【長崎大学×北九州市立大学 Vol.2】選手対談
ー近年、九州の大学カテゴリで幾度となく優勝争いを繰り広げている、長崎大学フットサル部FORZAと、北九州市立大学Stierdor。その両チームで、対談企画を実施しました!
Vol.1はマネージャー同士で(ご覧になられていない人は下記から)、Vol.2ではチームの中心選手同士での対談をご覧いただきます。
九州でしのぎを削る2チームが、自チームの内情から相手チームに対する印象など、充実した内容になっておりますので、ぜひご覧ください!
(当対談は2024.10.13に実施したものです。)
(インタビュアー:長崎大学スタッフ 田中 光祐)
司会)まずは、1人ずつ自己紹介をお願いします。
所属大学、学年、名前、ひとボケをお願いします笑
自信のある人からどうぞ!
一同)うわあああいやだ(数秒の沈黙)
山下)じゃあ、、俺いきます。長崎大学3年の山下理久です。
キャプテンやらせてもらってます。
一同)せこいな、無難やな。
井上)おもんないやろ。
山下)大学リーグ優勝できるように頑張ります。
司会)はい、よろしくお願いします。じゃあ次
生田)北九州市立大学Stierdor3年の生田蓮です。
自分もキャプテンやってるので、長大に負けないように頑張ります。
司会)はい、ありがとうございます。
岩永)北九州市立大学4年の岩永翔斗です。
えー、中川(長崎 #15)の左足は俺が止めます。
生田)いいね!
井上)長崎大学4年の井上亜斗夢です。
僕が怪我せんやったら日本一でした!(ドヤ)
生田・岩永)爆笑
岩永)(それ)ボケ?
井上)いや、ガチ。
嘘です、冗談です。ごめんなさい。
一同)笑
司会)はい、皆さんありがとうございました。
ここから対談に移ります。様々な質問を投げかけますが、一問一答形式ではなく、なるべく膨らませていきたいので、自由に話してもらって大丈夫です。よろしくお願いします。
あと言い忘れたけど、全員に質問するけどおもんなかったらカットします。
生田・岩永・井上)山下の方を向く
山下)ああまじかっ(緊張でずっとニヤニヤ)
井上)こわいな
司会)1つ目の質問です。
お互いに、相手チームのことをどう思っていますか?
じゃあまずは、FORZAのお2人から。
山下)フレッシュマンカップ(R4.12月に開催された1-2年のみの大会)で北九に負けたのがめっちゃ悔しくて、自分と同じ学年の翔太(青柳 #8)と蓮(生田 #10)が活躍してて、このままの自分じゃ勝てないなと思って、そっからずっと意識してました。
井上)試合中とかの印象とかでもいいんですか?
司会)もちろん、相手のことどう思ってるか聞きたいからどんな状況においてでもいいよ。
井上)点取ったら勢いに乗ってくるチームなんで、先制点取られないように、リードされる時間がないようにっていうのは意識してやってます。
岩永)めちゃ試合のことやん、それでいいんか。
岩永・井上)(見つめ合って笑顔)
生田)(FORZAのことを)どう思ってるかってことですよね?
司会)そうだね!
岩永)俺は、、
一同)お前が話し始めるんかい(爆笑)
岩永)OK、聞いて。俺はめっちゃ嫌いやったけん、長大のこと。
2年くらいまではめっちゃ嫌いやった。
司会)それはなんで?
岩永)なんか別に、ムカつく、最初から。
井上)いやでも、言わせてもらうとね!(食い気味)
翔斗(岩永)が2年の頃の北九はナメてましたからね、アップから。
そんな奴らには負けられないってのはありました。
岩永)だから、だから、、俺は勝ちたかったわけじゃないんよ。
俺らの先輩っていうのは、なんかその、まあ、わかるやん?俺らとは違うのよね。
俺は2年でキャプテンになったけどさ、このチームで勝ったらこいつら勘違いするけん、勝ちたくなかった。
井上)なるほどね。
岩永)でも、長崎はめっちゃ勝つやん。試合に。学生リーグも、全日本とかも。
司会)それは、何年前の話?
岩永・井上)2年くらい前ですかね。
岩永)まあ、(FORZAが)めっちゃ強かったから羨ましいってのはありつつも、めっちゃ毛嫌いしとって、話さんようにしとった。
井上)確かに今みたいにこんな話す機会がまずなかったし、バチバチではないけど、、
岩永)とにかくプライベートでは話したくなかった。
井上)関わってはなかったな。
司会)蓮は?
