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社会人になるまでに読んでおくこと。

人生100年時代という言葉を耳にしたことはありますか?
これは科学や医療がこの数百年で爆発的に進歩し、人類の寿命が伸びたことにより生まれた言葉です。


人生を100歳までと仮定すると、最初の10年間は赤ん坊が人間として生きられるようになる期間だと言えます。食料や身の回りの世話を親や周りの人たちにしてもらいながら成長し、次第に言葉も覚え、身の回りの世話を一人で行えるようになります。

しかし、それでもまだ一人で生きられるとは言えません。


その後も多くの人が中学校、高校へ進学し、大学へ通います。
専門的な知識を学ぶことはもちろん、集団生活を通じてコミュニケーション能力を培い、社会での立ち振る舞いや最低限のマナーを学びます。


ここが培われているか否かで、社会の荒波を渡るうえでの難易度が変わるといっても過言ではありません。

例えば、成績優秀だけどコミュニケーションがうまく取れず周りに馴染めない子がいるとします。
もう一方で成績は悪いがコミュニケーションをとることができて周りに馴染めている子がいるとしたら、あなたはどちらが社会でやっていけると思いますか?


答えは「どちらもある程度やっていける」です。


答えになっていないじゃないかとお叱りを受けることは十分承知しています。
しかしこれは紛れもなく事実なのです。

社会では「結果」という言葉が付きまといます。
これは自分の行いが会社にもたらした利益や成果です。
どの企業もお金を稼ぐために存在しており、企業からすれば社員はお金稼ぎの大切なツールとなります。

つまりお金を稼ぐ能力がある社員を重要視されます。
ある程度の結果をきっちりだせていれば、コミュニケーション能力がなくても、頭が悪くても社会では生きていけるということです。

では、結果が出ない者はクビになるのか?という疑問が沸く方もいらっしゃると思います。
率直にいうとクビにはなりませんが、「定年まで平社員として汗水たらして働く」ことになります。

どの会社も昇進すると実務から管理業務を任されることが多くなり、その対価が給与として反映されまが、結果を出していないと管理職に就けずに終わる可能性があります。
例えば、あなたが機械のメンテナンス作業を行う会社に勤めているとしましょう。
仕事を営業が取ってきて、管理職や様々な部署に回された後、作業員のあなたに通達されます。
夏は暑く冬は寒い環境下で重量物を運び、事務所に帰って夜遅くまで事務処理をして毎日クタクタになるまで働きます。
それを横目に管理職は空調の効いた涼しい部屋で仕事をして、あなたより早く退社し、あなたより多くの給与をもらっています。

その生活が定年まで続くと考えた時、あなたは耐えられますか?

耐えられないのなら今から行動するべきです。
仕事ができなくても昇進できる方法があります。



それが「コミュニケーション能力」です。


つづく。


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