これぞ大人の夏のたしなみ。優雅に扇げば暑さも和らぐ?「宝相華が舞う京の紙扇子」
美しく経済的に涼をとる、これぞ日本の伝統的納涼アイテム!!
過ごしやすい5月も終わり、暑さを感じる日も増えてきました。夏の暑さのことを考えると、すでにからだ中から汗が吹き出しそうです。
おてらぶ部員のゆうこりんです。
ハンディファンやネッククーラーなど手軽な暑さ対策グッズも浸透してきましたが、電池が必要だったり、かさばったりと、「便利」と「手間」は表裏一体。
そんなとき改めて注目したいのが扇子。携帯しやすく電池も不要、涼む姿も様になるという、日本の素晴らしき伝統的納涼アイテムです。というわけで、おてらぶでは見た目にも涼しげな「宝相華が舞う京の紙扇子」をご紹介します。
扇面を彩る宝相華文様
宝相華文様といえば正倉院の宝物などの仏教美術や着物の柄にも使われていいます。おてらぶではこれまでも、宝相華文様をモチーフにしたアイテムを企画してきました。
ややエスニックなイメージもある宝相華文様ですが、涼しげながら落ち着きのある配色と蔓草の緩やかな曲線で、軽やかな印象に。柄をあえて細かく繊細にすることで、普段の装いに合わせやすくなるようにこだわりました。
今回、宝相華のデザインをしてくださったのは、「ホトケ女子」改め「ホトケ女史」こと安達えみさん。繊細かつリズミカルに宝相華文様を描いてくださいました。
<安達えみ さん>ホトケ女史。山添村観光協会コーディネーター(奈良県)。2014年に奈良が好きすぎて東京から移住。デザイナー、イラストレーター、ツアーガイド、イベントプロデュースなど、奈良県や社寺にまつわる活動を中心とする。
そして、扇子の裏面も白地ではなく薄浅葱色。装いに合わせて扇子の表裏を使い分けるのもいいですよ。
「良いものを長く、大切に」
京都の職人さんの熟練の技が光る逸品
今回の扇子は上等な扇子の産地として知られ、扇子発祥の地でもある京都の職人さんたちの手によって作られています。
扇子の生産には複数の工程があり、それぞれに綿密な作業が必要とされます。工程ごとにに熟練した職人さんが分担して扇子を作り上げているため大量生産がむずかしく、希少価値が高い扇子となります。
扇骨には希少な「上質竹」を使用
扇面には国産和紙、扇骨(「おうぎぼね」とも読みます)には「上質竹」を使用しています。扇骨に使用される竹には、竹の身の部分を使った「並質竹」と、皮の部分を使った「上質竹」があります。上質竹は希少部位なので高級品で、硬くてコシやツヤがある仕上がりになります。
良い扇子には「ため」がある
扇子を閉じて置いてみたとき、扇子の両端の骨の先端部分が少し内側に曲がっています。実はこれが上質な扇子の証、扇子の「ため」です。このような加工を行うことで扇子の型崩れを防ぎ、閉じたときにも美しく見えます。
さりげない高級感、金粉仕上げ
扇子の先端の部分には、金粉を塗る加工が施されています。金粉を塗ることで高級感が出るだけではなく、貼り合わせている和紙が剥がれにくくなります。
扇子袋に入れて、「とっておき」を大切に
扇子は持ち歩きやすいので、そのままバッグやポケットに入れてしまい、傷んでしまいがちです。デザインも品質もこだわった1本だからこそ、長く使っていただきたいと思い、扇子と同じ柄で作った扇子袋もセットにしました。
扇子は自分の好きなときに、好きな強さ、好きなリズムで使うことができる究極のパーソナル納涼アイテム。ちょっと涼をとりたいときは扇子をさっと取り出して、さわやかな風を感じてみてはいかがでしょうか。
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