生田)僕は、一言で言うと憎い。
司会)憎しみ出てくるの笑
井上)別になんもしてないけどな笑
生田)自分らは大学リーグで、2年連続で目の前で優勝を決められて。
彼らが賞状を掲げて喜ぶ姿を何回も見てるんで、一番に湧いてくる感情としては憎いとか、憎しみっていうか。
山下・井上)苦笑
司会)なるほどなるほど、本音でありがとう。
じゃあ次は、用意していた質問とは異なるんですが、、
岩永)おーおっ。アドリブ力!
司会)アドリブ力が問われます笑
北九州、長崎両大学のそれぞれの強みは何だと思うか、これでいきましょう。具体的にお願いします。
山下)相手の強みですか?
司会)自分たちの強みも、相手の強みもどう思っているのか教えて欲しい。思いつく人から、誰でもいいよ。
井上)えっと、僕らに関して言ったら点を取られない事、北九は僕らを崩せないんで(笑)、まあそこは強みだと。でも、1v1とか個人は北九の方が強いと思ってて。
そこからトランジションに持ってかれたりしたら、相手のペースになっちゃうなってのはあります。
岩永)まあ、長崎の強みは守備力でしょ、やっぱり。
クアドランチがね、何回やっても分からんから。
山下・井上)笑
岩永)有識者に聞かんと、俺らではもうどうしようもないアレやから。
いろんな人に聞きよるけど、どれ試してもあんまり、体現する能力が低いから俺らは(どうしようもない)。
戦術理解、長崎の選手は頭いいと思う。
俺らは教えてもすぐに忘れる選手が多いし、やってって言ってるのにやろうともしない、みたいな。
長崎はやれって言われたことを忠実にやるやん、機械的に。
司会)機械的にというワードが出ましたけど、まだ憎んでるね。
一同)笑
岩永)だから組織だよね。(長崎の強みは)
司会)自分たちの強みは?
岩永)個人強いってさあ、あんま認識なくない?(生田と目配せ)
生田)強いて言うなら、気持ちが強い。パッションというか、負けん気とか、目の前の相手に負けたくないっていう。
1年生とかはまだ試合の背景とかわかってないから、この試合にかける想いみたいな、そんなのはほぼないんですよ。
けど、目の前の相手にボール取られたくないとか、点取りたいとか、そういう野心が強い。
井上)確かにそう、だから早く黙らせたい、みたいになる、こっちは。
山下)個々じゃ勝てないから、自分たちは組織で戦ってるんで。
守備で主導権取って、それから点とって守り切る、みたいな。
司会)九州の矛と盾ってことでいいですか?
井上)まあ実際、僕らの方が点取ってますけどね!
岩永)長崎ってアベレージが高いよね、誰を出しても同じ攻撃ができて守備ができるけど、俺らはセットによって色が出るから。
セットごとに戦術とかは任せてるから、そこの違いはあるかな。
司会)再現性の長崎と、個性の北九州ね。
井上)うまっ!
司会)ありがとう(照)
一同)うぇーーーい (謎の盛り上がる時間)
司会)じゃあ次に行こうかな。
お互いに、相手チームで印象に残っている選手を教えてください。
現役・OB問わずです。ピッチ内で印象に残っている選手でもいいし、それ以外でも何でも大丈夫です。
井上)ピッチ外やったらあの人しかいないやろ。
司会)誰?
井上)猿渡さん(北九州市立大学Stierdor 監督)
一同)爆笑
井上)猿さんと審判の掛け合い。それは面白い、ひとつのイベントとして楽しんでます。
選手だったら岩崎 港くん(北九州OB)はすごい印象に残ってます。
司会)どういう点で?
井上)九州大学選抜で一緒にやって、すごい味方だと頼もしかったですし、敵だったら速いし球際ばり強いしって感じで嫌でした。対面はしたくなかったですね。
生田)自分は去年卒業した窪田 圭祐くん(長崎OB)です。
選抜で一緒にやってたんでまあ、プレーもそうですけどライバルチームなのに色々教えてくれたりだとか、そういう人間性の部分も含めてすごく憧れる存在だなと思います。
司会)圭祐の人間性は良いということですね。
生田)まあ表向きはですね笑
司会)OK、ありがとう正直に話してくれて。
一同)笑
司会)理久は?
山下)自分は、蓮と翔太です。
自分も1年生の時にPIVOで、フレッシュマンカップの時に翔太を見て本当に同じ学年なのかって思ったり、蓮も1年生から試合出て活躍してるのをずっと見てて、自分まだその時サテライトだったんで、、
このままじゃ本当にやばいなって、危機感を持ってました。
司会)翔斗は?
