目標達成のポイントとは
フォーバルの赤羽です。現在コンサルティング事業推進本部で副部門長兼コンサルタントとして活動しています。
外部要因の大きな変化などで中小企業の経営者から、これからの営業について相談されることが増加している点を踏まえ、自らの経験と現場の声などを踏まえた内容を紹介しています。
※過去3回の記事はこちらから
今回は「目標達成のポイントとは 」と題して、以下にまとめました。1つでも悩み解決のヒントになりましたら幸甚です。
2020年の目標は?
今年もあと1ヶ月で終わろうとしています。振り返れば新型コロナという人類の脅威を戦い続けた壮絶な年、世界史の1ページを刻むのではないでしょうか。まだまだ気は許せない日が続きますが、くれぐれも三密には気をつけて日々を過ごしてください。
12月は1年を振り返るタイミングでもあります。ところで皆さんは毎年、年始に立てた目標を覚えていますでしょうか。健康のこと、家族のこと、仕事のこと、お金のこと、、、なにか1つくらいは胸に秘めて1年をスタートしますよね。また思うだけでなく、初詣で神社やお寺で手を合わせて誓った人、お正月のテレビを観ながら家族に宣言した人、、、のように、胸に秘めるだけでなく公言した人もいることでしょう。また公言するだけでなく、それらを手帳やカレンダーに書いた人、書初めをした人、、、実際に書き出してみた人もいることでしょう。目標を覚えているか、という問いに対して、最初の胸に秘めた人、口に出して宣言した人、文字に書いてみた人、さあこの3人の中で一番目標が達成する確率が高い人は誰でしょうか。お分かりの通り、文字に書いてみた人、に決まっていますよね。
当社小林が書いたコラムのなかで「3つのYES」と言うのがあります。
書いてある通り、目標は「書いた」方が達成率は高くなります。野球のイチローや大谷翔平、サッカーの本田圭佑、ゴルフの石川遼、など、アスリートが小学生に書いた時の作文がネット検索で出てきますが、みな将来の夢を具体的に書いています。そして全員が書いた通りの人生になっているのです。そこから言えるのは「人間は目標がいつも見える状態にしておくとその通りになる確率が高い」というのは間違いのないことなのでしょう。
デジタルツールで目標の見える化
今年の私の目標は「月に100キロ走る」でした。1月と2月は未達でしたが、コロナ禍で時間に余裕が出来たこともあり、3月以降はなんとか目標をキープしています。このままならなんとか年間目標も達成しそうです。なぜ目標にキャッチアップできたかというと、実はアプリの力なのです。今のランニングアプリはGPSで走った距離を記憶してくれるだけでなく、目標に対しての残りの距離や、応援機能、サボり気味になってきたときのアラートなど、年始に立てた目標を忘れないようにいつでも目に飛び込んでくる仕掛けが沢山ついています。アプリに励まされながらなんとか目標が見えてきた、というのが正直なところです。デジタルによる見える化の力って大きいですね。
目標を貼り出してはいるが、、、
会社の場合はどうでしょうか。普通の会社はどこでも年間目標を立てます。会社は個人ではなく“法人”であり、思いを共有するためにも具体的な目標が必ず必要です。そしてそれらを社内の見えるところに飾っている会社が多いです。また目標を達成させるための実行計画をセットで策定することもほとんどの会社がやっていることでしょう。目標を立て、実行計画に従って活動している。しかしなぜか成長している会社とまったく成長していない会社がある、これはどうしてでしょうか。
目標設定の仕方にポイントがある!
ビジネスの世界において、目標がKGIなら、実行計画に沿って管理していくものがKPI。昨今ではKPI管理の重要性が叫ばれており、KPIをしっかり管理すればKGIに必ずたどり着く、というように言われています。しかし私はあえて目標設定=KGI設定の方が重要だと考えます。すなわち成長していない会社は、“目標の立て方”に問題があるように思われます。目標の立て方は各社さまざまです。前年度を参考に立てる、お客様からの需要予測を元に立てる、発生するコストに見合った目標を立てる、などなど。しかしこれらの目標の立て方はどれもNGです。実は目標の立て方にはポイントがあります。そのポイントをしっかり抑えないと、いつまで経っても会社は成長していかず、今のレベルのままです。だって目標はなんのために立てるのですか。会社のあるべき姿に近づくために立てるのですよね。そこを無視した目標を立てたところでいつまでたっても会社の成長はないのです。
今回「営業組織の構築」という動画を取りました。その中で「目標計画」という動画があります(5分くらいの短い動画です)。目標の立て方のポイントを話していますので是非ご覧ください。
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