アクティブ半生紀#01 定年後でも変わらない信念
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【連載「アクティブ半生紀」について】
FOSC理事の岡田さんに、今までのキャリアについて語っていただきます。#01では、半生を振り返りながら、人生100年時代、人生最終コーナーからのホームストレッチをどのように走り(歩き⁉︎)抜いてゆくかの思いを綴っていただきました。
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私は、昭和30年(1955年)9月6日岡山県倉敷市生まれで、昨年65歳になりました。社会では「高齢者」に分類される歳となりましたが、まだまだ活動できる!との思いもありHappy Life Design Lab をシニア起業し、社会活動を続けています。
時々、自分が65歳と言う事実を忘れることがあり、これからの人生の路をどのように開拓し挑戦してゆくか!をいつも妄想しています。
定年への思い
2018年3月5日が、前職株式会社スクウェア・エニックスでの最終日でした。
日本特有とも言える「定年制度」はベテランサラリーマンが、次の組織人世代に襷を渡す制度です。今年の4月からは、組織側の努力ベースではあるものの、組織定年年齢を70歳に引き上げるガイドラインも出る時代ではありますが、私の場合は、62歳と6ヶ月で、13年2ヶ月にわたり勤務させてもらった会社を定年退職しました。
昔は55歳で定年退職となり、60歳ともなると「隠居」していた時代だった事を考えてみると、隔世の感があります。
自分が定年を迎えて感じる本音は、「定年って何なんだろう!まだまだ身体も動くし社会貢献できるのに」との思いでした。(勿論、組織の新陳代謝にも配慮しなくてはなりませんから、何時までも組織頼りで「文鎮化」する事が本意ではありません。)
私の信念
今迄経験してきたものを社会還元したい!と思う「意志」と「行動」が私なりの生き方の「信念」です。
年齢や職業、社会的な地位や貴賎に関係なく、「人間」としての生き方への「信念」を持つ事、そして「一生懸命」を忘れない事!が仕事人としてのみならず「人間」として大切な事だと思っています。
「信念」とは、自分自身の哲学を持ち、こだわりを大切にしながら真理(正しいと思う事)を探究する心の活動です。あるべき姿を思い描き、自分の信ずる道を突き進んでゆけば、自ずと道は開けてゆきます。
成功哲学で有名な「ナポレオン・ヒル」の言葉です。
...信念は、私の思考に生命とエネルギーと行動力を与える永遠の妙薬。
私が何かを達成させたいとき、信念がそれを可能にしてくれる。
信念はあらゆる奇跡をもたらす科学でも解けない謎。
でも私はそれを用いることができる。
信念とは失敗の解毒剤。
私の心が落ち込んだとき、私を不死鳥のようによみがえらせる魔法の粉。
信念と願望、目標がうまく結びついたとき、互いに強固なものとなって私の望みは実現せざるを得なくなる。
信念は私の思考を崇高なものとする隠された力。 信念があればこそ、人は文明を築くことができたのだ。
そして今、私はその信念を持とうとしている。
先人の言葉にもあるように、信念を心に抱き、そして、命をかけて真剣に物事に取り組んでゆく「一生懸命」の気持ちを持ち続ければ「生きる」意味を感じる事ができます。
「一生懸命」の語源は、中世日本において、一か所の領地を命をかけて生活の頼みにする"一所"懸命に由来する言葉です。これが転じ、命がけで物事をすること。また、そのさまを意味する言葉となり、最近では「一生」が使われるようになったと言われています。
命懸けで「人生の領地」を護る事、それが仕事であれ、家庭や大切な人であれ、自身の全身全霊をかけて、生きる頼りとなる「心の領地」を「愛」を持って守り続けてゆくことが「一生懸命」の心だと思います。
齢65歳を過ぎても、これから70歳になっても、変わらぬ「信念」を持ち続け、これからも、「一生懸命」生きて自分の「経験知」を社会に還元してゆく活動を続けていきたいと思います。
今後のシリーズでは、私が今まで経験したことについてお話していきたいと思います。
続く
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