岩永)(暫くの沈黙)
岩永)まあ、渡邉(長崎 #3)ですかね。
山下・井上)爆笑
岩永)ボケなしで言ったら、あの人はここ一番ってとこで、でかいゴールを決める。記憶に残る、渡邉。
あと、井上亜斗夢ですかね。
井上)ありがとうございます。
岩永)井上のアイソ、わざわざインカレでずっとマンマーク。
亜斗夢が出たら、俺が出て。
井上)え、ガチ?ずっと合わせとったんや。
岩永)合わせとったけど、カットインで決めたやん?
井上)うん。
岩永)その瞬間だけ、マークチェンジ起きて対面じゃなかったんよ。
井上)じゃあ翔斗が対面やったら、決められてなかった?
岩永)そう!
司会)それはもう、ふたりとも復帰しての後期リーグで合いまみえた時に再戦して欲しいね。
井上)カバーなしでやりましょう!
岩永)楽しみ!
司会)じゃあ、次行くね。
お互いが対戦した中で、1番記憶に残っている試合は?
井上)俺は、嫌な記憶で1つ。
2年前の大学リーグで、僕ら4-0で勝ってたんですけど、4-4まで持ってかれて。さっきも言ったけど、(北九州が)2点取ったくらいから盛り上がりがすごくて、やばいなって試合中にずっと思ってました。
嫌な終わり方でしたね、勝ったと思ったなあ~
後半始まるまで4-0だったよね。
岩永)そうだね。後半は俺らが4-0だった。
岩永)俺は、2022-23の優勝決定戦。
山下)去年?
岩永)一昨年だね。
俺は本当に負けたのはもちろん悔しかったんやけど、何もできなかったから。定位置攻撃なんもしてない、そんな試合で。
試合終わった時に、自分が個人的に長大に対して、あと2年で追いつけるのかな、みたいな。
井上)へえー。
岩永)同級生とか見て、自分の実力のなさに、悔しいとか諦めた、1回。
俺、フットサル無理やなって。
生田)俺も全く同じっすね。
ボール保持も全くできない、本当に当時強くて。
前期4-4だったのもあって、頑張ればいけるみたいな雰囲気で(試合に)入ったのに実力で黙らされた形でした。
翔斗君も言ったけど、あの時、長大に勝てるのかなみたいなことは思いました。あのゲームの時は。
岩永)リベンジしようって気持ちよりも、諦めた方が早いわって気持ちになった。
山下)僕は、今年のインカレの決勝です。
生田)(FORZAが)勝った試合や。
一同)笑
司会)なんでその試合が1番印象に残ってるの?
山下)去年、北九州じゃなく佐賀に負けたんですけど、インカレで優勝できなくて。1年間苦しいシーズンで、次のシーズンで自分がキャプテンになって、今年こそは優勝したいってみんな考えてた中で決勝で北九と当たって。
めっちゃ嫌だったんですけど。北九、強いし。
そこに勝って全国に行けたってことが嬉しかった。
司会)理久ありがとう。
じゃあ続いて、今のチームの課題点を教えてください。
井上)いっぱいあるやろ。(山下に圧)
山下(苦笑)
井上)昨日怒られよったやん。
山下)怒られすぎてもう分からんす、、。
一同)笑
生田)北九大は、主体性をもってる人間がやっぱり少ないですね。
自分が楽しくプレーできれば、とかうまくプレーできれば、とか向上心あるやつはいるんすけど。
チームのために戦うとか、プレー外の部分でチームのことを考えて行動できる人間が少ないですね。
トレーニング中も自分のプレーだけに集中して、TRの雰囲気フル無視みたいな。そういうのでチーム力が他に比べて欠けてるんで、改善しなきゃいけないと思います。
司会)それは誰が改善していく予定ですか?
生田)自分たち3年生が、中心となってやらなきゃいけないなと思います。
司会)FORZAは、特にない?
山下)チームのために動いている人が少ないなと思います。
トレーニングだったら、声出す人が限られてるとか。
1回、奏太さん(長崎監督 小出)と自分だけとかありました。
ピッチ外でもいろんな仕事があるけど、部門長がやってるのを見てるだけで
当事者意識が足りないなと思います。
司会)言われてますけど、井上さん。
井上)いやあ、おっしゃる通りです笑
岩永)どういうキャプテン山下なんですか?
