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上級生として (3年 #92久富 稜)

地域大学フットサルチャンピオンズリーグでの大学日本一を経て、メインの代となった3年生が 2年ぶりのインカレにかける想いを記しました。

9人目は、#92久富稜(ひさとみ りょう)です。

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こんにちは。フットサル部3年の久富稜です。

前回の九州大会から、今年の九州大会までの1年間の出来事を振り返りたいと思います。そして、最後に8月に大阪府岸和田市で行われる全日本大学フットサル選手権全国大会への想いを語りたいと思います。

週1回、部活動で身体作りの一環として、筋力トレーニングの日が定められた。
筋力がある訳ではないが筋力トレーニングは好きだったので、結構楽しみではあった。BIG3(10回×3セット)を毎週やっていると、段々と筋力がついてきたのが自分自身でも分かり、達成感もあった。
それと同時に練習前にはマネージャーさんに、体組成計で体脂肪率や筋肉量を測定してもらった。データとして、目で見て分かる成長具合が堪らなく好きだった。

正直、フットサルよりも筋力トレーニングが好きになっていた時もあったほどだ。ココウォークのジムにもほぼ毎日通っていた。それぐらい本当に筋力トレーニングが好きになった。休息を取る必要があったとは思うが、『自分には筋トレしかないな。』とちんぷんかんぷんな思い込みをしていたと思う。

周りから「ひさりょう、なんかゴツくなったな。」と言われ、「そんなことないよ」と言い返したが、内心すごく嬉しかった。
フットサルでも、前まで当たり負けしていたシーンでも少しずつ勝てるようになり、ボールキープできるようになった。
そして、ついに自身にとって初ゴールが県リーグ(vs Esferzo)で生まれた。
初めて得点を取ることが出来て、このうえなく嬉しかった。

去年のnoteでフットサルが好きかどうかわからないと書いたが、この時からフットサルが好きになった。試合には負けたけど、プレータイムが少しずつ増えてきて楽しかった。

そして3月に栃木で行われた地域CLで、チームは大学日本一に輝いた。全国大会で闘うメンバーの様子を応援していて、「トップの選手たちはやっぱりすごいな。」と、それ以上もそれ以下もない、本当にあっぱれだった。
観客席から見ていた俺に、「俺ももっと頑張らな。」と奮起させてくれる地域CLだった。

春休みの練習期間は、朝練終わりにりゅうく(#28)と一緒にライフフィット(24時間ジム)に行って、筋力トレーニングと体幹トレーニングをした。
4月からピヴォトレにも参加していて、その成果かどうかはわからないが、紅白戦でピヴォとして得点を決めることができて、とてもうれしかった。

順調に行っていた矢先、5月、自分にとっては大きな壁にぶつかった。
筋力はついたもののフットサルの技術は一向に上手くならず、フットサル3年目の僕は、入ってきた1年生にすぐに追い抜かれた。
練習では自分の技術ミスや連携が上手くいかず、練習が止まることも多くなった。

『試合に本気で勝ちたいし、トップにだって上がりたい。』気持ちだけが相まって、上手くいかない自分にイライラしてきて、好きだったフットサルが嫌いになった瞬間があった。
自分に嫌気がさして、無断で練習を休んだ。
本当に辞めたいと思い、5月末の県リーグの前に、キャプテンに「フットサル部を辞めようと思う。」と伝えた。
キャプテンは優しく自分のいいところを伝えてくれて、最後に「続けてほしい」と声をかけてくれた。
少し自分の中で考えて、このままダサい姿で終わるわけには行かないと思い、今も続けている。

自分が下級生の時に見ていた上級生のカッコいい姿を、今回は自分が下級生に示さないといけないのに、それが全く出来ておらず、本当に情けない半年間だったと思う。

「当たり前のことを当たり前にやる。」
「上級生として、あるべき姿を態度で示す。」

もう、自分に残されているのはこれしかないと思う。
九州大会では、受けたい自治体の教員採用試験の日程と被ってしまったため、参加することができなかった。
全国大会ではメンバーに入ることが出来ず、応援席からの応援になるが、
選手たちの後押しができるように声が枯れるまで精一杯応援したいと思う。
できることを、全力でやっていきたいと思う。
ここで結果を少しでも多く残したい。次は、必ずメンバー入りしたい。

#92 久富 稜(ひさとみ りょう)
学年:3年
学部:教育学部
出身校 / 出身地:日本大学高等学校 / 神奈川県

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