まだやれる（1年 #12 眞﨑 涼）

入部から半年が経過し、大きな期待を背負う新一年生。
これまでのサッカー・フットサルとの関わり、大学でFORZAを選択した動機、今後の目標を語ってくれました。
6人目は、#12眞﨑涼 (まざき りょう) です。

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こんにちは。1年の眞﨑涼です。
頑張って書いたので是非最後まで読んでいただきたいです。

まず、今までのサッカー人生について。

サッカーを始めたのは、小3の頃。
始めた頃は何も考えずに転がってきたボールを思いっきり前に蹴っ飛ばす。そんなサッカーをしていた。小学生の間は特に悩むこともなく、順調にサッカー漬けの日々を送っていた。
幸いチームメイトには優秀なタレントが揃っていたので、様々な大会で優勝を経験することができた。きっとチームスポーツの楽しさに気が付いたのはここだっただろう。優勝して抱き合い、嬉し涙を流す。あの瞬間のあの感覚は今になっても忘れられない。
そんな順調な小学校でのキャリアでも、「プロのサッカー選手になりたい」とは思い浮かばなかった。U12としての最後の大会は怪我で出場を断念し、後味の悪い終わり方をしてしまった。

中学に上がるタイミングで、自分のプレーする環境は大きく変化した。与えられた選択肢は、クラブチームか部活か。ほとんどのメンバーはクラブチームを選んだ中で、私にはサッカーだけ出来てもという考えがあり、それを貫き部活を選んだ。
嬉しいことに部活の顧問から大いに期待され、3年間ずっと試合に出続け、たくさん点を取り、ずっと輝き続けた。
部活なんかと小馬鹿にしてくる奴らもいたが、間違いなくこの選択は正しかったと今なら胸を張って言える。中学の最後はここ数年で１番いい成績を残し、引退するときには顧問から「ここ数年で１番いいキャプテンだった。部活に入ってくれてありがとう。」こんな言葉をもらった。頑張ってよかったと思えた。この言葉が、高校サッカーでも頑張る糧になったと思う。

高校も勉強で選び、入学。もちろんサッカーは続けた。ここでも高1の頃から期待され、試合に出始めたのは誰よりも早かった。順調だと思っていた。迎えた高3。高校サッカー最後の1年間で自分に与えられた立場は、副キャプテンだった。
選ばれただけにかなり気合いが入っていたが、ここで初めてチームメイトと衝突した。原因は熱量の差。高みを目指して本気で取り組んでいたのはほんの数人で、そんな人のやる気まで喪失させるような雰囲気の時だってあった。言い争いなんか数えきれないほどした。辛かった。でも、周りに合わせて自分を下げることはしなかった。
最後の大会が近づくにつれ、ようやく一つになるチーム。迎えた最後の大会。負ければ引退のかかる試合で、自分は最後までピッチに残ることはできなかった。チームは敗退。どこかまだ燃え尽きていないような、そんな気がしていた。でも、引退するときには「本気で部活をするのはこれが最後だろうな」なんて考えていた。

高校サッカーから引退して、長崎大学に入学。FORZAの存在を知ったのは、同じ学科の松尾からのお誘いだった。
新歓には行けなかったが、練習に一度参加させてもらった。そこでの先輩の優しさや雰囲気の良さなど、入部したいと思える理由はいくつもあったが、最も大きかったのは消えかけていたスポーツに対する熱い気持ちに再び火が付いた気がして、ここならもう一度本気で取り組める環境があるんじゃないかと思ったこと。
また、昔から大きな夢を語ることが苦手だった自分にとって、「大学日本一」というその言葉が素直にカッコよく思えたのだ。この熱い気持ちが冷める前にと思い、入部に踏み切った。

そして、これからの目標について。

一番の目標は、トップチームで試合に出続ける選手になること。
このnoteを書きながら入部してからの半年を振り返ると、明らかに怪我が多く、復帰してもただただチームの足を引っ張っている奴でしかなく、自分の居場所はどこにあるんだろうなんてことを考えていた。
怪我だけでなく、最近感じるのがポテンシャルの差。嫉妬するほどの能力を持ち合わせている、同い年、同じポジションの岩崎（#19）の活躍はとてつもない刺激になる。
だが、ポテンシャルなんかを言い訳にしていても仕方がない。正直、自分に足りていないものや周りと比べて劣るものを探せば尽きることはないから、足りていないものを補う努力は人一倍しながら、「異なり」で勝負していけたらと思う。
自分より輝いているやつを目指し、そいつを追い越す。それも素晴らしいことだと思うが、そいつと異なることで自分の方が輝ける。

「優れるな、異なれ！」
左利きの自分にとって一番響くこの言葉を胸に、失敗を恐れず前に突き進もうと思う。

ここからのし上がってみせます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

#12 眞﨑 涼（まざき りょう）
学年 : 1年
学部 : 工学部
出身校 / 出身地 : 福岡県立伝習館高等学校 / 福岡県