妊娠の報告

44歳3児のシングルマザー、ミソノです。

今、私のお腹にやってきてくれた4人目の子、ミカゲちゃん。(note上の胎児ネームです)

ミカゲちゃんは、お付き合いをしている彼、シクロさん(46歳、未婚)との間に授かりました。


病院で妊娠が分かった日。

ちょうどその日は子どもたちは元旦那との面会日で晩ご飯を作る必要がなかったので、晩ご飯に洋食屋でテイクアウト弁当を使ってもらい、シクロさん宅を尋ねることにしました。

シクロさんと晩ご飯を一緒に食べるのは久しぶりのことでした。復縁をしてからは初めてだったので、確実に半年以上ぶりです。

今日の仕事のことや、最近あった生理不順や不正出血が気になって婦人科に行くことは伝えていたので、流れは自然と病院の話に。

だんだん会話の雰囲気が静かに、重くなってゆくのを感じます。
私はこれから妊娠の報告をするぞ、という重い気持ち。
シクロさんにとっては、これから病気の報告があるのかもしれない、という重い気持ちだったのでしょう。

「病院で、超音波で内診もしてもらったんやけどね…

こんなことになってた」

そう言って私はエコー写真をテーブルの上に置きました。

シクロさんにとっては初めて目にするであろうエコー写真。どんな反応をするだろうか、は全く読めませんでした。

私たちは4月に復縁をして、その時まだ2ヶ月。セックスは2回しかしていませんでした。
ですので、シクロさんの開口一番はこうでした。


「…ほんまに俺の子?」


シクロさんと3度目に別れた後に別の人とお付き合いをしていたことがあるので、そのように思われるのも無理はありません。

けれど、復縁して2ヶ月の間に1回は生理の期間があったし、胎児の大きさからして、復縁後2度目のセックスが原因である可能性が高いので、シクロさんの子に違いありません。そのような説明を丁寧にして、少しずつシクロさんは自分の子どもができたことを受け入れようとしてくれてました。

課題はたくさんあります。

現状未婚の私たち。
結婚をするのが良いのか?
結婚せずに事実婚でいる方が良いのか?
三人娘は理解をしてくれるのか?
出産後はどんな暮らしができるのか?
私の仕事はどうなるの?
周りの人にはどう説明しよう?
そもそも45歳で無事に産めるのか?

などなど…

すぐには答えが出せない問題が山積みです。

シクロさんも困惑していましたが、確かに彼は嬉しそうでした。じっとエコー写真を眺めて言いました。

「できればこの子の顔が見たい」と。

けれど、今いる三人の娘たちは新しい命の誕生を受け入れてくれるのだろうか?
もし彼女たちがどうしても嫌だと言ったり、弟か妹ができることで不利益を被ることになるのであれば、産まないという選択も時には必要なのかもしれません。

まずは子どもたちの意見を聞くことが最優先であることを確認し、その日はシクロさんの家を後にしました。

そして、数日後。娘たちが全員揃うタイミングで、伝えることにしました。




 


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