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本心 (3年 #19松山 仁也)

地域大学フットサルチャンピオンズリーグでの大学日本一を経て、メインの代となった3年生が 2年ぶりのインカレにかける想いを記しました。

5人目は、#19松山仁也(まつやま じんや)です。

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自分にとって、インカレとは。
ぱっと思い浮かんだのは、憧れの舞台。
1年生の時、先輩達が全国大会に連れて行ってくれた。その大変さを、当時は全然分かっていなかったけど、岸和田の体育館の雰囲気がいつもと違って、プレーしているのが楽しそうで、純粋にこの舞台でフットサルをしたいと思った。
このときから、自分の中ではインカレ=岸和田というイメージだった。

2回目のインカレは、九州大会で敗退した。
試合に出場することはできたが、何もできずに終わった。全国大会、岸和田に本当に行けると思っていたから、悔しさと、インカレで勝つことの難しさを感じた。

3回目のインカレについて触れる前に、自分の現状について。

去年のインカレ九州大会からの約1年、フットサルのプレーにおいて良い記憶はほとんどない。

本当に苦しかった。というか、今もまだ苦しい。

苦しい時期もあったけれど、それを乗り越えて今は楽しいと、メインの代の3年では主力で活躍していると、そう書きたかった。

現実は違う。
去年の九州大会が終わってから、出場機会が減っていった。

ベンチには入っても、試合には殆ど出られないという状況が続いた。サテライト帯同もした。そして、地域チャンピオンズリーグ。自分は体調を崩し、会場にすら行けなかった。
チームが日本一を達成したのは本当に嬉しかったけれど、遠い存在というか、自分は何もしていないという気持ちだった。
素直に喜べない自分が嫌で、新シーズンに活躍できるイメージも湧かず、辞めようかと本当に悩んだ。
でもFORZAのことが好きだし、このまま終わるのは嫌で、この1年は頑張ろうと決めた。

新シーズンが始まりトップチームの人数は増え、出場機会は去年よりも減った。公式戦はベンチから外れるか、ベンチに入っても少しだけ出たり出なかったりという状況。
トップにはいるけど、試合にはあまり絡めないという立ち位置。これが本当に苦しい。試合に出ているメンバーが成長していく中で、自分は取り残されているように感じる。
特に、頂杯やオーシャンカップで出ているメンバーが明らかに成長していくのが分かって、とてつもなく焦りを覚えた。自分のプレーが悪くなったとは思わないけど、特に成長もしていない。ずっと、そんな感じ。
だったら自分以外の伸びている人が試合に出るのは当たり前で、何かを変えないといけないことは分かっていた。現状を変えるには、自分が変わらないといけないことは分かっているのに、それが出来なかった。

そんな中で迎えた、九州大会。
全試合、ベンチから外れてスタンドで応援。大会前のトレーニングや試合で、自分の出場時間がない可能性が高いことは分かっていた。
でも実際にベンチから外れてスタンドからピッチを見ると、自分はこの1年何をしていたんだと本当に悔しくて、情けなかった。
それと同時に、全国では絶対に試合に出たくて、全国に繋げてくれと、全力で応援した。本当に自分勝手で、わがままだと思う。
悔しいけれど試合に出ていたメンバーには納得していたし、全国に繋げてくれて本当に感謝している。

これが、九州大会の正直な気持ち。
チームが勝つのが1番で、自分の気持ちとかを犠牲にすることも必要だと分かってはいる。
でも、出られなくてもチームが優勝したら嬉しいって、100%そう思うことはできない。選手として試合に出るためにフットサルやってるし、結局は自分が1番だから。

全国で試合に出るために、チームが日本一になるために、インカレ全国までの1か月を全力で取り組む。
現状、立ち位置は九州大会と同じ。このままでは、ほぼ確実に試合には出られない。他のメンバーも必死だから、簡単にいかないのは当たり前だ。
自分のような立ち位置の選手が、本気で試合で活躍するために取り組むことがチームのためにもなると思うので、自分のためにも、チームのためにも後悔のない1ヶ月を過ごしたい。


同期へ、立場とか関係なく、メインの代は自分たち。
初めてインカレで日本一を達成した代になろう!

FORZA全員で、大学日本一なりましょう!

#19 松山 仁也(まつやま じんや)
学年:3年
学部:経済学部
出身校 / 出身地:鹿児島県立鹿児島中央高等学校 / 鹿児島県

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