おまかせ投資は、あなたの投資のコア(中心)になる? <コア・サテライト戦略の考え方>
コア・サテライト戦略とは?
投資の世界において有名な考え方の1つに、
「コア・サテライト戦略」
というものがあります。
これは、資産全体を大きく「コア資産」と「サテライト資産」の2つに分けて、それぞれの資産に最適な投資スタイルを考えるというものです。
なお、「コア資産」と「サテライト資産」の配分比率は人によって許容できるリスクの程度が異なりますので、絶対に正しい比率、というものはありません。
「コア資産」では、リスクを抑えた「守り」の投資をします。ここでは中長期、かつ安定的に資産を着実に増やしていくことを目指します。
サッカーのポジションに例えると、「ゴールキーパー」や「ディフェンス」のイメージかもしれません。
自分が許容できるリスクの範囲内で、資産を世界中の株式や債券等に幅広く分散して投資することで、リスクを相対的に抑えることができます。
資産を広く分散して投資できる商品は、世の中にたくさんありますが、FOLIOのサービスで言えば、ロボアドバイザーを用いた「おまかせ投資」が、これにあたります。
「サテライト資産」では、リスクを積極的にとる「攻め」の投資をします。
サッカーだと「フォワード」のポジションと言えるかもしれません。
相場の変動をとらえ、短期的リターンを狙った国内外の個別株式への投資、FX取引、暗号資産(ビットコインなど)等のへの投資などは、リスクが相対的に大きい投資になりますので、サテライト資産で行うのが重要と言えるでしょう。
いわゆる「投機」と呼ばれるようなものも、サテライト資産でやることが大切です。
混同される「投資」と「投機」
ところで「投資」と「投機」は同じような文脈で使われることがありますが、実は全く性質が違うものです。
そもそも「投資」と聞くと何をイメージするでしょうか?
経済や金融に関連するニュースを、頻繁にチェックしながら、価格が上がりそうな銘柄を見つけ出し、価格が安い時に買って、価格が高い時に売る。
買ってから売るまでの期間はかなり短く、売買も頻繁に行う。
タイミングを逃さないために、刻々と変化する金融市場を定期的に見ることは必須なので、何枚ものスクリーンを同時に見ながら素早く取引する。
つまり、
・「何を買えば良いのか?」
・「どういうタイミングで売買すれば良いのか?」
という2つの大きな問題に向き合うのが、投資の本質だと思っているかもしれません。
しかし、みなさんが持っているこの「投資」に対するイメージは、実は「投機」のことなのです。
「投機」とは?
「投機」とは「“機”会に“投”じる」ことで、偶然・不確実性を期待する「ギャンブル」のイメージに近いかもしれません。
「機会に投じる」わけですから、短期的に「今だ!」という絶好のタイミングを虎視眈々と狙い、勝負時がきたら、狙いを定めてリスクは積極的にとるのが「投機」です。
また、投機は本質的には価格変動が起きていれば「機会に投じる」ことができますので、背景に事業などの「実体」がある必要性はありません。
価格が上がったり下がったりしていれば、何でも投機対象となり得るのです。
「投資なんてギャンブルみたいなものでしょ?」という言葉を良く聞きますが、これは「投機」と「投資」を混同しているとも言えそうです。
「投資」とは?
投資とは「“資”本を“投”じる」ことで、「資本」は商売や事業をするために必要な元手のことです。つまり投資は、ある会社の事業の将来的な成長を期待して、資本(元手)を投じるということなのです。
このように投資の背景には、事業という「実体」があるのです。
ある会社の事業の中長期的な成長性を期待して、資本(元手)を出しているわけですから、短期ですぐに成果を求めているというよりも、比較的中長期的な視野に立っていると言えそうです。
このように投資は、事業の成長性を見ており、「価格」自体に注目しているわけではないので、本来的には売買タイミングもあまり気にしなくて良いはずです。
事業が中長期的に成長していくことは、事業の収益は拡大していくことであり、これは会社の「価値」自体が向上していることを意味します。
すると、パイ自体が大きくなっていくため、誰かが得して、誰かが損をするのではなく、参加者全体が得することになります。
これは、パイの奪い合いにしか過ぎない(つまり誰かの「得」は誰かの「損」となっている)ギャンブルとの最大の違いなのです。
「コア・サテライト戦略」の考え方に基づいて、「コア資産」は自身のリスク許容度を考慮にいれながら、例えばFOLIOのおまかせ投資などで「守り」の投資をやりつつ、「サテライト」資産で、積極的にリスクをとった「投資」や「投機」的なものも含めて、自身の資産の配分を考えていくことが必要かもしれませんね。
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