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寿司にオリーブオイル!?柿家すしの看板商品が生まれた「仰天の発想」の舞台裏。

こんにちは!
フォーシーズ公式note編集部の、齋藤です。

宅配ピザの「ピザーラ」などを手掛ける私たちフォーシーズグループが、自信を持ってご提供している宅配寿司ブランド「柿家すし」。数ある寿司ネタやサイドメニューがご好評をいただき、今年3月には初の関西エリア出店として、美食の街・京都に店舗をオープンしました。

そんな柿家すしの多くのネタの中でも、今ではお子さまからご年配の方まで、多くの人に愛されている「塩・かぼすで食べるにぎり」をご存知ですか?

塩・かぼすで食べるにぎり

実はこのにぎり…「エキストラバージンオリーブオイル」「オリーブ塩」が使われているんです。

「えっ、お寿司に、オリーブオイル?オリーブ塩?そんなの聞いたことない!」

…ということで、その開発秘話に迫るべく、商品開発に携わっている定政さんにお話を伺いました。


株式会社フォーシーズ 商品開発本部 副部長 定政直子さん


ー 一体どのような舞台裏だったのか、教えてください。

定政 はい、今から2年ほど前に誕生したこの商品は、白身の握り寿司を塩とかぼすで召し上がっていただく、至ってシンプルなお寿司として発売する予定でした。


ー そうなんですね!オリーブオイルを使うのを思いついたのは、どんなことがきっかけだったんですか?

定政 柿家すしは、株式会社フォーシーズのいちブランドなので、「ピザーラ」など他ブランドの商品開発担当の方々とキッチンを共有して開発に取り組むことがよくあるんです。ある日、そんな開発の現場に、当時ワインレストランを任されていたフランス人シェフと会長が突然現れたんです。

実はこのシェフ、世界各国のミシュランレストランを渡り歩き、計11個の星を経験した人物で、まさに「脅威の味覚」の持ち主だったんですね。

そんなスーパーシェフから、発売間際となっていた塩かぼすの握りに対し、『白い魚には、黒いものが映えるはずだよ!』というアドバイスをもらったんです。


和と洋のコラボレーション…


ー なかなか唐突なアドバイスですね(汗)

定政 はい(笑)。

私自身、多くのアレンジが効くピザのような商品と違って、お寿司は王道や伝統的なスタイルから外れすぎてはいけないと考えていました。挑戦することを少し恐れていたのかもしれませんね。

しかし、シェフのアドバイスに不思議な可能性を感じて、何か合うものがないか、キッチンをくまなく探したところ、オリーブ塩を発見。半信半疑ながら、かんぱちの握りで早速試してみました。

確かに見た目に変化が生まれ、インパクトのあるお寿司になりましたが、それ以上に味も抜群!オリーブの良さを活かしたいと思い、更にエキストラバージンオリーブオイルも使いました。

塩とオリーブオイルの組み合わせにより、白身魚のうま味と甘みが引き立つおいしい握りになりました。

結果、ビジュアルも、味も、まさかの「大ウケ」!そのまま商品化にまで至ったのです。


ーまさに「鶴の一声」から、嵐のように生まれた商品だったのですね。

定政 はい。おかげさまで!偶然から生まれた商品ですが、今では、「毎回必ず注文する!」というお客さまも多くいらっしゃる看板メニューにまで上り詰めました!

(余談ですが…. 編集部の私も、実際にこちらのお寿司を頂いてみました。塩とオリーブオイルの組み合わせで、いつも頂くカンパチ以上に、味にアクセントがうまれており、毎度頼まれるというお客さまの気持ちに同意です!笑)



お客様の声に背中を押された定政さん。

「何にでも素直にトライすること。仮説を立てて、検証することが大切。」という彼女の言葉からは、商品開発者らしい、冷静かつ熱い魂が見え隠れしていました。

日々チャレンジする事でどんな新しい発見が待っているのか、先入観にとらわれず考える事で無限の可能性が広がっているのではないか、何事も素直に挑戦する事の大切さをこのお寿司から学ぶことができたような気がします。

今も、日々新商品を開発中の定政さん


気づけばもう、春ですね🌸
この規制は、新たな挑戦を始めるのに絶好のチャンス。

斬新な発想から生まれたこのお寿司、柿家すし「塩・かぼすで食べるにぎり」を堪能しながら、自分なりの新しい挑戦と向き合ってみてはいかがでしょうか。

新たな扉を開く皆さまの背中を押してくれる、そんな不思議なお寿司かもしれません。ぜひご賞味あれ。


年中無休!柿家すしのご注文は公式サイトからどうぞ。


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