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既存のメカニカル変速を手軽に電動化。ARCHER COMPONENTS D1x
![](https://assets.st-note.com/img/1660536880446-eF8yaqSpa7.jpg?width=1200)
オランダにいるBOSSから「これ面白そうだね」
とメッセージが届き早速オーダーしてみた
ARCHER COMPONENTSのD1x
既存のメカニカル変速システムを電動化してくれる代物。
なにそれすごい。
・電動化のメリット
ここ最近MTBにも大きく電動化が浸透してきました。
個人的にはSRAM GX EAGLE AXSの登場が大きいと思っています。
当時11万円程で電動化ができたので
モチベーションの高いライダーさんは
こぞって電動化したのでは。
実際に使っている人の話を聞くと、
「とにかく楽」「もう機械式には戻れない」
みたいなお声を頂く事が多く
変速回数の多いMTBにとって、その恩恵はかなり大きいと思います。
レースのような余裕の少ない状態では
シフターをストロークされるのか
ボタンを押すかの差はかなり大きく感じます。
変速スピードが速くタイムロスの軽減にもつながります。
トレイルライドでもハードなルートを走るとき、
長い時間を走るとき、
電動シフトはライダーさんの疲れを軽減してくれます。
だから、ライドがもっともっと楽しくなります!
・セミワイヤレス
さて、話はD1xに戻します。
![](https://assets.st-note.com/img/1660537147981-7bTiIbvMA6.jpg?width=1200)
こちらのモーターユニットを既存のRDに接続し、
![](https://assets.st-note.com/img/1660537217864-ysnJ9g7JrP.jpg?width=1200)
リモートスイッチで変速。
セミワイヤレス。
![](https://assets.st-note.com/img/1660537340034-vNcXHSP1jF.jpg?width=1200)
モーターユニットからはワイヤーで作動させます。
なので、既存のメカニカルRDが使えるという訳。
・2種類のモーターとバッテリー
![](https://assets.st-note.com/img/1660537556343-TfpJVfbqJv.jpg?width=1200)
スイッチはUSB充電。
モーターユニットは充電式の専用電池で動作します。
モーターユニットはNOMALと
変速SPEEDが速いSPRINT2種類があり、
SPRINT-25時間
NOMAL-80時間
の使用が可能です。
専用アプリで節電機能をONにすれば
使用時間はおよそ2倍程度まで伸びます。
・重量
![](https://assets.st-note.com/img/1660541042883-EU2PRefSOJ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1660541076074-H4kH5VSHyE.jpg?width=1200)
シマノXT12速の場合50gの重量増で電動化出来ました。
メーカーの案内によると、SRAM GX EAGLE AXSと比べると
およそ半分の重量で電動化が可能とのこと。
・クリアランス
![](https://assets.st-note.com/img/1660541225092-Ort9A84CZY.jpg?width=1200)
気になるのは取り付け位置と、耐水性、耐久性。
基本的にドライブ側のチェンステーの下にマウントさせます。
クリアランスの取れないバイクの場合は
チェンステーにマウントします。
専用のバンドをボルトで固定するので、直接ヒットさせない限りは
動く事も無いと思います。
そもそも、この場所を直接ヒットさせることって
あまりないですよね。
また、耐水性についても内部の防水処理の他、
ワイヤーのポート以外は密閉されているので、
直接ワイヤーポート側から故意に水を入れない限り、
ルーズなコンディション下での使用も問題無し。
![](https://assets.st-note.com/img/1660541627092-Vwbv7GNl9X.jpg?width=1200)
BRONSONにつけた状態がこんな感じ。
え!?大丈夫??と思うかもしれませんが、
ホイールとのクリアランスは意外にも広く、
巻き込みの心配は無さそう。
試しにMTB HOPPERで何度もジャンプしてみたりしましたが、
動く事はありませんでした。
チェーンが暴れた時に本体に接触はすると思いますが、
そもそも織り込み済みのシステムなので、
衝撃で壊れることも無いんじゃないかなと。
海外の独立したレビューを見ても、
耐久性についてネガティブな内容はありませんでした。
※防水パッキンが硬くてはめずらいと書いてありましたが、
これは確かに大変かも。
この辺りは実際に長く使ってみないとですので、
私の方で試してみます。
・スマホから簡単にカスタマイズ可能
![](https://assets.st-note.com/img/1660538943638-YObfJ3XDEz.jpg)
D1xをカスタマイズするのも簡単。
スマホに専用アプリをDLしていただくだけ。
そして、このシステムの最も優れているのは
既存のほぼ全ての変速機に対応しているとこと。
10速、11速、12速、SHIMANO,SRAM関係ありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1660539343459-J7ss9hxcHL.jpg)
ギア板1枚1枚を独立して変速調整することが可能。
これによってメーカーやギア数の垣根を取り除きました。
私はSHIMANO XT 12速にこのシステムを使ったので、
変速スピードが上がった他に、
変速制度の向上というのは実感できませんでしたが、
少々精度に難のあるSRAMのOEMモデルのSX EAGLEなんかで使えば、
変速性能そのものが向上するはず。
また、恐らくですがRDのハンガーが多少曲がってしまっても、
アジャストすれば問題無く使用が可能になるかなと思います。
ライド中のトラブルにも安心して対応できます。
1枚1枚の調整は少し大変に思うかもしれませんが、
調整はスマホを使ってできるので、かなり楽です。
・動かしてみました。
変速調整が詰め切れていないので、
ロー側が少しもたついておりますがご容赦を。。。
変速性能、スピード共に満足。
作動音はSHIMANOやSRAMよりも大きい感じ。
それがメカメカしくて個人的には◎
多段変速が可能になるのも嬉しいところ。
多段変速の最大段数はスマホから制限可能です。
・価格について
システムの導入については
ノーマル:85,000円
スプリント:88,000円
で承っております。
現在SRAMのGX EAGLEのアップグレードKITが
158,400円(税込)なので、
だいたい半額で電動化が可能ですね。
興味のある方は店頭に試乗車の準備もございます。
気軽にお問い合わせください。
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