大学日本一 (3年 #8山下 理久)
地域大学フットサルチャンピオンズリーグでの大学日本一を経て、メインの代となった3年生が 2年ぶりのインカレにかける想いを記しました。
12人目は、#8山下理久 (やました りく)です。
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こんにちは。三年、キャプテンの山下理久です。
まずは、去年の話から。
インカレ”日本一”を競技目標に挑んだ、九州大会。結果は予選敗退。
大会前の雰囲気に危機感を感じながら、なにも行動せず、ピッチでも誰かが何とかしてくれるのではという他人任せ、大学日本一を目指しているチームにいてはいけない選手だった。
キャプテンになってから、なおそのことを痛感する。そこから、本気で変わらないと、自分を変えないと、と思い行動した。
練習や試合中の振る舞い。いいプレー、よくないプレーにリアクションし自分が思ったことや気付いたことはすぐ口にした。ピッチでも、自分がやってやる、チームを勝たせるのだと強い気持ちでプレーした。
しかし、PIVOというゴールに一番近いポジションなのに点を決めることができない、チームは勝てない、後輩の成長も著しいという危機感もあり、とても苦しかった。さらに、大学リーグの終盤にポジションが変わった。
試合に出るために必死だったし、PIVOでの自分に限界みたいなものを感じていたから、気持ちは落ちなかった。右ALAで自分ができることは失点につながるミスを絶対にしない、守備を全力でやる、これくらいだった。
大学地域CLで優勝することができて嬉しかったけれど、プレーでチームに貢献できなかったことと、チームも個人も大学日本一の振る舞いではなかったから、日本一を達成した実感は全くなかった。
新シーズンが始まり、自分はキャプテンになった。大学日本一になったことで、良くも悪くも見られ方が変わった。
自分がなぜキャプテンなのかというと、消去法だと思う。歴代のキャプテンは、チームが苦しい時にプレーで引っ張っていた。かっこよかった。
悔しいけど、自分にはスーパーなプレーやすごい行動力があるわけではない。最初は、勝手に比較して不安になっていた。
今は違う。自分にできることに覚悟をもって全力で、そしてチームにすべての熱量を注いでいる。
今までの自分はなにしてたんだってくらい、勝ちたい、優勝したい、日本一になりたい、絶対なるんだって毎日のように考える。
九州インカレの2週間前くらいから、寝ようとベッドに横になると頭に思い浮かぶのはインカレのことだった。負ける、勝つ、自分がミスする、活躍する、すべてのことを想像した。
いざ、大会当日。
指示が通らないくらい全員が声を出して応援してくれて、スタッフも選手が万全な状態で試合を迎えられるよう支えてくれて、メンバーも全力でプレーした。九州大会を優勝することができた。
優勝が決まった瞬間は頑張ってよかったとか嬉しい気持ちが爆発したけど、すぐに冷静になった。なぜか、自分たちの目標は日本一だからだ。
ベンチ外、ベンチ、ピッチに立つ選手、それぞれ立場は違うけどチーム全員が「大学日本一」になるためにベクトルを揃えよう。もっと本気になれる。簡単な試合なんて一つもないし、ハードなスケジュール、総力戦、みんなで戦おう。そして、みんなと岸和田で最高の景色をみたい。
インカレで、日本一になる。
同期へ
メインの代になって、立場とか仕事とか、それぞれ大変だと思う。
シーズン初めにはそうたさんにボロクソ言われたこともある。
自分はみんながチームのために全力で動いてくれていることを知っているし、この代が大好きで、この代でよかったって心から思う。
見返すって言葉はおかしいかもしれないけど、悔しい気持ちも全部力に変えて、底力を見せてやろう。
そして、インカレで日本一を初めて成した代になろう。
最後に、長崎大学フットサル部FORZAを応援してくださっているすべての方々へ
現地、インスタライブでの応援、いつもありがとうございます。
みなさんの応援、メッセージが苦しい時の支え、力になっています。これから結果で恩返しします。
あと少しで全国大会が始まる。「大学日本一」みんなで獲りに行こう。VAMOS FORZA