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『四つの約束』とは?

『四つの約束』ってどんな本

四つの約束は1997年にアメリカで出版され
現在まで1500万部以上販売されています。
日本語版は1999年4月に出版されました。

本文は約120ぺージ。
一般の書籍の半分程度の薄さですが、
その文章には一切の無駄がなく、一文一文に
著者の深い意図と「トルテック」の叡智が込められています。

私は2年前、偶然知り合った方が
この本の読書会をされていたことがきっかけで
この本に出会うことができました。

そのときは、まさかこの本が
私の人生を変えてしまうとは、
思ってもいませんでした。

ドン・ミゲル・ルイスとトルテックの叡智

この本の著者、ドン・ミゲル・ルイスは、
1952年生まれ。メキシコ出身の作家であり
スピリチュアル・ティーチャーです。
彼は、シャーマンの祖父、ヒーラーの母を持ち、
伝統的なトルテックの家庭に生まれましたが、
家族に反発して、医師としてのキャリアを積んでいました。その後、
交通事故での劇的な臨死体験をきっかけに、
「トルテック」の叡智を現代に伝える活動に専念。
トルテックの教えを著書として出版し、
その著作は全世界で翻訳されています。

「トルテック」とは?

トルテックとは、
ナワトル語で「芸術家」という意味。
数千年前メキシコ、
テオティワカン周辺に住んでいた
芸術家たちの集団のことを指します。
彼らの「芸術」とは、
人生というカンバスに描く「生き方」のこと。
トルテックが伝え続けてきた「叡智」とは、
愛と自由によって最高のアート(芸術=人生)を
描くための「知恵と生き方」です。
ドン・ミゲル・ルイスは『四つの約束』を通じて、
こうしたトルテックの叡智を伝えています。

この本が人生を変える理由

なぜ、この『四つの約束』が
人生を変えるきっかけとなるのか?
それは、この本を通じて
「そのままのあなた」を覆い隠している霧(煙)と、
自由に生きられなくなっている原因が
明らかになるからです。

1.私たちを盲目にする霧(煙)

私たちのあらゆる思い込みや信念は、
私たちの目の前に立ち上る霧(煙)となり、
本当の自分を見えなくしてしまいます。

もし、あなたが「自分には能力がない」と
信じ込んでいたとしても、
真実は異なるかもしれません。

でも、あなたが「自分には能力がない」
と信じている限り、真実のあなたは「思い込み」という「霧」に覆われて
あなたからは見えないのです。

本当は無限の可能性を持っていたとしても。

2.小さいころに信じ込んでしまったもの

幼かったころの私たちは、
一人で生きることはできず、
家族や学校、小さいコミュニティの中で
大人たちが望むような行動のしかた、振る舞い方を教わり、大人の言うことを無条件に信じるよう育てられました。

「よく考えてから行動しなさい」
「親のいうことは絶対に聞きなさい」

大人になった今、もう必要がないのにもかかわらず、それらの言葉は私たちの心を支配し、
私たちの自由な表現・行動を阻むのです。

3.自分でいることの恐怖

誰かの期待に応えること、
誰かの要求を満たすこと
誰かから受け入れられることをもとに
行動や振る舞いを選択してはいませんか。

周囲の人が自分に対して抱く「イメージ」に
応えようとすることは、「本当の自分」を隠し
自分ではないものになろうとすることです。

それを繰り返しているうちに、いつのまにか
私たちは「本当の自分を表現すること」に
恐怖を感じ、
周囲のイメージどおりになれない自分に対して
罪悪感を持つようになります。やがて
恐怖と罪の意識が私たちの人生を支配するようになります。

この本では、
このような無条件に信じ込んでしまっている
「思い込み」や「信念」を明らかにし
「恐怖」や「罪の意識」とともにそれらを手放し、
人生を変容させる具体的な方法を伝えてくれます。

『四つの約束』の教え

その具体的な方法として
ドン・ミゲル・ルイスは、人生を変容させる
4つの約束をあげています。

1.正しい言葉を使うこと
 正しい言葉とは「罪のない言葉」。
 正しい言葉を使うことで、恐怖を乗り越え
 違った人生を歩むことができます。

2. 何事も個人的に受け取らないこと
 人の言うこと、人がしたことについて、
 個人的に受け取らないことで、
 誰からも傷つけられることがなくなり、
 精神面・行動面の両方において
 大きな自由を手に入れることができます。

3. 思い込みをしないこと
 思い込みをしないことで、人間関係、
 コミュニケーションが変容します。
 自分自身との関係においても思い込みをしない
 ことで、大きな行動変容が起こります。

4.つねにベストを尽くすこと
 その日その日のあなたのベストを尽くすこと    
 それは、私たちが行動することであり、
 今この瞬間を十分に生きることです。
 ベストを尽くすことで、
 自分に対する愛と尊重を育て、
 新しい人生を始めることができます。

これら4つの約束はシンプルですが、
日々実践することで、
自分の周りを覆っている霧をはらい、
本来の(authentic)自分を知り、
そのままの自分で生きる人生へと
導いてくれるのです。


『四つの約束』を読むことで得られるもの

『四つの約束』は、私たちの人生を複雑にしている信念や思考を解きほぐし、そのままの自分を生きるためのガイドとなります。その教えは古代トルテックの知恵に基づいていますが、驚くほど現代の私たちにマッチしています。

もし「何かを変えたい」「もっと自分らしく生きたい」と思っているなら、この本がそのきっかけを与えてくれます。このブログでは、さらに深く『四つの約束』の実践法や日常での活用例を紹介していきます。
今ここから、そのままの自分を自由に生きる旅を始めましょう。



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