FE-NVシリーズ開発話 その1
こんにちは。FOSTEX公式note編集部です。
FE-NVシリーズは2019年(令和元年)に全口径5機種が生まれ変わりました。この記事では、その開発過程をちょっとだけ公開します。
FE-NVシリーズって何?
そもそも、FE-NVシリーズとは何なのか。
FE-NVシリーズは、FE83NV, FE103NV, FE126NV, FE166NV, FE206NVの5種類のスピーカーのグループ名です。
5種類それぞれ大きさが違います。小さい方から順に、口径が8cm, 10cm, 12cm, 16cm, 20cmです。この記事のtop画像は8cmのFE83NVの写真を使用しています。
スピーカーユニット単品の名前がFE○○NV、5種類まとめてFE-NVシリーズと呼んでいます。
FEの歴史は半世紀以上
FE-NVシリーズは令和元年に発売された最新機種ですが、その初代の発売は半世紀以上もさかのぼります。
過去、Fostexからは“ FE○○ ”や、” FE-○○ ”シリーズなどという他のユニットも販売していますし、それぞれの歴史や開発経緯も非常に面白い。
私も、諸先輩方から様々な苦労話をお聞きしています。
FEの系譜についてはオーディオ専門誌に詳しい記事を掲載していただきましたので、是非ともご一読ください。
stereo 2019年8月号
出版社名:音楽之友社
特集:「リニューアルした自作派の至宝フォステクスFEシリーズ」
執筆者:浅生 昉 氏
開発は測定と試聴の繰り返し
スピーカー設計は試作、測定、試聴の繰り返しです。このプロセスを何度も繰り返し製品を創り上げていきます。
測定では物理的な特性値が得られるので、その値からスピーカーの素性・性能を知ることができます。
ただ、測定値だけではそのスピーカーから出力される音の物理的な側面しか見れないので、測定後は必ず試聴します。試聴は官能評価になりますが、測定値からは想像ができなかった一面を観察することができます。試聴は官能評価になりますが、測定値からは想像ができなかった一面を観察することができます。
FE-NVシリーズの試聴は、弊社のBK-WB2というバスレフ型のスピーカーボックスを使用しました。
(つづく)
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