~キャプテン翼40周年、翼に追いついた"同世代"のはなし~
思えば小学5年生だか6年生、その時に唐突に親に見せられた「"キャプテン翼 ワールドユース編"」を見て、筆者が唯一集めてる漫画熟読の日々は始まった。
「キャプテン翼」と言えば日本サッカー漫画の歴史に第1歩を踏んだ不朽の名作である。只今絶賛DAZNでアニメ版も放映中だが当時私が見たのは少年時代ではなく"ワールドユース編"だった。
唐突に渡された"キャプ翼"を読んでみた。正直スカイライブハリケーンや雷獣シュートなんか作中に登場する必殺シュートの9割以上は現実世界にできっこない世界である。当時小学生の筆者ですら「無理だろこんなの(笑)」とすら思ってた。
じゃあなんで今でも最新刊を取り寄せるほど大好きなのか…
ストーリー性だ。
今となっては多すぎて覚えきれない(一応覚えてる)位多くの人物が翼を取り巻く。ワールドユース編でもスウェーデン代表のレヴィン、ブラジル代表のナトゥレーザ、サンターナ、そして翼を教えたロベルト等数え始めたらワールドユース編だけでもキリがないくらいの登場人物が出てくる。
"キャプ翼"の黄金期は翼の中学3年生までの少年編が1番中身が濃く、"キャプ翼ブーム"とやらが巻き起こっていた時だと思う。
思えば思うほど何故だろうな、何故ハマったんだような…って考え込む
もちろんワールドユース編を読み終えてから父親に「少年編も読みたいし現在進行形ならそこまで欲しい!」と言って今と言えば無理を言った事だが父親が全巻買ってくれた。
少年編での南葛市での仲間達…全国大会、中学時代、ボロボロの翼と戦った戦友達が日本代表として共に戦う絵は実に美しい。
ワールドユース編を経て翼はバルセロナ移籍…ROAD TO 2002では作者高橋陽一先生の描ききれなかったナトゥレーザとの名勝負、五輪アジア予選編では翼日向等を抜きとして五輪出場を目指したり、今進んでる五輪編ではJrユース時代に戦ったライバル達との戦いを中心に描写されてる。
翼は23歳、筆者がキャプ翼を読み始めたのが10~11歳として現在21歳、いよいよ翼の年齢に迫ってきた。そして追い越せるかもしれない。
だが10年経っても考えるのが、翼以外のキャラクターって誰なんだろう…と
翼は強さも優しさも人間としてサッカー選手として全てを持ってる。当然その他のメンバーも個性派だらけの黄金世代だ。
翼はもちろん今でも筆者の憧れである。だが今はサポーターとして生きる筆者にとって今の奥さんの早苗ちゃんというキャラクターは、私に、我々にとても身近なキャラクターじゃないかな、と思う。
思い起こしてみれば早苗ちゃんは今でこそ翼の奥さんだが小学時代は応援団長だった。「頑張る人を応援したい」という信条から翼を心から本気で応援していた。それは私も含めた"サポーター"全てが中沢早苗を目指すべきではないかと思う。永遠にキャプ翼ファンのアイドルこと早苗ちゃん、今後どういった歩みをするか楽しみである。
コロナウイルスの影響で就活も延期延期となりキャプ翼を読み返してるのでアニメ版も是非!
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