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序章 (2年 #46岩崎 賢祐)

昨季の地域CL優勝、今季のインカレベスト4。これまでの経験を踏まえ、FORZAでの活動2年目を迎えた2年生に、来年のインカレに向けた思いを綴ってもらいました。

皆様是非お読みください。

2人目は、#46岩崎 賢祐(いわさき けんすけ)です。

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こんにちは、気が付けば2年生になりました。岩崎賢祐です。

2024年3月10日。長崎大学は地域大学チャンピオンズリーグ(以下:地チャン)で日本一になった。

決勝点を決めたのは、GKの祐亮(R6卒 田村)さん。
観客席にまで伝わる喜びの声、熱量、緊張感。
スタンドで応援していた自分ですら、楽しいと思える大会だった。

2023-2024シーズン、トップチームはインカレ九州大会で予選敗退し、選手権県予選でもジンガに敗北。九州リーグでは、降格の危機もあった。
恐らく、FORZA全員にとってキツいシーズンだった。

かくいう自分も試合に絡めないことが多く、出場できたとしても、勝てた試合はなかった。

U-23の長崎県選抜の選考会も呼んでいただいたが、GKで自分だけ選考に落ちたり、関西遠征や地チャンのTRMですら、自信を持ってプレーができない自分がいた。

練習でも声を出さず、試合中は黙ってぼけーっと試合をベンチで見ているだけのことが続き、ある日、「自分は部活に何を貢献できているんだろう。」と考えるようになった。

入部当時にはあった、フットサルに対する向上心、好奇心、高揚感が日が経つに連れて嫌悪感に変わっていき、自分自身のFORZAでの存在意義がわからなくなってしまった。

そんな事を考えながらスタンドで応援した地チャンで、FORZAは優勝した。

あのインカレ九州大会敗退から、ミーティングや試行錯誤を繰り返して、最後の最後に目標を達成したトップチームの姿を見て、自分がフットサルに対して、向き合うことから逃げていた事に気づき、情けなくなると同時に、絶対に自分の弱さと向き合うことを決意した。

今シーズンが始まってからは、公式戦やTRMや日々の練習から、上手くいったこと、改善すべきことを書き記し続けている。
また自分は、足腰の筋肉が足りなかったため、筋トレの回数も週2、3回に増やし、スクワットなどのメニューも増やした。

そして、決まり事を3つ作った。

①練習中、試合中は出ていなくても鬱陶しいほど声を出すこと。(出ている場合はもっと鬱陶しいほど出す)
これは、一番ピッチを見えているのはゴレイロだから。(応援のおかげで聞こえない時もある笑)

②先輩後輩関係なく、厳しくアプローチする(させる)
ミーティングでもよく言われていることだが、仲が良くても、時には厳しい言葉をかけたりしないと、心理的安全性が高いとは言えないから。

③後輩に自分から歩み寄ること
去年自分が、祐亮さんや佑(#21藤田)さん、義直(#1高越)に良くしてもらっていたように、今度は自分から後輩にプライベートのことを聞いたり、フットサルを教えることで自分自身も知識をアウトプットできる。


たった3つのルールだが、1つの事を継続することが苦手な自分にとってはなかなか難しかった。それでも、自分の練習中のほんのワンプレーが良くなったり、チームが盛り上がったり、後輩がいじってくれたり(本当に今年は変な奴ばかり)、本当に小さい成果だけど、実感できている。

そして今年の九州インカレでは、FORZAは優勝することができた。しかし、自分はまたスタンドからの応援。 

でも、前みたいにネガティブな気持ちではなく、メンバー外になった時は悔しかったが、他のメンバー外になった同期や先輩が本気でサポートしようとしているのを見て、すぐに気持ちを切り替え、自分にできる最大限の応援、サポートをした。

全国大会では3決で負けてしまったが、自分自身最大限のサポートができたし、試合に出ていた人もアッパーに近いパフォーマンスを出せたと思う!

最後に、自分の現状をひとつ。

しおん(#2安倍)がトップに上がってから、試合に出るようになった。
試合ではまだまだ上手くいかないことも多いし、勝利に導ける選手かと言われたら、100%Yesとは言えない。

9月の大学リーグ鹿児島ラウンドで、1日目は一点差で負けてしまい、2日目の鹿児島大学戦、切り替えて試合に臨んだつもりだったが、前半、自分が相手にPKを献上するプレーをしてしまった。

後半に入ってもなかなか切り替えることができずにいたが、マイボールでクリアランスの時ふとベンチを見ると、大きな声でコーチングや味方を鼓舞する、後輩、同期、先輩の姿があった。

その瞬間に感じた。


「俺は独りではなかったんだな。」と。


ミスした仲間を励まし、良いプレーをしたら褒める。試合に出ていなくても、皆その振る舞いは変わらない。
そんな素晴らしい仲間達とフットサルができている事を、改めて実感した。また、自分がピッチ内外でやってきた事は間違っていなかったと思えた。

その後は切り替えて、結果的にFPが劇的逆転ゴラッソを決めてくれて勝つことができた。

もう一度言うが、自分は本当に素晴らしい仲間達に恵まれている。そんな仲間達に甘えることなくこれからも、自分に厳しく成長していくつもりである。

来年のインカレで皆とトロフィーを掲げるために。

最後に、いつも金銭面で支えてくれている母親、部活の関係でシフトの変更を頼んでも嫌な顔一つせずかわってくれるバイト仲間、一緒に闘ってくれるFORZAの皆、本当にありがとう!

これからもこの環境に感謝しながらフットサルを勉強していきたいと思います!!

岩崎 賢祐(いわさき けんすけ)
学年:2年
学部:工学部
出身校 / 出身地:福岡県公立古賀竟成館高等学校 / 福岡県

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