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機材紹介⑫TG-7~持ち歩く顕微鏡~

TG-7をいただきました

初めて「買いました」でなく「いただきました」の記事となります。
大変ありがたいことに、「#写真が好き」の想いを伝えるOM SYSTEM noteコンテストにてOM SYSTEM賞をいただき、商品としてTG-7をいただきました。このカメラは分類としてはコンパクトデジタルカメラに分類され、オリンパスのToughシリーズとして知られてきたカメラです。DGPイメージングアワード2023金賞にも輝いているカメラで、非常に実績あるカメラです。

カメラマンより丈夫なカメラ

なんといってもこのカメラの特徴はその丈夫さにつきます。防水15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃、耐結露。
正直言って私より丈夫です。このカメラの丈夫さを存分に発揮しようとすると、カメラよりカメラマンが過酷な状況になります。
デザインは質実剛健といった印象。筐体の赤の色味は非常にかっこいいと感じます。

OM SYSTEM TG-7

画質はどうなのか?iPhone15 Proと比較してみた

肝心の画質ですが、スペック上はF2.0のレンズに裏面照射型CMOSイメージセンサーと非常に期待できます。
せっかくの機会なので、スマホが普及したこの時代にコンデジを持つ意義について考えるため、iPhone 15 Proと比較してみます。

まずは花の写真。ボケ味を見るため、あえて背景に格子のある場所を選んで撮影してみました。

iPhone 15 Pro
TG-7

双方jpg撮って出し。パッと見ではiPhoneの色鮮やかさが際立ちますが、iPhoneはボケ味がうるさく、TG-7のほうが自然な写りになっているように感じます。
筆者の感覚ではTG-7のほうがレタッチ耐性は高そうだなと思います。
ただiPhoneも健闘しており、単に撮っただけでレタッチをしたくない人はiPhoneで十分かもしれません。
発売直後の製品ですので、私が使っているレタッチソフトに対応するのが2024年1月になっていたので、対応後に積極的にレタッチした写真を載せていきたいです。

マクロ撮影

私としてはTG-7の真骨頂はマクロ撮影にあると思います。ちょうどiPhone 15 Proでもマクロ撮影は可能なので、両者で可能な限り花に近づいた写真を撮ってみます。

iPhone 15 Pro マクロモード。この距離でもやや限界があります。
TG-7 顕微鏡モード。かなり近づいてもピント面があることが分かります。

こちらではかなりの差が出ているのがわかると思います。TG-7には顕微鏡モードというモードが存在しており、これを使うと肉眼では見えないようなものも映すことができます。これが非常に楽しい。
例えば以下のような落ち葉も、顕微鏡モードで撮影することで葉の表面の構造が良くわかるような写真を撮ることができます。

ただの落ち葉
TG-7、上記落ち葉を顕微鏡モードで撮影。

視点を広げるTG-7

改めてスマホ時代にTG-7のようなコンデジを持つ意義は、落ち葉のような日常で見向きもしない対象も撮ってみようと思わせる点にあると思います。普段見向きもしない対象に近づいて撮影してみようという気にさせてくれるのはまさしくOM SYSTEMの掲げる「人生にもっと冒険を」というキャッチコピーにピッタリだと思います。

筆者はまだまだ防水性を活かした撮影や、きれいな風景の場所にこのカメラを持っていけていませんが、これからもっとこのカメラを持ち出して作例をXなどに載せていきたいと思います。
ぜひ川や海に行ってみずに突っ込んで撮影してみたいところです。さすがにiPhoneが防水とはいえ、ここまでのタフ性能を持っているわけではないので、自分から水に突っ込んで撮影しようとは思わないですからね笑

今回紹介したTG-7は以下です。興味を持った方はぜひご覧いただければと思います。

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