【九州編】焼酎から医療?陶器からトイレ?意外と知らない!九州の面白トリビア
※ 本企画はFOLIO×6秒商店のコラボコンテンツです。6秒商店が作る各地域の動画にあわせて、FOLIOのメディア『FOUND』編集部スタッフが各地域について再考し、地域に対する想いをコラム化していきます。
九州は日本の縮図なの?
九州には提灯がよく似合う。中洲、天神、長浜に並ぶ博多の風物詩、ラーメン屋台も1つ、長崎くんちや博多どんたくなどの大きなお祭りで吊るされる提灯もまた1つ。
ポツリポツリと情緒たっぷりに街々を彩る提灯は、どうしてかかの地、九州を美しく印象づける。そして九州がすごいのは、提灯の数だけ見どころ、食べどころなど、たくさんの自慢スポットがあることだろう。ま、とっても豊かな土地って、ことなんだろうな。
たとえば、「博多の明太子や水炊き」「別府や湯布院の温泉」「世界遺産になった天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」「鹿児島県の桜島」「熊本の馬刺」などなど…。そんな魅力だらけの九州を短くなんか語れるわけはない。だけど、ほんの少し、そのエッセンスは伝えたい。ということで、ここでは九州のびっくりトリビアをお教えしよう。
トリビアその1
7つの県で、どうして九州?
九州って7つしか県がないのに、どうして「九州」って呼ばれているか不思議に思った人もいるだろう。実はこの名称のユライはずっと過去へとさかのぼる。そう、歴史の授業で習った「廃藩置県」、これ「はいはんちけん」と読む。つまり、藩から県に変わったときに、9つの藩が廃されて、 7つの県が置かれたわけだ。だから九州。
それで、この西日本の地、九州の凄さを象徴する数字が「10%」という数字なんだな。なんとここ九州は、日本の全ての面積、人口、生産量(GRP=域内総生産)において約10%を占めている。
だから「日本の1割経済」とか「日本の縮図」とかって呼ばれていたりもする。日本の1割の経済って、大きいんだぜ。何たって、日本の1地方である九州が、世界の1つの国、オーストリアとほとんど同じなんだから(※2014年年度九州GRP と2014年オーストリアGDPを比較)。
トリビアその2
焼酎文化が最先端医療を生んだ?
九州の底力を見せつけられれば、その凄さの源泉を探りたくなるのが人情というものだろう。単刀直入に言うと、この地の発酵文化は凄い。そう皆さんご存知の九州の焼酎文化はまさに発酵文化の象徴だ。
麦、米、芋といった原料から作られる多種多様な「本格焼酎」が九州にはある。そして、この焼酎づくりに欠かせないものが「発酵」となるわけだ。九州は、豊かな発酵文化の土地なのである。
でも筆者は話をここで終わらせない。東九州には発酵の知恵を取り込んだ最先端の産業、バイオメディカル産業というものがあるのだが、この産業を生み出す土台になっているのが、ウソかマコトか、焼酎文化・発酵文化なのではないか?とさえ想像できる、と考えるわけだ。
東九州に集積している、大手医療産業・バイオメディカル産業。ここでは、さらなる地域的発展を目指す東九州メディカルバレー構想というものも練られている。焼酎文化、九州の発酵文化がバイオメディカルを発展させたという筆者の想像が当たっているなら、なんともユニークな話になるんではなかろうか。
トリビアその3
お皿とトイレの共通点って?
もう1つ九州が自慢したいものに、トイレがある。今や世界中から大きな注目を浴びる日本のトイレ文化。その中でも注目を集めているのが、温水洗浄便座の「ウォッシュレット」だ。
この製品の生みの親があの有名なTOTOという会社になる。で、何を隠そう、この会社の本社があるのが、九州・福岡なんだ。ところでこの会社名、どこから来た名前なのか、不思議に思ったことはないだろうか。調べてみると、この名前は創業時の社名「東洋陶器株式会社」にユライする。
当然この会社、その名にある通り当時は「陶器」をつくっていた。つまり、我らのトイレ文化は、この九州の陶器屋さんに支えられていたわけだ。思えば、九州には、唐津焼・有田焼・伊万里焼など、陶磁器産業が盛んな地域が多くある。そんな地、九州で、お尻を洗う陶器のトイレが生まれたなんて、とっても感慨深いじゃないか。
ちなみになのだが、TOTOに限らず、九州企業が世に出す生活に根ざした商品は少なくない。コカコーラはコカ・コーラボトラーズジャパン、サロンパスは久光製薬、ゼンリン地図はゼンリン…。これも九州の文化的豊かさと何かしらの関係があるのかもしれない。
九州には多種多様な文化がある。伝統から最先端まで、特産の提灯で照らし切れぬほどの魅力がある。すでに広まったものもこれから広まる文化も、九州から世界へと届けられると思うと、心の提灯に火がポツリポツリと点り、「この豊かな土地をもっと応援したい!」とそんな想いが芽生えるのではないだろうか?
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