チェスの駒の動かし方とそのルールは?
今回からチェスの本格的なルール説明に入ります。まずは駒の動かし方と動きのルールについてからです。
以下、わかりやすくするように白の視点で説明しますが、黒についても同様です。1番大切な駒であるキングから順番に説明していきますね!
チェスのキングの動かし方
キングはたて・よこ・ななめに1マスずつ動かすことができます。動かし方は将棋の王と変わりありません。
チェスはキングがチェックメイトされてしまうと負けになるゲーム。そのため、キングは基本的にゲームの序盤・中盤では安全な場所に避難していますが、駒が減り、チェックメイトされる可能性が低い終盤になると戦いに参加することもよくあります。
チェスのクイーンの動かし方
次は1番強力な駒であるクイーン。クイーンはたて・よこ・ななめに好きなだけ動かすことができます。将棋で言うと、角と飛車を合わせた動きですね。
あまり早いうちに前線に出すと、クイーンは逆に狙われてしまいます。他の駒を展開してから最後に活用するイメージで指しましょう。
チェスのルークの動かし方
ルークは将棋の飛車と同じ動きをする駒です。たて・よこに好きなだけ動かすことができます。
クイーンの次に強力な駒なですが、両端にあるため戦いに参加するのはナイトやビショップよりも後になります。
チェスのビショップの動かし方
次は将棋の角と同じ動きをするビショップです。ビショップはななめに好きなだけ動かすことができます。
そのため、白マスのビショップは白マス、黒マスのビショップは黒マスにしか動くことができません。初期配置が白マスのビショップは白マス、黒マスのビショップは黒マスだからですね。
チェスのナイトの動かし方
次はトリッキーな動きをするナイトです。下記の図のように動くのですが、初心者の方は少し覚え辛いかもしれません。
覚えるコツとしては、白マスのナイトが動くマスは黒マス、黒マスのナイトが動くマスは白マスになります。特に後ろに動くマスがうっかりしやすいので、気を付けましょう。
チェスのポーンの動かし方
最後は1番数が多い駒であるポーン。ポーンはチェスにおいて最も特殊な駒と言えるでしょう。なぜなら、状況によって動き方が変わるからです。
ポーンは通常、前に1マス動きますが、駒を取るときはななめに動きます!(なので、ポーンは目の前にある駒を取ることはできません。)
また、初期位置にある一度も動かしてポーンは、前に2マス動かすことができます!
他にも、プロモーション(昇格)と言って、ポーンが最後段のマスに到達するとキング以外の好きな駒に成ることができるのです!(基本的にはクイーンに成ります)
他の駒と比べて地味に映るポーンですが、強くなればなるほどポーンの使い方・理解が勝敗を分ける大きな要因になります!
駒の動かし方は以上です。
次の記事からはチェスの細かいルールについて説明していきます。