練習中とか、キャプテンのスタイルというか。
山下)前のキャプテンと違って、結果で示せるキャプテンじゃないんで。
泥臭く、練習中だったら合ってるか分からないけど声出して、体張って、守備だったら本当一生懸命やるしかないなと思ってます。
岩永)伝えたりせんの?周りが声出してないなーとかってなった時に、1回練習止めたりさ。
山下)俺に足りないところだ、、。
一同)爆笑
岩永)関係ギクシャクするくらい、全然言っていいと思う。
自分の思ってること。そしたら後々、みんな気づいてくれる。
井上)険悪なムードになったりするん?練習中とか。
岩永)そりゃある。
井上)そっちの方がいいよね、関係性としては。
でも北九仲良いしな、めちゃくちゃ。
岩永)うん、いいよ。
井上)言い合いとか練習中あったとして、練習終わったらもうそれはおしまい、ってできてるの?
生田)全然笑い合ってるよね。
俺と翔太めっちゃ言い合いするけど、試合終わったら何事もなかったかのように。
岩永)体育館でもう全部終わらせるんよ。
戦術的なことが合わんとか、で終わったらみんなで飯行くし。
それを最初にもう伝えてる。
体育館に入ったら、仲良しこよしのサークルじゃないんだから。お互い指摘するように。それを受け入れて改善するとか。
監督がいないチームだからこそ、なあなあにしても誰も成長せんけん。
たとえ1年生であろうと、先輩に意見するし。
それに対して、上級生もちゃんと受け入れるし。
井上)羨ましい。
司会)もしかしたら北九の方が、1年生と上級生が仲良いのかもね。
山下)自分たちの課題は、トップサテの関わりが圧倒的に足りないってところもありますね。
司会)去年みんなが一緒にプレーした、九州の選抜大会や全国大会についてはどう?
岩永)俺はフットサルの価値観が変わった感じがする。
いろんなスタッフの指導を受けて、こういうフットサルがあるんだとか、無知だったんだなって。
それを自チームに落とし込むところから始めて、結構あれきっかけで練習メニューとか伝え方を意識したりだとか。
指導者がいなかったから、自分が指導する形になるから。
戦術だったり、細かいところも変わっていきました。
スカウティングも、選抜以来動画のカッティングとかも工夫して作るようになりました。
生田)自分たちは去年のインカレで全国を経験して、何もできずに全国との差を痛感して帰ってきたみたいな。
今考えたらもったいない経験だったんで、これをもったいないままで終わらせたくないんで、頑張りたいです。
司会)Stierdorの2人ありがとう、それでは最後に意気込みを1人ずつ聞かせていただこうかな。じゃあ、FORZAキャプテンから。
山下)はい、この前のインカレで目標としていた大学日本一を成し遂げることができなかったんで、今シーズンリベンジできるのは地域CLでの2連覇だと思ってます。
まずは九州大学リーグで優勝して、日本一になります。
司会)ありがとう、次はStierdorキャプテン。
生田)うちは全国大会ベスト4を目標にしているんですけど、同じ九州に長大がいる限り、大学日本一を目指してるチームを倒さないと全国に出れない状況なので、自分たちの目標は全国に入ってからというふうにしていて。
九州内では長大を倒すっていうのを練習からずっと口にして言ってきているので、日頃の練習からそこは1日も意識しない日はないですし。
絶対に次の試合で越えられるように準備するっていうのと、去年長大のキャプテン加藤遼大くん(長崎 #6)が全国大会でMVPを獲って日本一のプレーヤーの称号を得ているので、自分もこの世代で大学日本一と、日本一のプレーヤーになりたいというのが個人的な目標です。
岩永)自分は4年間学生リーグやってきて1回も優勝してないんで、まずはそこ。長大に勝って優勝するっていうのと、あと、リーグMVPは自分が取ります、ちなみに。
一同)笑
井上)僕らは相手とか関係なく、全部勝てばとりあえず全国が確定するんで、目の前の試合を勝つことだけを意識して。
個人的には公式戦もあと残り数試合しかないんで、日本一獲って引退という最高な終わり方ができるように、まずは怪我を治すこと。そして北九を倒して全国を決めるっていうのを、近々の目標にして頑張りたいなと思ってます。
司会)みんなの大学フットサルにかける胸の内を聞けることができて、よかったです。様々な思いがあって、全国に行くためにたくさんの時間を費やしてきた2チームだからこそ、今の九州での立ち位置があると思っています。
そんな両者の絶対に負けられない戦いが11/9(土)にあるので、noteを読んでいる皆さんもぜひ会場へ足を運んで、背中を押してやってほしいと思います。
本日はありがとうございました!
一同)ありがとうございました!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回対談を行った2チームが、九州大学リーグで今週末に激突します!
気になった方はぜひ試合会場へ足をお運びいただくか、もしくはInstagramでのライブ配信にて試合をご覧ください。
今後とも、この2チームの応援をよろしくお願いいたします!
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