サッカーボールとスパイクは特別。
こんにちは、イシカワケイタです。
大人になってというか、40歳を超えてというか、
昔よりは物欲がなくなっている気がしています。
中学・高校生時代は、服が欲しいとか、靴が欲しいとか、ファッションにも気を使っていた記憶がある。
もちろん、今でもまったく気にしていないわけではないが、
昔に比べると、その欲は減ってきている。
でも最近、特に目についてしまうものがある、それは帽子。
何個も、何種類も、どの季節でも、気に入ったものを見つけてしまう、
そして、すぐ欲しくなる。
妻からは、似たような帽子がたくさんあるといつも言われていますが(笑)でも、何個も欲しいんです。。。
今日は、そんな、お気に入りに関するお話。
私がサッカーを始めたのが小学2年生。
学校の廊下でサッカー少年団のメンバー募集のチラシをもらい、
そのまま親にサッカーチームに入りたいと伝え、私のサッカーライフが始まった。
もともと、父の影響もあり、サッカーには興味があり、
何の違和感もなくサッカーを始めることになった。
当時は、時代も時代だったので、怪我とか体の成長のこととかの情報は今ほど、溢れておらず、小学2年生でしたが、すぐにスパイクを買ってもらっていた。
父と二人で、地元の個人店のスポーツショップに見に行ったことを今でもはっきりと覚えている。
(こんな素敵な思い出をくれた父に本当に感謝、ありがとう)
初めてに買ってもらったスパイクはプーマのスパイク。
緑色の箱に入っていて、とにかく大切にしていた。
この靴でサッカー選手になるんだって、本気で思っていた。
スパイクのポイントが擦り減っていくことや、表面の素材がキックで擦れていることが、なんとなくかっこいいと思って、早くすり減らしたく、そして擦れてほしくて、たくさん練習しまくっていた。
それ以降は、小学生の高学年になり、中学生になり、
トレーニングシューズの存在を知ったり、ロベルトバッジョに憧れて黄色のディアドラを履いたりしながら、自分のお気に入りが増えていった。
そして、こだわりもたくさん増えていった。
ワールドカップで使っていたボールが欲しい
そして、もう一つのお気に入りアイテムは、
とにもかくにもサッカーボール。
40歳を超えて欲が増えてしまった帽子のように、
どんどんサッカーボールが欲しくなってしまうサッカー少年だった。
でも、なんでか、サッカーボールはなかなか買ってもらえなかった記憶。
子どもながらに、サッカーボールって特別なものなんだ。って思っていた。
ボールの表面が全部削れて、真っ白になるまで、ずっと使っていた。
でも、そうすると、そのボールに愛着が増していき、何とも言えない特別な気持ちをサッカーボールには抱くようになっていた。
そんな中、とにかく欲しくなったサッカーボールを見つけてしまった。
このボールに心奪われた。
そして、地味に憧れたのが、このマラドーナのアルゼンチン代表ユニフォームの背番号の大きさ。
背中いっぱいに広がった10番。これがとにかくカッコいい。
そして、次のワールドカップのボールも欲しくなった。
こんなことをきっかけにしながら、自分なりのお気に入りやこだわりをみつけていくことで、どんどんサッカーに夢中になっていき、好きになって、たくさんボールを蹴りたくなって、マラドーナやバッジョみたいになりたくなって、上手くなりたいと本気で思っていた。
今はたくさんのサッカースクールやチーム、コーチがいて
本当にサッカーが上手になれる環境が整っていると感じています。
親が子どもに期待してしまい、子どもの想いを、親の願いが越えてしまうようなことも少なからずあるように感じることもあります。
サッカーが上手くなるために、もちろん練習することも大切。
なかなか練習に取り組んでいないと、親が練習するように働きかけることもあると思う。
でも、きっと、練習する目的が何で、その目的は本当にその子の心の奥の底から湧き出ている想いなのか。
そんなことがもっともっと大切なのかなと思っています。
子どもの溢れる想いをサポートできるように、ワクワクする想いが生まれてくるような目線で、お気に入りアイテムを見つけることも、きっと上達に繋がるきっかけになるのかなと感じ、この話を書いてみました。
たくさんのお気に入りや、自分のこだわりを見つけるきっかけをくれた父に感謝、ありがとう。