王子:吉留諒(東京シティ・バレエ団プリンシパル)
※敬称略
※吉留さんは、公演時はソリストでしたが、この公演を持ってプリンシパルに昇格されました。

せっかくパリオぺからゲストダンサーが来てるのに、こちらの公演を選んだ理由は単純で、
佐々さんの踊りが好きなのです。

以前東京シティ・バレエ団に在籍していた時の佐々さんの踊りがなんとなくずっと忘れられず、もう一度見たいとずっと思っていたので、迷わずこちらの公演をチョイスしいました。
(迷わずというのはちょっと嘘で、同日に世界バレエフェスティバルを見に行ったので、集中力的に少し迷いました。笑)


兎にも角にも、
見に行って大正解
な公演でした!!

細かいことはこの後に書きますが、
佐々さん本当に素敵でした。
吉留さんの踊りはちゃんと見たのは初めてだったけど、急遽の配役にも関わらず佐々さんや他のキャストさんとの相性もバッチリでした。


今回はオペラパレスの最後列で見たので、
せっかくの藤田嗣治さんの美術はほとんど見られませんでした。笑


オデットとオディール

まずは佐々さんについて触れさせていただきます。

白鳥オデット

佐々さんのオデット本当に素晴らしかった。
日本人の女性ダンサーさんで、あそこまで情緒を表現できるオデットなかなかいないかなぁと思います。

白鳥見にいくと、大体いつも2幕で眠くなってしまったりするんだけど、
(あの綺麗なブルーの照明と素敵な音楽ですもの…)
佐々さんが出てきてからは全く眠くなかった。

個人的に、みる前は、
オディール楽しみ
って思ってたけど、白鳥の方が素晴らしかったなぁ。

黒鳥オディール

もちろん素晴らしかった。
白鳥が素晴らしすぎたからそれと比べると少し印象が薄いかなぁと思いました。


終演後のプロモーションアナウンス

舞台を見に行き始めてから20年近くが経ちますが、
初めて立ち合わせていただきました。

昇格したのは、
ジークフリート王子を演じた吉留諒さん。
ソリストからプリンシパルになりました。

最高位への昇格本当におめでとうございます。

本番数日前に、急遽ジークフリートを演じることが決まり、
メンタル的にも大変だったかもですが、
佐々さんの隣で見事に演じ切る姿はとても素敵でした。

王子の迷いが客席からもよく見てとれたのがすごく印象的でした。

プロモーションアナウンスがあった時に、
吉留さんの隣で、誰よりも喜んでいた佐々さんの姿、
すごく可愛かったです!!
(ただの佐々さんファンです。笑)


道化という存在

今回の白鳥の湖の個人的MVPは
道化を演じられてた、岡田晃明さん。
本当に素晴らしかった。

テクニックが安定してるのはもちろんのこと、
道化としての空気の読み方がすごく絶妙だったと思います。

そもそも道化とは、ただの王子の付き人だと思ってる方いるかもしれませんが、
もっと奥が深い役割を持っているのです。

王子の側近で、エンターテイナーで、王子が唯一本音を話す相手でもあり、
全体の空気を作っていくのが道化。

バレエの作品にはたまに出てくる道化師という存在。
道化師という役どころは、実は一番難しいのではないかと個人的に思っております。
また詳しくは今度noteで触れてみようかと思います。


4幕の演出

枯山水

個人的に、4幕の演出はすごく謎。
枯山水を模して、白鳥の配置を決めたみたいだけど、
白鳥は石などと違って、意志をもって自ら動くものだからなぁとか色々考えながら見てみたけど、やっぱりわからなかった。

石田さんにもう少し深いお話を聞いてみたい。

愛が勝つ

4幕で、白鳥たちの元に、ジークフリートが戻ってきたら、突如流れ出すチャイコフスキー・パ・ド・ドゥの曲。
ブルメイステル版では黒鳥のパ・ド・ドゥに使われていたりするから、登場することはそんなにおかしくはないけど、

私が気になったのは、4幕の半分お葬式モードに入った時に、急に流れ出すこと。
流れ出したら、オデットとジークフリートに愛が急に戻ったように見えたこと。

人間の感情って、そんなにすぐ切り替えられるものジャないよなぁ。
しかも、自分に似てる別の女と愛を誓った人をすぐ信じられないよなぁ。
などの個人的な感情も相まって、なかなかに理解し難かった。

ここも演出の石田さんに聞いてみたいポイントです。


まとめ

東京シティバレエ団、数年前に見た時より確実にコールドのレベル上がってます。
粒が揃い、白鳥のコールドも綺麗でした。

夏の期間はいろんなバレエ作品が見られるので楽しいですね☺️


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

Twitterではタイムリーに色々呟いておりますので、
よければ覗いてみてください❣️


それではまた〜✋

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